山梨県でこの琥珀色のランに出会うのはなかなか難しい。今回は八ヶ岳の長野県側に足を延ばして探しに出かけてみた。既に花仲間がこの花を探し当ててきており、私よりも先行して入山している。仕事を片付けてから出発した私は数時間遅れてスタートするが、自力で発見できなくても先行したメンバーが折り返して下山して来る途中で出会えるはずだ。

小雨が時折降る中を笠を持って入山する。目を引いたのがこの髭のような細い葉の小さな白い花。

イトイ(イグサ科 イグサ属)。湿っぽい岩壁にたくさん咲いていた。

花の終えたヒメムヨウラン

まだ咲いていないキソチドリが登山道脇にたくさん出ていた。

そのキソチドリと一緒にお目当ての花が咲いていた。
こんな感じのところ・・・と苔の生えている斜面を覗き込みながら歩いているとお目当ての琥珀色のランに出会うことが出来た。想像していたよりも背が高くて花がたくさん付いており、最初はコケイランかと見間違えるほどの大きな株だった。この株の写真を撮っていると先行した仲間たちが下山してきたところに出くわし、さらにその上にある生育場所を案内していただくことが出来た。

2株並んで咲いていた。琥珀色の花は景色に溶け込んで探しにくいが筋の入ったスラリとした葉は見つけやすい。

想定していたよりも個体数は多かった。

琥珀色のラン。花期は少し過ぎていた。

こんな背高ノッポの株にも出会えた。

唇弁の赤紫色の斑点がアクセントを添えている地味に美しい花。
数株見られれば上出来と思っていたのだが今年は当たり年なのか10数個体に出会うことが出来た。葉の数を含めると30個体くらい確認することが出来、この場所は今の環境が保てるならば生育して行くには十分な個体数であろうと思われる。しかし、10年くらい前にこの場所を訪れたランに詳しい方の話を伺ってみたところ、かつては100個体くらい見られたそうで、数は減少しているのであろう。確かに笹が茂っている場所も多く見かけられ、一部は笹に飲まれつつあるうえに山の斜面に続いている鹿道もたくさん見られる。今後の植生の変化が心配な場所でもある。

小雨が時折降る中を笠を持って入山する。目を引いたのがこの髭のような細い葉の小さな白い花。

イトイ(イグサ科 イグサ属)。湿っぽい岩壁にたくさん咲いていた。

花の終えたヒメムヨウラン

まだ咲いていないキソチドリが登山道脇にたくさん出ていた。

そのキソチドリと一緒にお目当ての花が咲いていた。
こんな感じのところ・・・と苔の生えている斜面を覗き込みながら歩いているとお目当ての琥珀色のランに出会うことが出来た。想像していたよりも背が高くて花がたくさん付いており、最初はコケイランかと見間違えるほどの大きな株だった。この株の写真を撮っていると先行した仲間たちが下山してきたところに出くわし、さらにその上にある生育場所を案内していただくことが出来た。

2株並んで咲いていた。琥珀色の花は景色に溶け込んで探しにくいが筋の入ったスラリとした葉は見つけやすい。

想定していたよりも個体数は多かった。

琥珀色のラン。花期は少し過ぎていた。

こんな背高ノッポの株にも出会えた。

唇弁の赤紫色の斑点がアクセントを添えている地味に美しい花。
数株見られれば上出来と思っていたのだが今年は当たり年なのか10数個体に出会うことが出来た。葉の数を含めると30個体くらい確認することが出来、この場所は今の環境が保てるならば生育して行くには十分な個体数であろうと思われる。しかし、10年くらい前にこの場所を訪れたランに詳しい方の話を伺ってみたところ、かつては100個体くらい見られたそうで、数は減少しているのであろう。確かに笹が茂っている場所も多く見かけられ、一部は笹に飲まれつつあるうえに山の斜面に続いている鹿道もたくさん見られる。今後の植生の変化が心配な場所でもある。