山梨県のデンジソウはきわめて個体数が少なく、本来の生育地は区画整備のため消滅の危機に瀕したため数ヶ所に移植が行われたと聞いている。今回はその移植されたデンジソウを見に行ってみた。雨で増水したため、デンジソウは元気に葉を展開しているはずである。

スイレンが満開になっていた。

たくさん花を咲かせているスイレン

スイレンの花

草の茂る小さな池

この池に移植されたデンジソウが生育している。

池のほとりにたくさん生えている。

デンジソウ

デンジソウ、カエル付き。

葉が4枚で『田』の字に形が似ることからデンジソウの名がついている。

まだ小さなものが多いが、それなりに個体数はあった。

池の中には他の水草も生えている。

大きいほうの葉はスイレンではないかと思う。

小さいほうは水中葉に長い柄が付いており、ヒルムシロと思われる。

空は曇り空だったが展望地からは富士山が見えていた。
四つ葉のクローバーのような形をしたデンジソウであるがこの草は花が咲かず、秋になると根元近くに胞子嚢の塊を付けるシダの仲間である。予想していた以上にたくさん生育しているのに少し驚いた。胞子嚢が付く頃にまた見に来てみたいと思う。