山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

スミレと湿原のスゲを巡る 令和3年4月26日

2021年04月27日 | 花・花・花
 山梨県県営林道の大部分が本日から冬季閉鎖解除となる。例年ならば今ごろ甲府市北部の標高の高い林道周辺に咲くヒナスミレや交雑スミレは見ごろを迎えているはずなのだが、花期が早い今年はもう満開を過ぎているかも知れない。午後からさっそく訪問してみると、途中で花仲間の車とすれ違い、一緒に行くこととなった。


    1ヶ所目の交雑のスミレはもう終わっていた。


    こんな大きな株もあったのだが、花が咲いた様子が無い。


    これは葉の切れ込みが深く、まだ花が咲いたのを見たことが無い交雑スミレ。おそらく、キクバヒナスミレと思われる。


    もう1ヶ所の交雑スミレはまだ咲き残ってはいるものの、少し遅かった。


    今年は個体数が少ないうえに花の付きも悪い。こんな年もあるさ。

 時間はまだ早いので、乙女高原まで足をのばしてみる。湿地の中に生えているスゲの仲間がひょっとしたら穂を出しているかも知れない。


    山梨市指定天然記念物になっている乙女高原尾ヤチボウズ。


    まだ穂は出ていないと思ったのだが・・・。


    日当たりの良い場所では穂を出して花を咲かせていた。


    これはタニガワスゲというスゲらしい。


    別の湿地の中にあるヤチボウズ。枯れた葉の幅が広く別物であろう。まだ穂が出ておらず何だか分からない。


    こちらにもタニガワスゲがあった。


    ミヤマスミレは咲き始めたばかり。


    交雑のスミレもあるはずだが見つからず。踏み荒らすのは避けたいので無理に探さずに撤退する。

 花仲間に案内していただいたおかげで乙女高原のスゲのある場所はおおよそ把握できたが、穂が出たとしても見分けがつけられるほどの実力はまだ持ち合わせていない。高原の春はまだ早く、スミレが咲きスゲが穂を伸ばすのはまだ2~4週間早そうである。知識を付けて再訪してみたいと思う。

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