山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

ヒシ(ミソハギ科)

2021年10月06日 | 水生植物
池や沼、滞留河川を好んで生育する1年草の水草である。前年に水底に沈んだ種子から発芽し、水中で長い茎を伸ばして水面に向かって伸び、水面に葉を叢生する。葉は互生で、茎の先端に集まってつき、一見すると輪生状に広がるように見える。葉柄の中央部はふくらみがあって、内部がスポンジ状で浮き袋の役目をする。花は両性花で、夏から秋の7 - 10月にかけて葉のわきから伸びた花柄が水面に顔を出し、花径約1cmの小さな白い花が咲く。花が終わると、胚珠は2個あるが一方だけが発育し大きな種子となる。種子はデンプンを蓄積し食用になる。果実を横から見ると、菱形で両端に逆向きの2本の鋭い刺(とげ。がくに由来)がある。山梨県で確認されている生育地は1ヶ所のみと思っていたのだが、北杜市の池にも生育していた。

 2018年山梨県カテゴリー:情報不足(DD) 2017年環境省カテゴリー:なし

    滞留河川に群生するヒシ 令和3年8月撮影

    隙間が無いほどにびっしりと群生しているヒシ

    花はあまりたくさんは咲かせない。

    ヒシの花。小さな白い花。

    一見浮き草のように見えるが、水中から長い茎を出している。



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