山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

帯那山のシハイスミレとゲンジスミレ  平成30年4月12日

2018年04月13日 | 花・花・花
 9日前に訪れた時はまだ咲いていなかった尾根筋のシハイスミレだが、そろそろ咲いている頃ではないだろうか?昨年足の踏み場が無いほどたくさんの葉が出ているのを見つけたが、花は終わっていて咲いているのをまだ見ていない。今年はどうしても見ておきたいのがこの帯那山のシハイスミレである。さて、咲いていますかどうか?


    いつもとは違うルートで入山する。


    咲いている。


    シハイスミレ。


    結構咲いているが、昨年はもっと葉が出ていたはず。


    それでも、今まで見てきた中ではここがいちばんたくさん咲いている。


    濃い紫色が美しいお気に入りのスミレ。


    場所を移動してみると・・・これでもかというくらいに咲いていた。まさにシハイスミレに支配されている。

 ちょうど良い時期に訪問出来てたくさんのシハイスミレに出会うことが出来た。時間はもう4時半近いがもうひとつ見ておきたいスミレがある。昨年たくさん葉が出ているのを見つけたが花が終わってしまっていたゲンジスミレである。場所が離れており30分ほど歩かなければならず、日没になるのを覚悟で訪問してみる。


    途中のタチツボスミレは満開。


    これだけ咲くと圧巻。


    現地に到着。GPSで座標を見て発見したがこれはまだ蕾。


    上を向いて咲いていたゲンジスミレ。


    開花していたゲンジスミレ。


    近くに咲いていたアカネスミレ。


    なんとなくゲンジっぽい葉だが、やはりアカネスミレ。

 昨年は固まってかなり多くの葉が出ていたので期待していたのだが、見つけたのは5株ほどだった。期待していたほどの花には出会えず、残念だった。

 ならば、数年前にゲンジスミレを見つけた急斜面はどうなのだろうか?その後2度探しに行っているがいずれも見つけることは出来なかった。斜面が脆いので崩れて消滅したのか?それとも探し方が悪かったのか?


    この先のザレた急斜面を下降する。


    脆い斜面を避けるように木の根元あたりに居る葉を何株か発見。さらに、斜面の中でも咲いている花に出会うことが出来た。


    ゲンジスミレ。この斜面で出会うのは5年ぶりくらいではないだろうか?残っていて良かった。

 林道まで下りるともう時刻は5時45分になっていた。もうすぐ陽が沈む。この林道沿いにも様々なスミレが咲くので撮り歩きながら車の場所まで戻る。


    もうすぐ日没。桜の木はもう陽が陰っている。


    エイザンスミレの大花


    マルバスミレ


    色の濃いアケボノスミレ。


    アカネスミレとタチツボスミレ。


    カクマかどうか不明だった場所のスミレだが、やはりアカネスミレのようだ。しかし、一番上に出ている円い葉はゲンジスミレの葉。花は咲いていないが交雑してもおかしくない条件にある。

 すっかり日が暮れた6時半に車を止めた場所に戻った。今年はゲンジスミレは外れだが、シハイスミレは当たり年のように思う。想定していた通りのシハイスミレ大群に出会うことが出来て満足である。

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