山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

リンボク再び 南部町円蔵院 令和3年3月7日

2021年03月09日 | 渓谷
 先月の2月27日に訪問した時はリンボクを間違えて見てきたようである。一応予習はして行ったのだが、葉の辺縁にギザギザがあるということだけしか頭に残っておらず、木の幹の様子や枝先の様子などは頭に入っていなかった。調べてみると、カシの仲間でも葉にギザギザがあるものは何種類もあるようだ。今回はもう少し予習してきたが、ネット上で探した記述だけだと、どうも分かりにくく、今回も間違ったものを見ている可能性は十分にある。かつ、シダを始めたばかりの時もそうだったが、カシの類は葉っぱを見ても幹を見てもどれも同じように見えて仕方がない。まだ全く樹木については知識が無いので、少しずつ勉強して行きたいと思う。ちなみにリンボクはカシの仲間の多くが属しているブナ科では無くてバラ科の植物である。


    南部頂円蔵院。リンボクとカギガタアオイが自然記念物になっている。


    ならば、一番目立つお寺の境内にある大木がリンボクか?と思ったのだが。


    遠くて葉の形はいまいち見えないが、葉の辺縁は鋸歯状では無いようだ。


    反対側から見る巨木


    幹の樹皮は魚のうろこのようである。しかし、調べてみるとこれはどうやらクスノキのようである。


    ではこっちはどうなのだろうか?


    葉の辺縁は鋸歯状である。


    幹は先ほどの大木よりももう少し細かいうろこ状である。これがリンボクか、それともスダジイか?


    裏山に生えていたこの木はたぶんリンボクだと思う。


    まさにうろこ状。化石の木と呼ばれている化石に付いた模様に良く似ている。


    ではこのまだ成長していない木はどうなのだろう?


    葉の辺縁は前のほう半分くらいが鋸歯状で棘が生えている。


    枝にはいぼ状の斑点が入っている。これはリンボクなのか、それともアラカシ?イチイガシ?別物?


    こっちの木は葉がテカっている。


    鋸歯は無い。タブノキだろうか?


    白い花が咲いている木があった。


    さて、これは何?


    調べてみるとシキミという木のようだ、サカキと同じく神事や葬儀で使われることがあるらしい。

 樹木類の観察はまだ始めたばかりで分からないことだらけである。季節を追っての移り変わりと花と実の様子、さらに個体の分布と数を見て、これからじっくりと取り組んで行きたいと思う。今の時点では分からなくて当然、いずれは判別出来るレベルまで到達出来ればと思っている。


    いよいよカヤツリグサの仲間も早いものは花を咲かせ始めた。


    葉を見ただけではジャノヒゲかと思っていたがこれはスゲの仲間。ケスゲかと思ったのだが画像を見直すと葉には毛があまり生えていない。


    先端部の黄色っぽいのが雄小穂(雄花部)、下のほうの白いのが雌小穂(雌花部)である。これはおそらくヒメカンスゲであろう。

 カヤツリグサ科もこれから手を付ける予定の未知の分野である。今年はいろいろと課題が多く、頭がパンクしそうな年になりそうである。

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