やや雲の多い空だったが、本栖湖のライブカメラを見ると富士山が雲を纏いながらも現れていた。これならばいける!そう確信して南部町の佐野峠に向かう。この日は佐野峠でパール富士が見られる日で、しかもほぼ日没ジャストの時間で月が富士山山頂に現われるはずだ。夕焼けで赤く染まった富士山の上に出る金色の月をイメージしながら車を走らせるが、南に行くほど雲が多くなり、南部町に入った頃には空の7割くらいが雲に覆われてしまっている。果たしてパール富士は見られるのだろうか?一抹の不安がよぎる。
細い林道を対向車が来ないことを祈りつつ佐野峠に到着すると、既に3台ほど車が止まっており撮影の準備をしていた。装備から見てかなりの達人ばかりだ。私のカメラとレンズが茶地に見える。一時は山頂部分を現した富士山だったが、やがて雲に巻かれてしまいその後は全く姿を現さない。
一時は姿を現した富士山だったが・・・
その後はずっと雲の中。
これは厳しい・・・
待っているとその後天体望遠鏡のような凄いレンズを搭載したカメラマンがやって来た。興味津々、いろいろと話を伺わせていただいた。セットした2台のうち1台は600㎜、もう1台は300㎜ほどの焦点距離で、通常は天体望遠鏡として使うものだが絞りやレデューサーといういくつかの部品を追加して使っているそうだ。パソコンで画像も見せていただいたが、その解像度が凄い!考えていることは私と似ていて、彗星やオリオン座大星雲を富士山と一緒に撮影しようと試みているそうだ。しかし、これだけの装備をもってしても追尾無しで彗星の尾を描出するのは難しいらしい。今後の星の撮影に大いに参考になった。
さて、撮影場所は佐野峠で良いのだが、三石林道のほうを見ると杉の伐採が進んで展望が良くなっていた。ゲートがあって車は入れないのだが、歩いて行ってみると抜群の眺望が得られるようになっていた。機材を担いでそちら側に移動する。距離にして100m少々くらいだ。パール富士の時間になったが富士山は姿を現さない。待っていると、ピンク色に染まった富士山が少しずつ雲間から現れ始めた。そしてようやく山頂が見えるようになり、200㎜レンズ視野でなんとか月と富士山を捉えることができた。
雲の切れ間から姿を現し始めた富士山
月も見えてきた。
夕焼けの富士に昇る金色の月
同上
ほんの1分ほどの差で富士山頂に輝くパール富士は見られなかったが、ひとまずは見られただけでもラッキーである。自然相手の撮影はこんなもの、遠方から撮影に来られている方もおり、その情熱には頭が下がる。天体望遠鏡での風景撮影は出来ないであろうと思っていたのだが工夫すれば撮れることがわかり、月以上にこの日の収穫は大きかった。
細い林道を対向車が来ないことを祈りつつ佐野峠に到着すると、既に3台ほど車が止まっており撮影の準備をしていた。装備から見てかなりの達人ばかりだ。私のカメラとレンズが茶地に見える。一時は山頂部分を現した富士山だったが、やがて雲に巻かれてしまいその後は全く姿を現さない。
一時は姿を現した富士山だったが・・・
その後はずっと雲の中。
これは厳しい・・・
待っているとその後天体望遠鏡のような凄いレンズを搭載したカメラマンがやって来た。興味津々、いろいろと話を伺わせていただいた。セットした2台のうち1台は600㎜、もう1台は300㎜ほどの焦点距離で、通常は天体望遠鏡として使うものだが絞りやレデューサーといういくつかの部品を追加して使っているそうだ。パソコンで画像も見せていただいたが、その解像度が凄い!考えていることは私と似ていて、彗星やオリオン座大星雲を富士山と一緒に撮影しようと試みているそうだ。しかし、これだけの装備をもってしても追尾無しで彗星の尾を描出するのは難しいらしい。今後の星の撮影に大いに参考になった。
さて、撮影場所は佐野峠で良いのだが、三石林道のほうを見ると杉の伐採が進んで展望が良くなっていた。ゲートがあって車は入れないのだが、歩いて行ってみると抜群の眺望が得られるようになっていた。機材を担いでそちら側に移動する。距離にして100m少々くらいだ。パール富士の時間になったが富士山は姿を現さない。待っていると、ピンク色に染まった富士山が少しずつ雲間から現れ始めた。そしてようやく山頂が見えるようになり、200㎜レンズ視野でなんとか月と富士山を捉えることができた。
雲の切れ間から姿を現し始めた富士山
月も見えてきた。
夕焼けの富士に昇る金色の月
同上
ほんの1分ほどの差で富士山頂に輝くパール富士は見られなかったが、ひとまずは見られただけでもラッキーである。自然相手の撮影はこんなもの、遠方から撮影に来られている方もおり、その情熱には頭が下がる。天体望遠鏡での風景撮影は出来ないであろうと思っていたのだが工夫すれば撮れることがわかり、月以上にこの日の収穫は大きかった。