6年ほど前からアヤメが咲く季節のほぼ定番となっている櫛形山である。特に裸山のアヤメが再生しつつある過程はほぼ定点からの撮影でその様子を写真データとして記録してきている。今後の変化を予測するため、さらに他の場所の植生がどのように変化して行くかを予測するために重要なデータであると思っている。なのでアヤメが咲くこの季節の櫛形山は絶対に外せない訪問場所のひとつなのである。
いろいろとコースを考えたのだが、気になっている南側の管理歩道を歩くには定番の池の茶屋から歩くのが時間的に最も有利である。9時に池の茶屋に到着すると予想していた通りに駐車場は満車で路上まで駐車されており、脇道の林道に車を止めて出発する。

草の生い茂る池の茶屋の保護柵の中。もうすぐ咲きそうなクガイソウ。

保護柵の中だというのに食害の跡があり鹿道らしきものも見られる。柵のどこかに破損があるようだ。

櫛形山への登り道。またバイケイソウが増えたように見える。道標を右に曲がって管理歩道に入る。

サルオガゼのついたカラマツ林が美しい。

普通のマムシグサ

種になったセリバオウレン。葉は地面の近くにある小さな葉で、周辺の大きな葉はトリアシショウマだと思う。

コバノイチヤクソウ(右)とズダヤクシュ(左)

イワキンバイ

タカネグンナイフウロ

タカネグンナイフウロとサルオガゼ。霧が湧いて良い雰囲気で撮れたと思う。

気になっていたのがこの花。アオチドリ。

昨年食害に遭っているのを確認していた。今年は株数が半分以下に激減しており残った株も食害に遭っている。おそらく数年で消滅するだろう。

もう1ヶ所見ておきたかったのがこのクサタチバナ群落。

クサタチバナ平と勝手に命名している。今年は立ち枯れしている株が多く花があまり咲いていない。

圧巻だった昨年に比べると寂しい花付きである。

バラボタン平のマルバタケブキ。ここのマルバタケブキが食べられている。よほど食べ物が無くなっていると思われる。

花の終わったユモトマムシグサ。櫛形山で見かけるのはこれと先ほどのマムシグサの2種類である。
普通に歩けば管理歩道を使ったとしても2時間半もあれば裸山に到着するであろうが、バリアンスルートを歩いてしかも右往左往して登って来たため4時間近くかかって午後1時にようやく裸山に到着である。たくさんの登山者が次々にやって来て、裸山の保護柵が設置されてからの植生の変化やアヤメの復活の様子について解説したりしているとあっという間に時刻は2時になってしまった。しゃしゃり出て登山者に解説するのはいかがなものかと思ったのだが、それなりに皆さん納得していただいたようで、「ありがとう」という言葉を複数の方からいただいた。

ほぼ定点撮影の裸山のアヤメ。

昨年に比べると若干花数が少ないように感じるが、花を咲かせていない葉はさらに増えているように感じる。

新たに囲われた山頂側の斜面はまだキンポウゲやテガタチドリがたくさん咲いている。いずれはアヤメが主体の斜面に変わって来るだろう。

エゾノタチツボスミレの白花。もう咲き終わりである。

別角度から見る保護柵の中。クガイソウがたくさん生えており時期が変わると今度はクガイソウの青いお花畑になるのだろう。

山頂側の斜面もだいぶアヤメが増えてきた。

裸山山頂。相変わらず霧が巻いて景色は見えない。
ここ数年の裸山の植生変化から見ておそらくアヤメが増えてきているだろうとは思っていたが、花数だけを見れば昨年よりも若干少ないように見える。しかし、アヤメ以外のテガタチドリやキンポウゲは減少しており、アヤメが勢力を強めていることは確実であろう。さらに遅れて保護柵が設置された山頂側の斜面も次第にアヤメが勢力を増しており3年後にはアヤメ主体の斜面となっていることが予想される。
予定では12時裸山だったのだが2時間も予定時間をオーバーしてアヤメ平に向かうことになってしまった(後編に続く)。
いろいろとコースを考えたのだが、気になっている南側の管理歩道を歩くには定番の池の茶屋から歩くのが時間的に最も有利である。9時に池の茶屋に到着すると予想していた通りに駐車場は満車で路上まで駐車されており、脇道の林道に車を止めて出発する。

草の生い茂る池の茶屋の保護柵の中。もうすぐ咲きそうなクガイソウ。

保護柵の中だというのに食害の跡があり鹿道らしきものも見られる。柵のどこかに破損があるようだ。

櫛形山への登り道。またバイケイソウが増えたように見える。道標を右に曲がって管理歩道に入る。

サルオガゼのついたカラマツ林が美しい。

普通のマムシグサ

種になったセリバオウレン。葉は地面の近くにある小さな葉で、周辺の大きな葉はトリアシショウマだと思う。

コバノイチヤクソウ(右)とズダヤクシュ(左)

イワキンバイ

タカネグンナイフウロ

タカネグンナイフウロとサルオガゼ。霧が湧いて良い雰囲気で撮れたと思う。

気になっていたのがこの花。アオチドリ。

昨年食害に遭っているのを確認していた。今年は株数が半分以下に激減しており残った株も食害に遭っている。おそらく数年で消滅するだろう。

もう1ヶ所見ておきたかったのがこのクサタチバナ群落。

クサタチバナ平と勝手に命名している。今年は立ち枯れしている株が多く花があまり咲いていない。

圧巻だった昨年に比べると寂しい花付きである。

バラボタン平のマルバタケブキ。ここのマルバタケブキが食べられている。よほど食べ物が無くなっていると思われる。

花の終わったユモトマムシグサ。櫛形山で見かけるのはこれと先ほどのマムシグサの2種類である。
普通に歩けば管理歩道を使ったとしても2時間半もあれば裸山に到着するであろうが、バリアンスルートを歩いてしかも右往左往して登って来たため4時間近くかかって午後1時にようやく裸山に到着である。たくさんの登山者が次々にやって来て、裸山の保護柵が設置されてからの植生の変化やアヤメの復活の様子について解説したりしているとあっという間に時刻は2時になってしまった。しゃしゃり出て登山者に解説するのはいかがなものかと思ったのだが、それなりに皆さん納得していただいたようで、「ありがとう」という言葉を複数の方からいただいた。

ほぼ定点撮影の裸山のアヤメ。

昨年に比べると若干花数が少ないように感じるが、花を咲かせていない葉はさらに増えているように感じる。

新たに囲われた山頂側の斜面はまだキンポウゲやテガタチドリがたくさん咲いている。いずれはアヤメが主体の斜面に変わって来るだろう。

エゾノタチツボスミレの白花。もう咲き終わりである。

別角度から見る保護柵の中。クガイソウがたくさん生えており時期が変わると今度はクガイソウの青いお花畑になるのだろう。

山頂側の斜面もだいぶアヤメが増えてきた。

裸山山頂。相変わらず霧が巻いて景色は見えない。
ここ数年の裸山の植生変化から見ておそらくアヤメが増えてきているだろうとは思っていたが、花数だけを見れば昨年よりも若干少ないように見える。しかし、アヤメ以外のテガタチドリやキンポウゲは減少しており、アヤメが勢力を強めていることは確実であろう。さらに遅れて保護柵が設置された山頂側の斜面も次第にアヤメが勢力を増しており3年後にはアヤメ主体の斜面となっていることが予想される。
予定では12時裸山だったのだが2時間も予定時間をオーバーしてアヤメ平に向かうことになってしまった(後編に続く)。