山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

今度こそ渓谷に咲くキツネノカミソリ 石空川渓谷  令和1年9月1日

2019年09月02日 | 山に咲く花
 8月下旬に沢沿いで見てきたキツネノカミソリと思っていた花はオオキツネノカミソリと判明した。では山梨県絶滅危惧種Ⅱ類のキツネノカミソリはどこにあるのだろうか?さっそく花仲間が見つけてきて連絡をいただいたので見に行ってみた。


    橋を渡る。


    ダムが見える。


    駐車場周辺は主にゲンノショウコが咲いていたが遊歩道の中に入るとコフウロが咲いていた。


    花の付き方が少なくて華奢に見えるのでカノツメソウ・・・だと思っていたが・・・


    葉があまり細く無く、ヤマゼリのほうかも知れない。


    2段の滝に橋が架かる。


    橋と滝。よくぞこれだけのルートを整備したものである。


    咲き残りのイワタバコが一輪


    三の滝


    滝の脇に咲く白い花


    シラヒゲソウ。危険な場所で、とてもではないが近付けない。200㎜望遠レンズで撮影。


    2又に分かれたこの奇妙な葉っぱはギンバイソウ。花は咲かなかったようだ。


    オクモミジハグマに似ているが葉っぱがハート形。これはいったい何?


    清涼な沢の流れ。


    滝見台に到着。


    精進ヶ滝

 お目当ての花は場所を聞いてあったことと目立つ色の花なので容易に見つかった。聞いていた通り、この花は雄しべの長さが先日見てきたオオキツネノカミソリに比べて短く、キツネノカミソリと見て良さそうである。花の大きさ自体はあまり変わらないように見えるが花弁はやや細いように感じる。


    教えていただいた情報通りに出会えました。


    オオキツネノカミソリに比べて少し花弁が細く華奢に見える。


    雄しべの長さは花弁と同じくらいかやや短い。


    これはキツネノカミソリと見て良いだろう。


    こんな花にも出会えた。


    マネキグサ


    山梨県での生育地は1ヶ所しか知らなかったので嬉しい出会いとなった。


    落花したオニノヤガラ


    落ち葉が積もった湿った薄暗い森の中。環境的に居るのではないかと探してみたら顔を出していた。


    ミヤマツチトリモチ。ほとんどキノコのように見えるがこれでも絶滅危惧種の花。


    フォッサマグナの露岩


    河原を探してみるとやっぱり咲いていた。オオビランジ。


    もちろん花筒に毛は生えていないのだが確認したかったのは花柄の部分。予想では毛が生えていないだろうと思っていたのだが微妙に生えている。ではビランジとの決定的な違いは何?

 これで懸案だったキツネノカミソリに出会うことが出来た。場所によっては山梨県内で群生しているところもあるらしいのだが、いずれ見られる日が来ると思う。マネキグサとミヤマツチトリモチが見つかったことは新しい生育地の発見ということになるのだろう。

 普通に歩けば滝見台まで40分でルートが良く整備されたハイキングコースであるのだが、今回は4時間という長時間をかけて滝見台まで登った。撮影だけでこれほどの時間を要することは無いのだが、いったい何をやっていたのか?次回の新たなる挑戦に続く。


コメント (3)
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草原の外に咲く花たち 乙女高原  令和1年8月31日

2019年09月02日 | 山に咲く花
 乙女高原の魅力は保護策の中だけではなく、外にある樹林帯の中にも様々な花が咲くことである。


    林道を走りながら目についたこの紫色の花。


    カワミドリ。絶滅危惧種では無いがあまり見かけない花。ここで出会えるとは思ってもいなかった。


    こちらもよく目立つ黄色い花


    マルバタケブキ


    近くにはこの花もたくさん咲いていた。


    メタカラコウ


    道路の傍らに咲いていた花。


    クルマバナ。草原で普通に見かける可愛らしくて綺麗な花。


    以前からこの草原の外で見かけているが正体が不明だった花。少し尖った三つ葉を持つキジムシロに似た花。


    ミツモトソウ


    湿原の近くに咲いていたツリフネソウ


    キツリフネが混じって咲いている。


    そしてこんな花も混じって咲いていた。


    ツリフネソウの白花。


    残暑を忘れさせてくれる清涼な湿原と森

 ここからは最近勉強中のシダの仲間であるが、普通に生えているシダが全く分からないレベルなのでおそらく間違っているものが多いと思う。片目をつぶって大目に見て欲しい。


    草原の中のあちらこちらに群生しているシダ。こんなのも実は知らない。


    葉の裏に胞子嚢は付着していない。これは春先に胞子葉を別に出すタイプのシダだろう。おそらくヤマドリゼンマイ(ゼンマイ科)。


    これも草原で普通に見かけるシダ。


    真っ黒い胞子嚢群がびっしり。おそらくヒメシダ(ヒメシダ科)。


    これも山中の林の中で普通に見かけるシダ。イノデの仲間ということは分かるがそれでは何イノデ?葉にツヤがあり根元にある鱗片は幅広い。


    羽片の中央に並んで配列している胞子嚢群。これはイノデ(オシダ科イノデ属)だろう。

 ほとんど図鑑とにらめっこしながらの判別でありまだ分からないことだらけである。そもそもオシダとメシダは何がどう違って分類しているかも分からない状態である。ハッキリ言って花よりも難しいと思う。基礎知識を少しつけたら今度は絶滅危惧のシダ探しに取り掛かりたいとは思ってはいるが、何年がかりになることやら、先が思いやられる。

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花咲く草原 乙女高原  令和1年8月31日

2019年09月02日 | 山に咲く花
 小雨がパラつく天気になるだろうと予想して予定していた北岳を止めて自宅でゆっくりと寝ていたが・・・8時過ぎに目を覚まして外を見ると雨は降っていない。さらに9時を過ぎた頃から青空が見え始めた。前日雲画像を見て厚く見えていた雲は消えて秋雨前線が予想していたよりも南下したために天候が崩れなかったようだ。これは失敗、折れた心で昼ごろまでふて寝していたがこの天気でどこにも出かけないのはもったいない。そろそろタムラソウやセイタカトウヒレンが咲いているであろう乙女高原に行ってみることにする。


    乙女高原の草原


    マツムシソウ


    シラヤマギクがたくさん


    シラヤマギク


    ツリガネニンジン


    コオニユリ


    アキノキリンソウ


    ヤマハハコ


    目的のタムラソウ。時期は良かったが花付きがいまひとつで期待していたほどの赤いお花畑は見られず。


    タムラソウ


    セイタカトウヒレンは残念ながらまだ蕾だった。


    鮮やかな紫色で目立っていたのがこの花。


    ヤマトラノオ


    色鮮やかなカワラナデシコ


    ワレモコウ軍団


    ヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ


    こちらも期待していたがまだ咲いていなかったヤナギタンポポ。

 北岳に行かなかったことに後悔していて少しばかりふさぎ込んでいた気分がこの草原を見てだいぶ回復した。春のキンバイソウ群落にも驚かされたが、保護柵の効果が現れて復活したこの草原は素晴らしい。



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