平成23年5月8日
昇仙峡の奥にある開墾地、千田集落から太刀の抜き岩、白山展望台、白砂山に立ち寄りながら4時間ほどかけて羅漢寺山弥三郎岳に12時半到着した。山頂直下で咲き始めたトウゴクミツバツツジを存分に撮影後、午後1時15分、下山開始する。弥三郎岳の直下に「非常に危険 注意」と書かれた看板が目に留まるが、通行禁止とは書かれていないので通れない道ではないのだろう。しかし、ここで滑落事故があったことも知っている。左腕の調子はまずまず、ならば・・・行ってみることにした。
羅漢寺山山頂付近に咲いていたツツジと茅ヶ岳・曲岳・黒富士連山
山頂直下から分かれるこの道を行く。
最初は普通の登山道。展望台のような場所から下を見下ろすと、昇仙峡の集落が直下に見える急傾斜の斜面だ。道はここで左に曲がり、急斜面の尾根を下るようになる。尾根取り付きの手前に木で×印にゲートが設けられていて、通行禁止ということなのかもしれない。真新しい足跡が一つか二つあり、最近この道を歩いた人がいることを伺わせる。急勾配の尾根を下り始めるとすぐに壊れかけたハシゴがあり、これを通過して15分ほど下ると大きな岩に突き当たった。ここで道は2方向に分かれているように見えた。左の道をのぞいてみると、ほんの数メートル行っただけで道は崖のようになった樹林帯の中に消えていた。右の道に行くと、真直ぐ進もうとするととても道とは思えないような急下りの斜面に続いていて、下りられそうも無い。その先を良く探してみると、一段昇って先ほどの大きな岩の裏側を巻くようにしてほぼ直角に道が曲がり、左方向に道が続いているのを発見した。おそらく滑落はここでルートを見失うために起こるのではないだろうか。
展望台のような場所から見下ろす昇仙峡の建物。崖から見下ろすように見える。
壊れかけたハシゴが2本
大きな岩に突き当たる。ここはルートがわかりにくい。
こんなところにカイイワカガミ。たくさんあった。
そちらの方向に進むと、再び道は明瞭となり、相変わらずの急下りが続く。大きな岩から30分ほど下ったところで今度は完全に壊れて両脇の木だけが残ったハシゴに出くわした。ここは横の岩につかまって下りる。直下には昇仙峡の売店の屋根が見える。そこから10分ほど行くと大きな岩にワイヤーが取り付けられており、これは昇仙峡の川にかかる影絵の森美術館の吊り橋を支えているワイヤーだった。駐車場が直下に見えるのだが、そこからの下山道がわからない。最後の10mほどの壁が下りられないのだ。そのまま進むとトンネルがあり、そこから下りられるかと思ったがその先は急傾斜の崖だ。戻って良く見ると、斜めに傾いたフェンスの横に黄色いテープがついているのが見えた。まさかこのフェンスの横を通過するのか・・・と思いながら、フェンスを押しのけながら下りて行くと、その下の別のフェンスにまた黄色いテープがついている。昇仙峡を散策しているたくさんの人の目が気になったが、このフェンスにしがみついて道に下りることができた。時間にして約1時間の行程だった。
変わった形の岩。何かの石碑かと思ったがただの岩だった。
だんだんと昇仙峡の建物が近付いてくるが、相変わらずの急傾斜。
壊れたハシゴを振り返る。ハシゴとしては機能しておらず、左側の岩につかまって降りる。
岩に固定されたワイヤーロープ。影絵の森美術館の前にかかる橋を支えるもの。
下山口わからず。先に進むとトンネルがあった。が・・・
トンネルの先を降りるのは難しそう。
本当にここが登山口なのか?こんなところでは知らなければ絶対に取り付けない。他の入り口は無いのか、道路沿いを探したがそれらしいものは見つからなかった。影絵の森美術館の橋のところで監視をしている地元の方がいたので、旧道の登山口はあそこなのかと聞いてみたところ、まさにそこが登山口で他には無いという。悪路なのでここからは入山しないようにという配慮なのだろう。
出たのはこんな看板の裏側のフェンス。黄色いテープがつけられている。
この看板の裏が登山道入り口。知らなければここからは入山できない。
千娥滝 面白かったです。羅漢寺山。低山とて侮るなかれ!
羅漢寺山はルートが整備されたハイキングコースと言って良い低山ではあるが、中・上級者向けの面白い道もあるのだ。羅漢寺山の面白さを存分に楽しんだ1日だった。
今回歩いたルート(右回り)
昇仙峡の奥にある開墾地、千田集落から太刀の抜き岩、白山展望台、白砂山に立ち寄りながら4時間ほどかけて羅漢寺山弥三郎岳に12時半到着した。山頂直下で咲き始めたトウゴクミツバツツジを存分に撮影後、午後1時15分、下山開始する。弥三郎岳の直下に「非常に危険 注意」と書かれた看板が目に留まるが、通行禁止とは書かれていないので通れない道ではないのだろう。しかし、ここで滑落事故があったことも知っている。左腕の調子はまずまず、ならば・・・行ってみることにした。
羅漢寺山山頂付近に咲いていたツツジと茅ヶ岳・曲岳・黒富士連山
山頂直下から分かれるこの道を行く。
最初は普通の登山道。展望台のような場所から下を見下ろすと、昇仙峡の集落が直下に見える急傾斜の斜面だ。道はここで左に曲がり、急斜面の尾根を下るようになる。尾根取り付きの手前に木で×印にゲートが設けられていて、通行禁止ということなのかもしれない。真新しい足跡が一つか二つあり、最近この道を歩いた人がいることを伺わせる。急勾配の尾根を下り始めるとすぐに壊れかけたハシゴがあり、これを通過して15分ほど下ると大きな岩に突き当たった。ここで道は2方向に分かれているように見えた。左の道をのぞいてみると、ほんの数メートル行っただけで道は崖のようになった樹林帯の中に消えていた。右の道に行くと、真直ぐ進もうとするととても道とは思えないような急下りの斜面に続いていて、下りられそうも無い。その先を良く探してみると、一段昇って先ほどの大きな岩の裏側を巻くようにしてほぼ直角に道が曲がり、左方向に道が続いているのを発見した。おそらく滑落はここでルートを見失うために起こるのではないだろうか。
展望台のような場所から見下ろす昇仙峡の建物。崖から見下ろすように見える。
壊れかけたハシゴが2本
大きな岩に突き当たる。ここはルートがわかりにくい。
こんなところにカイイワカガミ。たくさんあった。
そちらの方向に進むと、再び道は明瞭となり、相変わらずの急下りが続く。大きな岩から30分ほど下ったところで今度は完全に壊れて両脇の木だけが残ったハシゴに出くわした。ここは横の岩につかまって下りる。直下には昇仙峡の売店の屋根が見える。そこから10分ほど行くと大きな岩にワイヤーが取り付けられており、これは昇仙峡の川にかかる影絵の森美術館の吊り橋を支えているワイヤーだった。駐車場が直下に見えるのだが、そこからの下山道がわからない。最後の10mほどの壁が下りられないのだ。そのまま進むとトンネルがあり、そこから下りられるかと思ったがその先は急傾斜の崖だ。戻って良く見ると、斜めに傾いたフェンスの横に黄色いテープがついているのが見えた。まさかこのフェンスの横を通過するのか・・・と思いながら、フェンスを押しのけながら下りて行くと、その下の別のフェンスにまた黄色いテープがついている。昇仙峡を散策しているたくさんの人の目が気になったが、このフェンスにしがみついて道に下りることができた。時間にして約1時間の行程だった。
変わった形の岩。何かの石碑かと思ったがただの岩だった。
だんだんと昇仙峡の建物が近付いてくるが、相変わらずの急傾斜。
壊れたハシゴを振り返る。ハシゴとしては機能しておらず、左側の岩につかまって降りる。
岩に固定されたワイヤーロープ。影絵の森美術館の前にかかる橋を支えるもの。
下山口わからず。先に進むとトンネルがあった。が・・・
トンネルの先を降りるのは難しそう。
本当にここが登山口なのか?こんなところでは知らなければ絶対に取り付けない。他の入り口は無いのか、道路沿いを探したがそれらしいものは見つからなかった。影絵の森美術館の橋のところで監視をしている地元の方がいたので、旧道の登山口はあそこなのかと聞いてみたところ、まさにそこが登山口で他には無いという。悪路なのでここからは入山しないようにという配慮なのだろう。
出たのはこんな看板の裏側のフェンス。黄色いテープがつけられている。
この看板の裏が登山道入り口。知らなければここからは入山できない。
千娥滝 面白かったです。羅漢寺山。低山とて侮るなかれ!
羅漢寺山はルートが整備されたハイキングコースと言って良い低山ではあるが、中・上級者向けの面白い道もあるのだ。羅漢寺山の面白さを存分に楽しんだ1日だった。
今回歩いたルート(右回り)
>看板を見て気が変わった。
気持ちは良く分かりますね(笑)
怪我も無く無事に下山されたようで一安心。