かつては渓谷の岩壁にたくさん咲いていただろう花を探しに八ヶ岳の某谷に入ってみた。盗掘により現在は激減しており、見つけることは容易では無くなってしまっている。目撃情報をいただいているが、数はかなり少ないらしい。
途中の草地にはアヤメが咲いていた。この辺りも鹿の食害が酷いようで、ススキと笹の野原に変わりつつある。
ウツボグサがたくさん。
以前からあちらこちらの山で見かけてはいたがなかなか名前がわからなかった花。カワラマツバ(アカネ科ヤエムグラ属)。
登山道の脇に咲いていた花。イヌゴマかと思っていたが少し様子が違う。
登山道を外れて林の中を探すとたくさん咲いていた。
花はイヌゴマに似ているが葉の形が全く違う。ネットで調べてみるとこれはどうやらミヤマタムラソウ(別名ケナツノタムラソウ)らしい。(シソ科アキギリ属)
普通に見かけるサワギクだがこれだけ咲いていると圧巻。
サワギクの大群落。
花弁が細かく切れ込んでいるこのナデシコはタカネナデシコ。
コオニユリとミヤマカラマツのコラボレーション
さて、尾根筋の登山道からいよいよ沢に降り立ち、岩壁を見上げながら花を探す。これからが本番である。
イワキンバイ
コキンレイカ、別名ハクサンオミナエシ
トリアシショウマ
イワシャジンがもう咲くのか?と思ったが・・・良く見れば花の形も葉も違う。
鐘型の花冠で花柱が長く、葉はイワシャジンほど長く無く鋸歯がついている。さらに針型の萼には鋸歯がついている。これはヒメシャジン(キキョウ科ツリガネニンジン属)。
こんな岩壁に咲いていると思うのだが・・・
ズームをかけて岩壁を覗き込むが居ない。
紫色の花を見つけたが、これもヒメシャジン。
やや湿った岩壁にはクモイコザクラの葉がたくさん生着していた。
こんな渓谷の岩壁に生着していると思うのだが・・・
盗掘を逃れてどこかで生き残っていてくれることを願う。
支脈の沢や岩壁も探してみたが見つからない。時間は午後4時を過ぎてしまい、撤退となる。結局咲いているのが見つかったのは一株だけだった。その岩壁も念入りに探したつもりだがこの一つだけ、しかし周辺に花を付けていない葉が数株出ていることが救いかも知れない。
見つかったのはこの一株だけ。
見つかっただけでも良かったのかも知れない。盗掘により激減してしまったこの美しいラン。
この谷のどこかで元気に生き残ってくれていることを願う。
もっとたくさん咲いていることを期待していただけに今回の花探しは敗退感が強かった。昨年数ヶ所で生育しているのを確認した御坂山塊とはだいぶ環境が違うので、この谷で元気に咲いているのも見ておきたかったのだがちょっと残念であった。
帰り際に見たオオバギボウシと富士山。
途中の草地にはアヤメが咲いていた。この辺りも鹿の食害が酷いようで、ススキと笹の野原に変わりつつある。
ウツボグサがたくさん。
以前からあちらこちらの山で見かけてはいたがなかなか名前がわからなかった花。カワラマツバ(アカネ科ヤエムグラ属)。
登山道の脇に咲いていた花。イヌゴマかと思っていたが少し様子が違う。
登山道を外れて林の中を探すとたくさん咲いていた。
花はイヌゴマに似ているが葉の形が全く違う。ネットで調べてみるとこれはどうやらミヤマタムラソウ(別名ケナツノタムラソウ)らしい。(シソ科アキギリ属)
普通に見かけるサワギクだがこれだけ咲いていると圧巻。
サワギクの大群落。
花弁が細かく切れ込んでいるこのナデシコはタカネナデシコ。
コオニユリとミヤマカラマツのコラボレーション
さて、尾根筋の登山道からいよいよ沢に降り立ち、岩壁を見上げながら花を探す。これからが本番である。
イワキンバイ
コキンレイカ、別名ハクサンオミナエシ
トリアシショウマ
イワシャジンがもう咲くのか?と思ったが・・・良く見れば花の形も葉も違う。
鐘型の花冠で花柱が長く、葉はイワシャジンほど長く無く鋸歯がついている。さらに針型の萼には鋸歯がついている。これはヒメシャジン(キキョウ科ツリガネニンジン属)。
こんな岩壁に咲いていると思うのだが・・・
ズームをかけて岩壁を覗き込むが居ない。
紫色の花を見つけたが、これもヒメシャジン。
やや湿った岩壁にはクモイコザクラの葉がたくさん生着していた。
こんな渓谷の岩壁に生着していると思うのだが・・・
盗掘を逃れてどこかで生き残っていてくれることを願う。
支脈の沢や岩壁も探してみたが見つからない。時間は午後4時を過ぎてしまい、撤退となる。結局咲いているのが見つかったのは一株だけだった。その岩壁も念入りに探したつもりだがこの一つだけ、しかし周辺に花を付けていない葉が数株出ていることが救いかも知れない。
見つかったのはこの一株だけ。
見つかっただけでも良かったのかも知れない。盗掘により激減してしまったこの美しいラン。
この谷のどこかで元気に生き残ってくれていることを願う。
もっとたくさん咲いていることを期待していただけに今回の花探しは敗退感が強かった。昨年数ヶ所で生育しているのを確認した御坂山塊とはだいぶ環境が違うので、この谷で元気に咲いているのも見ておきたかったのだがちょっと残念であった。
帰り際に見たオオバギボウシと富士山。