毎年のように会いに行っていた南部町の山上に咲くカイコバイモであるが、昨年は反対側の登山道周辺を探索したためこの場所は訪問していなかった。今年はどうなっているのか、会いに行ってみた。今年の身延山のカイコバイモはだいぶ花が少なかったのでこちらも減ってしまっているのではないかと心配である。

一応道はあるのだが、崩落している場所があり結構危ないルートである。本日は体調悪く、登り始めてすぐに息が上がり足が上がらない。

カンアオイの仲間。野球のホームベースのようなこの形はランヨウアオイであろう。

エビネの葉は酷い食害に遭っていた。花芽が出ているのを確認した。

この山中で最も普通に目にするテンナンショウの仲間がこのホソバテンナンショウ。

時々見かけるスルガテンナンショウ。付属体の先端部が丸い塊になっている。

葉が出る前に仏炎苞が開いており、これはヒガンマムシグサと思われる。小さな1株しか見かけなかった。

杉の枝の落下とともに落ちてしまっていたカヤラン。この杉林の中では良く見かける。

カイコバイモの生育地に到着。以前に比べて斜面の乾燥化と崩落があり、下部のほうはだいぶ数が減ってしまっていた。

このあたりもあまりたくさんは咲いていない。

しかし、少し上にある核心部は以前と変わらず、あるいはそれ以上にたくさんの花を咲かせていてくれた。

可愛らしいカイコバイモの花

固まって6~7株咲いてくれている。斜面の乾燥化がやや心配ではあるが、幼弱な葉もたくさん出ており当面は大丈夫のようである。
心配していたカイコバイモは少なくなってしまった場所もあるものの、トータルではあまり個体数は変わっていなそうである。現在発見されているカイコバイモの自生地の中ではここが最大の自生地であるが、正式な登山道が無く危険なルートであるため、入山者がほとんど居らず静かに咲いてくれているようである。
崩落した斜面を慎重に通過して渓谷の中に下りてみる。

かつてはルートがあったはずだが、年々歩きにくい斜面に変わりつつある。

渓谷の中に咲くハナネコノメ。これでもかというくらいにたくさん咲いている。

ツルネコノメソウ。普通にある。

咲き始めたばかりのツルシロカネソウ

これも咲き始めたばかりのヤマエンゴサク

ヤマシャクヤク。小さな蕾が付いていた。

苔の中を好んで生えているカラクサシダ

小さなシダで目立たないが、結構ありそうである。

昨年から取り組んでいるスゲの仲間であるが、少し見慣れてきた。これはヒメカンスゲであろう。

小さくて可愛らしいスゲが花を咲かせていた。これは雌雄異株のヒナスゲの雌花であろう。

こっちの黄色いほうが雄花。花が咲いているところは初めて見た。

まだ花を咲かせていないスゲ。葉にザラつきがありスルガスゲを期待したのだが・・・

小穂を見ると鱗片がこげ茶色で幅広い。どうやらこれはコカンスゲのようである。

木を見上げるとヤシャビシャクが着生していた。
何度訪れてもこの場所に咲くカイコバイモや谷に咲く花たちは新鮮な感動を与えてくれる。季節を変えて訪問してみるとまた違った出会いがあるのだろうが、何度も訪れるにはやや難易度が高い。

一応道はあるのだが、崩落している場所があり結構危ないルートである。本日は体調悪く、登り始めてすぐに息が上がり足が上がらない。

カンアオイの仲間。野球のホームベースのようなこの形はランヨウアオイであろう。

エビネの葉は酷い食害に遭っていた。花芽が出ているのを確認した。

この山中で最も普通に目にするテンナンショウの仲間がこのホソバテンナンショウ。

時々見かけるスルガテンナンショウ。付属体の先端部が丸い塊になっている。

葉が出る前に仏炎苞が開いており、これはヒガンマムシグサと思われる。小さな1株しか見かけなかった。

杉の枝の落下とともに落ちてしまっていたカヤラン。この杉林の中では良く見かける。

カイコバイモの生育地に到着。以前に比べて斜面の乾燥化と崩落があり、下部のほうはだいぶ数が減ってしまっていた。

このあたりもあまりたくさんは咲いていない。

しかし、少し上にある核心部は以前と変わらず、あるいはそれ以上にたくさんの花を咲かせていてくれた。

可愛らしいカイコバイモの花

固まって6~7株咲いてくれている。斜面の乾燥化がやや心配ではあるが、幼弱な葉もたくさん出ており当面は大丈夫のようである。
心配していたカイコバイモは少なくなってしまった場所もあるものの、トータルではあまり個体数は変わっていなそうである。現在発見されているカイコバイモの自生地の中ではここが最大の自生地であるが、正式な登山道が無く危険なルートであるため、入山者がほとんど居らず静かに咲いてくれているようである。
崩落した斜面を慎重に通過して渓谷の中に下りてみる。

かつてはルートがあったはずだが、年々歩きにくい斜面に変わりつつある。

渓谷の中に咲くハナネコノメ。これでもかというくらいにたくさん咲いている。

ツルネコノメソウ。普通にある。

咲き始めたばかりのツルシロカネソウ

これも咲き始めたばかりのヤマエンゴサク

ヤマシャクヤク。小さな蕾が付いていた。

苔の中を好んで生えているカラクサシダ

小さなシダで目立たないが、結構ありそうである。

昨年から取り組んでいるスゲの仲間であるが、少し見慣れてきた。これはヒメカンスゲであろう。

小さくて可愛らしいスゲが花を咲かせていた。これは雌雄異株のヒナスゲの雌花であろう。

こっちの黄色いほうが雄花。花が咲いているところは初めて見た。

まだ花を咲かせていないスゲ。葉にザラつきがありスルガスゲを期待したのだが・・・

小穂を見ると鱗片がこげ茶色で幅広い。どうやらこれはコカンスゲのようである。

木を見上げるとヤシャビシャクが着生していた。
何度訪れてもこの場所に咲くカイコバイモや谷に咲く花たちは新鮮な感動を与えてくれる。季節を変えて訪問してみるとまた違った出会いがあるのだろうが、何度も訪れるにはやや難易度が高い。
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