関原峠の名前を知る人はほとんどいないだろう。今ではほとんど歩く人のいない廃道に近い道である。所属山岳会の方からそこに某花が咲いていたとの情報をいただいた。おおよその場所は聞いたが、果たして見つけられるかどうか?とにかく行ってみることにした。(どこかで聞いたことがあるようなタイトルですが、敬愛するブログ仲間の方のパクリです。)
林道を峠まで入ると小山をいくつか越えて1時間ほどで到着できるはずなのだが、林道ゲートのところまで行くとゲートは閉ざされていた。ここから歩くと峠まで1時間ほどかかってしまう。別ルートを行くか、どうするか?道を戻ると地元の方が道路脇で作業をされていた。林道のことを訪ねると、ゲートは閉じているが鍵はかかっていないので開けて通れると教えてくれた。通過したらまたゲートを閉じておいてくれれば入ってかまわないと言う。(あくまでも自己責任でということで。)車を回して再びゲートに戻ると、確かに鍵はかかっていなかった。開けて通らせてもらい、峠まで車で入る。時間は11時、途中までの道は歩いたことがあるが、その先の尾根道はどうなっているかわからない。GPSは持っていないので、コンパスで方向を確認しながら、尾根に忠実に歩いて進む。
林道の通る峠から出発。
ところどころ倒木あり。あまり整備はされていない。
新緑が眩しい森。
かつては自転車で通るような道だったのか?昭和中期の自転車の残骸。
足元に草むらが広がる広い尾根は道が不明瞭。
足元にはフデリンドウが咲く。
フデリンドウたくさん。
ところどころ境界見出標の看板が立つ。テープや目印もまばらにある。
1時間ほど歩き、ピークをいくつか越えてコルに着くと、そこには道が横切っていた。おそらくこれが目指す関原峠だろう。
コンパスは西、ないしは南西方向を向いてひたすら尾根伝いに進む。ところどころ草むらになった尾根は道が不明瞭だが、その向こうに見える高いピークを目指して進むと、下ったコルのところで道が横切っていた。おそらくはこれが関原峠だろう。ほとんど歩かれている様子はないが、きちんとした道である。
まずは道が明瞭に見える右側に下りてみる。足元には踏み場がないほどのヒトリシズカがたくさん咲いている。下って行くと、その先はきわめて明瞭な道が谷に沿って続いていた。標高差で150mほど下りたが、探している花は見つからない。林の様子からしても、山肌に草が少なく咲いているような様子は無い。登り返す時は道を外れて山の斜面を登ったが、それらしきものは無い。
ヒトリシズカがたくさん咲く。
明瞭な道が続いている。
途中に関原峠を示す看板があった。ここが関原峠で間違い無い。
峠に戻って今度は反対側に下りるが、こちら側は下り口から荒れていて道が不明瞭だ。先に進むと、谷の中腹を進む細い道が通っていた。そこを10分ほど下ると、谷に下りる道が分岐していた。真っすぐ進む道は先ほどの反対側と環境が似ているので探し物が見つかる可能性は低い。谷に下りてみて谷を横切り、反対側の道(らしきもの)を進んでみたが、途中の林の中で道は不明瞭となり、そこであきらめて引き返す。さらに真っすぐに進む道を行ってみたが、とうとう探し物は見つからなかった。
反対側の道は入り口から荒れている。
沢の源頭を渡って反対側の斜面を探すが・・・見つからない。
藪のトンネル・・・だが、道らしきものは途中まであった。
途中で富士山の頭だけ見える場所があった。
戻って正規の道を行くと、半崩落した谷のところの岩に奇妙な文字と矢印が・・・。ここであきらめて引き返す。
収穫はこれくらい。花は終わっているがスミレの葉っぱ。
葉っぱの裏が茶色い。これはゲンジスミレの葉。
探し物は見つからず、あきらめて戻ることにする。来た道を谷間を見ながら引き返していると、谷の中にも道らしきものがあり、その道沿いに大きな葉っぱらしき緑色の塊が見える。斜面を谷に下りてみると・・・そこには探していた大きな葉っぱがたくさんある。花はまだ咲いていないが蕾をたくさんつけた茎がたくさん出ていた。これこそ、今回探していた花、自生のエビネだ。
谷の道に下りてみると、そこには大きな緑色の葉っぱがたくさん。
これこそ探していたエビネの葉。
新芽に蕾がたくさん付いている。
別の株。
濃い紫色の蕾がついている。
どんな花が咲くのか楽しみだ。1~2週間後が見頃だろう。
情報筋がしっかりしているだけに必ずあると思っていたが、最後の最後で目的の花にご対面することができた。一安心して車を止めた峠に戻る。
帰り道はちょっとルートが違ったようで、行きでは見られなかった祠が立っていた。
低山から順に花が咲き出すこの季節から花探しは忙しくなるが、どこまで見られるやら?「毎週どこか」というほどの体力とテンションはちと難しい。
林道を峠まで入ると小山をいくつか越えて1時間ほどで到着できるはずなのだが、林道ゲートのところまで行くとゲートは閉ざされていた。ここから歩くと峠まで1時間ほどかかってしまう。別ルートを行くか、どうするか?道を戻ると地元の方が道路脇で作業をされていた。林道のことを訪ねると、ゲートは閉じているが鍵はかかっていないので開けて通れると教えてくれた。通過したらまたゲートを閉じておいてくれれば入ってかまわないと言う。(あくまでも自己責任でということで。)車を回して再びゲートに戻ると、確かに鍵はかかっていなかった。開けて通らせてもらい、峠まで車で入る。時間は11時、途中までの道は歩いたことがあるが、その先の尾根道はどうなっているかわからない。GPSは持っていないので、コンパスで方向を確認しながら、尾根に忠実に歩いて進む。
林道の通る峠から出発。
ところどころ倒木あり。あまり整備はされていない。
新緑が眩しい森。
かつては自転車で通るような道だったのか?昭和中期の自転車の残骸。
足元に草むらが広がる広い尾根は道が不明瞭。
足元にはフデリンドウが咲く。
フデリンドウたくさん。
ところどころ境界見出標の看板が立つ。テープや目印もまばらにある。
1時間ほど歩き、ピークをいくつか越えてコルに着くと、そこには道が横切っていた。おそらくこれが目指す関原峠だろう。
コンパスは西、ないしは南西方向を向いてひたすら尾根伝いに進む。ところどころ草むらになった尾根は道が不明瞭だが、その向こうに見える高いピークを目指して進むと、下ったコルのところで道が横切っていた。おそらくはこれが関原峠だろう。ほとんど歩かれている様子はないが、きちんとした道である。
まずは道が明瞭に見える右側に下りてみる。足元には踏み場がないほどのヒトリシズカがたくさん咲いている。下って行くと、その先はきわめて明瞭な道が谷に沿って続いていた。標高差で150mほど下りたが、探している花は見つからない。林の様子からしても、山肌に草が少なく咲いているような様子は無い。登り返す時は道を外れて山の斜面を登ったが、それらしきものは無い。
ヒトリシズカがたくさん咲く。
明瞭な道が続いている。
途中に関原峠を示す看板があった。ここが関原峠で間違い無い。
峠に戻って今度は反対側に下りるが、こちら側は下り口から荒れていて道が不明瞭だ。先に進むと、谷の中腹を進む細い道が通っていた。そこを10分ほど下ると、谷に下りる道が分岐していた。真っすぐ進む道は先ほどの反対側と環境が似ているので探し物が見つかる可能性は低い。谷に下りてみて谷を横切り、反対側の道(らしきもの)を進んでみたが、途中の林の中で道は不明瞭となり、そこであきらめて引き返す。さらに真っすぐに進む道を行ってみたが、とうとう探し物は見つからなかった。
反対側の道は入り口から荒れている。
沢の源頭を渡って反対側の斜面を探すが・・・見つからない。
藪のトンネル・・・だが、道らしきものは途中まであった。
途中で富士山の頭だけ見える場所があった。
戻って正規の道を行くと、半崩落した谷のところの岩に奇妙な文字と矢印が・・・。ここであきらめて引き返す。
収穫はこれくらい。花は終わっているがスミレの葉っぱ。
葉っぱの裏が茶色い。これはゲンジスミレの葉。
探し物は見つからず、あきらめて戻ることにする。来た道を谷間を見ながら引き返していると、谷の中にも道らしきものがあり、その道沿いに大きな葉っぱらしき緑色の塊が見える。斜面を谷に下りてみると・・・そこには探していた大きな葉っぱがたくさんある。花はまだ咲いていないが蕾をたくさんつけた茎がたくさん出ていた。これこそ、今回探していた花、自生のエビネだ。
谷の道に下りてみると、そこには大きな緑色の葉っぱがたくさん。
これこそ探していたエビネの葉。
新芽に蕾がたくさん付いている。
別の株。
濃い紫色の蕾がついている。
どんな花が咲くのか楽しみだ。1~2週間後が見頃だろう。
情報筋がしっかりしているだけに必ずあると思っていたが、最後の最後で目的の花にご対面することができた。一安心して車を止めた峠に戻る。
帰り道はちょっとルートが違ったようで、行きでは見られなかった祠が立っていた。
低山から順に花が咲き出すこの季節から花探しは忙しくなるが、どこまで見られるやら?「毎週どこか」というほどの体力とテンションはちと難しい。
笑わせていただきました! 隊長のパクリ、受けましたよ!
またまた新しい発見ですね! この上なく楽しみです!
私、どこまでも隊長に付いてまいります(いや、雪山は×ですが)
予定では十二ヶ岳のコイワザクラだったのですが、車を走らせながら突然気が変わってこっちに行くことにしました。湯村山よりも標高が高いので開花が遅かったですね。数はこちらのほうが多いかもしれません。
気になるエビネさんですね~♪