都留市に出張があり、午後から山中湖およびその近傍の植物を散策に出かけてみた。今年は富士五湖の水位が低いらしく、水際の植物を観察するには良い条件である。

ジョウロウスゲが見ごろになっていた。

結構たくさん生えている。

さらにその先には、これでもかというほどにたくさんのジョウロウスゲ

こんなにたくさん生えているのは初めて見た。

頂部が雌小穂、その下の特徴的なモワモワしているのが雄小穂。

カヤツリスゲもたくさん生えていた。

カヤツリスゲの小穂

これはおそらくヤガミスゲであろう。

ミコシガヤに似ているがこちらは芒が出ていない。

このスゲもたくさん生えていた。アゼナルコであろう。

水の中に生えているのはフトイ

小穂はまだ出ていないようである。

陸地のほうも散策してみる。サンショウバラが満開になっていた。

ハンショウヅルが満開。倒木に押し倒されて歩道にはみ出していた。

タンザワウマノスズクサの群生。葉はたくさんあるが花がほとんど見当たらない。

こちらの大きな葉の奥に花が咲いていた。

タンザワウマノスズクサの花。地獄の門のような奇怪な模様が付いている。

ヤマウツボはもう花が散っていた。

もう終盤で痛んでしまっている。仏炎苞が赤紫色であまり高い位置に付かない。これはオオミネテンナンショウではないだろうか?

期待していたコケイランだったが、花はもう散ってしまっていた。

散り残りの一輪

スズムシソウを1株だけ発見出来た。
凄いジョウロウスゲの群生に出会うことが出来て、良い散策が出来たと思う。コケイランは訪問時期が遅くて残念だったが、その他にもいろいろな花を楽しむことが出来た。残念だったヤマトグサの散策を十分に取り戻した散策になった。