水田や沼地、滞留河川域を好んで生育する1年草である。葉の形が葵に似ていることからこの名がある。昔は菜惣(なぎ)と呼び、葉を食用にしたこともあるらしい。花期は8-10月。花茎は高さ30-70cmになり、葉より高く伸び、10-20個以上の青紫色の花をつける。花被片は6個あり、楕円形で長さ15-20mm、内花被片3片がやや幅が広い。雄蕊は6個あり、うち5個の葯は黄色で小型、残りの1個の葯は紫色で大型になる。山梨県で生育が確認されているのは1ヶ所のみである。
2018年山梨県カテゴリー:情報不足(DD) 2017年環境省カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
ミズアオイ 令和3年9月撮影
滞留河川域に群生しているのが確認された。
水辺に生育するミズアオイ
ミズアオイの葉と花。葉はアオイの葉に似た形をしている。
青紫色の鮮やかなミズアオイの花。
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