先日保護ネットを設置したカモメが咲く場所だが、タイムアウトになってしまい作業が不完全なままに終わってしまっている。そろそろ咲いている頃だろうから、多くの登山者がやって来る前に作業を終えておきたい。午後から現地に向かう。しかし歩き始めたのが午後4時近く、この日は体調がきわめて悪い。気温が低くて寒いくらいなのに汗がダラダラと流れ出るうえに足に力が入らない。おそらくは血糖値コントロール不良による軽い低血糖症状だろう。休憩をこまめに取りつつ、水分を十分に補給しながら花の咲く場所まで登る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/c3/d61208e90d984ff9f22b87448cfa7a40.jpg)
おそらくはカントウマムシグサと思われる。広義のマムシグサ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/8f/7e6864d25d3a7f694f1c051c4d604ad9.jpg)
オオヤマサギソウの葉と思われる。この場所で見つけたのは初めて。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/cd/dff02202704ab8da1aa8de47c10baaa6.jpg)
花の咲く場所に到着すると、数株が咲き始めていた。葉の数をカウントするとこの場所は70~80株くらいあり、昨年と変わらないか若干増えているように見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/f8/9950e91c355ba6fc7ea2285c6ca93e34.jpg)
こちらが昨年ロープで囲った場所。花とロープの位置が近過ぎるため、設置し直す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/db/7ef20a9a19dce900031d1bc830c0ad6a.jpg)
花に近過ぎると花を踏まなくとも地面が踏み固められて花が衰退することになる。30㎝ほど離して設置し直した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/e5/de828b97f9baa35fd84c428ba68adc42.jpg)
さらにこの真ん中に出来てしまった踏み跡には新たな踏み込んだ痕跡があり、こちらもポールの数を増やして木で囲う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/fa/4106e6448a963066d5c4bd1015355cb0.jpg)
あと数日で咲きそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/c6/a7e890de9a2a68eea5bcc697cab17ad8.jpg)
ここは先日囲い込みが完了している場所。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/61/9e799e1f3e86f5d9689d919d2d20dc89.jpg)
この場所は上が白で唇弁に濃い紫色の斑点が出るこの山独特のカモメが咲く場所である。昨年は1株だけだったが今年は3株開花した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/c2/f328736401fd1da9a7f8c00d8bc3be47.jpg)
ズーム。その気で見ないと見逃してしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/4a/8f2c4a6fc41733b8a1138ef44c474bce.jpg)
こちらが通常のカモメ。唇弁の斑点が薄く、全体的にピンク色。
さて、未完成の保護ネットの場所に行き、木の根元に隠しておいた作業道具を取りに行った。ところが、誰かゴミの置き忘れと思ったのか、それとも使えそうな道具だったので持ち去ったか、デポしておいた作業道具が無くなっていた。周辺を探したがやはり見つからず、誰かに持ち去られてしまったようだ。登っては来たが作業が行えず、無念の撤退となってしまった。
週末には山岳連盟自然保護グループ主催の観察会兼鹿の食害調査がこの山で行われ、講師を仰せつかっている。参加者に理解していただきたいのはここ10年間で起こって来たこの山の植生の変化と、それがこのカモメのランにどのような影響を及ぼしているか、そして保護して行くためにやらなければならないことは何なのか、ということである。保護ロープや部分的な保護ネットくらいでは気休めにしかならないことを訴えたいと思っている。これから参加者に配布する資料作りをしなければならない。
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おそらくはカントウマムシグサと思われる。広義のマムシグサ。
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オオヤマサギソウの葉と思われる。この場所で見つけたのは初めて。
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花の咲く場所に到着すると、数株が咲き始めていた。葉の数をカウントするとこの場所は70~80株くらいあり、昨年と変わらないか若干増えているように見える。
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こちらが昨年ロープで囲った場所。花とロープの位置が近過ぎるため、設置し直す。
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花に近過ぎると花を踏まなくとも地面が踏み固められて花が衰退することになる。30㎝ほど離して設置し直した。
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さらにこの真ん中に出来てしまった踏み跡には新たな踏み込んだ痕跡があり、こちらもポールの数を増やして木で囲う。
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あと数日で咲きそうだ。
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ここは先日囲い込みが完了している場所。
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この場所は上が白で唇弁に濃い紫色の斑点が出るこの山独特のカモメが咲く場所である。昨年は1株だけだったが今年は3株開花した。
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ズーム。その気で見ないと見逃してしまう。
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こちらが通常のカモメ。唇弁の斑点が薄く、全体的にピンク色。
さて、未完成の保護ネットの場所に行き、木の根元に隠しておいた作業道具を取りに行った。ところが、誰かゴミの置き忘れと思ったのか、それとも使えそうな道具だったので持ち去ったか、デポしておいた作業道具が無くなっていた。周辺を探したがやはり見つからず、誰かに持ち去られてしまったようだ。登っては来たが作業が行えず、無念の撤退となってしまった。
週末には山岳連盟自然保護グループ主催の観察会兼鹿の食害調査がこの山で行われ、講師を仰せつかっている。参加者に理解していただきたいのはここ10年間で起こって来たこの山の植生の変化と、それがこのカモメのランにどのような影響を及ぼしているか、そして保護して行くためにやらなければならないことは何なのか、ということである。保護ロープや部分的な保護ネットくらいでは気休めにしかならないことを訴えたいと思っている。これから参加者に配布する資料作りをしなければならない。
無理してせっかく登られたのに、どうもお疲れ様でした。