山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

朝焼けの空に昇る細月 富士川町  令和3年2月10日

2021年02月12日 | 月富士
 この日の朝は月齢28の細月が夜明けの空に昇って来る。富士山の山頂あたりにこの細月が昇って来るのは富士川町の林道近くにある展望台が良さそうである。早朝4時半に起きて自宅を出発し、薄暗いうちに展望台の登り口に到着した。準備しているとさらに3台車がやって来た。そのうちの一人は知り合いでこの周辺の撮影場所を熟知しているカメラマンだった。4人で並んで夜明けの細月が昇って来るのを待つ。


    朝焼けの空。富士山の裏側には薄雲が出てしまっているが大丈夫だろうか?


    富士山の上を流れる段々の雲を入れてこの構図で月を待つ。


    もう1台は望遠レンズで月の出を狙う


    富士山頂のちょうど真ん中あたりに現れた細月


    薄雲に遮られたが姿は見えてくれた。


    剣ヶ峰に昇る細月



    静かに富士山から離れて行く。


    この画角だと月は見えにくい。




    朝焼けの空に細月が昇る。


    トリーミング画像。このくらいの画角で良かったかも知れない。

 薄雲が出てしまい心配だったが細月は姿を見せてくれた。雲が出たので朝焼けに染まってくれて、これはこれで良かったと思う。

 場所を変えて、今度は朝日が昇って来るのを撮影に行く。東京のブログ仲間の記事を見ると、今年は夕方のダイヤモンド富士撮影の際に2~3度太陽の光が空に真っ直ぐに立ち上がるサンピラーという現象が写っている。空中の湿度が高く、空気が冷えて風が無い時に、空中の氷の結晶が輝いて起こる現象である。冷え込みが強い朝のほうが起こり易い現象なので、山梨県でもきっと見られるはずだと思っている。本日は薄雲が出ていて風が無く、サンピラーが出てもおかしくない天候のはずだ。だが、気温があまり下がっておらず。-3℃くらいである。期待して日の出を待ってみる。


    富士山の裾野まで見える展望地に移動する。夜明けの空が美しい。


    それなりに雲は焼けてくれた。


    しかし、期待していたサンピラーは立ち昇らない。


    これはこれで、良い景色だった。

 そう簡単に見られるような現象では無いし、おそらく雲の厚さと位置がかなり関係してくるのではないかと思う。いつかは富士山に立ち昇るサンピラーを見てみたいと思っている。そしてダイヤモンドダストも。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 芦川のセツブンソウほころぶ... | トップ | ホザキヤドリギ(オオバヤド... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

月富士」カテゴリの最新記事