月例26の細月と金星が接近して東の空から昇って来るこの日の未明は以前から狙っていた景色で、さらにそのすぐ近くにはカタリナ彗星も飛んでいる。うまくすればこの3つを一緒に撮影できるのではないかという目論見で、未明3時に起床して朝霧高原に出かけた。場所は道の駅あたりで良いはずだが、到着すると既に数人のカメラマンが陣取っており別の場所を探すが場所探しに手間取ってしまい、カメラをセットした頃にはもう富士山の山頂に金星が昇って来てしまっていた。大急ぎで撮影を始めるが電池残量が少なかったり、追尾装置ナノトラッカーの接続コードがうまくセットできなかったりとバタバタ状態となり、あっという間に月が昇って来てしまう。なんとかカタリナ彗星も捉えることは出来たものの、予想以上に月が明るく私の持っているレンズではゴーストが出まくってしまう。

カメラをセットした時にはもう金星が富士山頂に昇って来ていた。左側にうっすらとボヤけた緑色の光がカタリナ彗星。

金星、月の出、そしてカタリナ彗星。光っている月の部分は地球照の輝き。(細い月の暗い部分も感度を上げるとこのように明るく写る。)

細い月の明るい部分が昇ったところ。ゴーストが出まくってしまう。

同上。

もう1台のカメラに広角レンズを装着して撮影した月と金星。
富士山山頂から月と金星が離れたところでナノトラッカー装着して追尾する。修理したはずのナノトラッカーだが、そもそも広角レンズの追尾用に設計されたもので、やはり200㎜のレンズを装着すると正確には追尾してくれない。シャッタースピード10秒で連写にしてしばらく追いかけてみる。

月をカットした視野で追尾。Tv10sec, Av2.8, Iso3200 なんとか彗星の形が捉えられる。

上記画像10枚を加重加算した画像。

上記をトリーミングした画像。大きく角度を開いた2本の尾がかろうじて見える。上に伸びるのがイオンテイル、下に伸びるのがダストテイル。

同様に加算処理を行った別画像。

月と金星を入れた視野で撮影したもの。月のゴーストが出過ぎて思ったような写真は撮れず。

もう1台のカメラで75㎜で捉えた画像。ゴースト抑制のために月を視野の真ん中に持って来たが、やはり月が明る過ぎて彗星の写りは悪い。白い線は人工衛星。

午前6時、薄明の空となり彗星の写りは悪くなる。本日ここまで。
朝霧高原から精進湖に移動し、日の出の撮影をしようと目論んだが精進湖湖畔は霧が立ち込めて何も見えず。日の出の頃まで待ったが富士山は姿を現すことが無く、撤退となった。

朝の精進湖。霧に巻かれて何も見えず。
なんとかカタリナ彗星を撮影することは出来たものの、予想以上に月が明るかったため満足な撮影にはならず。天候と機会を見て再挑戦したい。

カメラをセットした時にはもう金星が富士山頂に昇って来ていた。左側にうっすらとボヤけた緑色の光がカタリナ彗星。

金星、月の出、そしてカタリナ彗星。光っている月の部分は地球照の輝き。(細い月の暗い部分も感度を上げるとこのように明るく写る。)

細い月の明るい部分が昇ったところ。ゴーストが出まくってしまう。

同上。

もう1台のカメラに広角レンズを装着して撮影した月と金星。
富士山山頂から月と金星が離れたところでナノトラッカー装着して追尾する。修理したはずのナノトラッカーだが、そもそも広角レンズの追尾用に設計されたもので、やはり200㎜のレンズを装着すると正確には追尾してくれない。シャッタースピード10秒で連写にしてしばらく追いかけてみる。

月をカットした視野で追尾。Tv10sec, Av2.8, Iso3200 なんとか彗星の形が捉えられる。

上記画像10枚を加重加算した画像。

上記をトリーミングした画像。大きく角度を開いた2本の尾がかろうじて見える。上に伸びるのがイオンテイル、下に伸びるのがダストテイル。

同様に加算処理を行った別画像。

月と金星を入れた視野で撮影したもの。月のゴーストが出過ぎて思ったような写真は撮れず。

もう1台のカメラで75㎜で捉えた画像。ゴースト抑制のために月を視野の真ん中に持って来たが、やはり月が明る過ぎて彗星の写りは悪い。白い線は人工衛星。

午前6時、薄明の空となり彗星の写りは悪くなる。本日ここまで。
朝霧高原から精進湖に移動し、日の出の撮影をしようと目論んだが精進湖湖畔は霧が立ち込めて何も見えず。日の出の頃まで待ったが富士山は姿を現すことが無く、撤退となった。

朝の精進湖。霧に巻かれて何も見えず。
なんとかカタリナ彗星を撮影することは出来たものの、予想以上に月が明るかったため満足な撮影にはならず。天候と機会を見て再挑戦したい。