後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

男の隠れ家とは?

2008年07月02日 | うんちく・小ネタ

Dscn2551 (冬枯れの山小屋)

このブログの左サイドにフォトアルバム「山林の中の小屋」がある。子供が小さいころは家族連れでよく泊まりに行った。冬には、そこを基点にして白樺湖、蓼科湖、諏訪湖へスケートへ行ったり、白樺湖スキー場へ通った。夏には八ヶ岳、甲斐駒、鳳凰3山などへも登った。精進ヶ滝も訪ねた。

子供が独立してからは小生だけが独りで泊まりに行く。たまには家内も一緒に泊まってくれるが。泊まりに行くと、小屋はカビ臭いし、暖房完備でないので冬は酷く寒い。

以前は客人も来たが、最近は来ない。旅館やホテルが立派になり、このような居心地の悪い小屋へ客人をお呼びするのは失礼すぎる。

その結果、自分だけの小屋、いささか格好つけると「男の隠れ家」へと自然に変わって行った。どのような条件が揃えば「男の隠れ家」と称して良いかは分からないが。

そこで、フォトアルバム「山林の中の小屋」をご覧頂きたい。如何でしょうか?如何にも人里離れていて、「男の隠れ家」のように見えないでしょうか?

昨年から、自分が独りで厳寒の冬に泊まれるように暖房器具を3個も運び上げた。

水洗トイレも整備しなおした。寒い冬の夜に独りで泊まっていると、しみじみ「これこそ男の隠れ家だ!」と思う。テレビもラジオも無い。ただクラシックのCDプレイヤーが冬のしじまに流れ、雪の降る音がかすかに聞こえる。読書をしながらスコッチを少しずつたしなむ。いつもはビールだが、冬の夜はスコッチに限る。

結論らしきことを言えば、「男の隠れ家」の条件は家人やお客が来たがらない様な条件を揃えることである。その為には自分がストイックになる必要がある。あまり良い趣味ではないが、そんな趣味もあるとご報告する次第です。(終わり)


高尾山をご案内、(1)薬王院、飯綱大権現などを

2008年07月02日 | 写真

029

001 081 004 006 007

013 016 020 021 022 024 032 033 035 037

JR中央線で新宿から55分で高尾駅着、駅構内を歩いて、京王線に乗り替え、高尾山口駅下車。ケーブルカーかリフトで標高421mまで上がる。そこは深い緑と新鮮な風がそよいでいる別天地。ゆっくり歩いて40分で薬王院へ着くという。

蛸杉や「猿園」を通りすぎるとやがて「高尾山・薬王院」の大門に来る。そのまま門を入れば本堂、奥の院、頂上の浅間神社へと続く信仰の道へ導かれる。大門の右下へ「自然研究路、4号路」を辿れば、大樹連なる森林道を登って標高599mの最高地点の展望台へ行ける。

今回は神仏習合の薬王院の山門、本堂、奥の院の飯綱大権現堂(上の大きな写真)、さらにその奥の院の地蔵堂、その裏の浅間神社の写真をご紹介します。

「蛸杉」や「天狗の腰掛杉」など大杉信仰の様子も見られます。

7世紀に聖武天皇の勅をうけ行基菩薩が諸国安泰の祈祷所を高尾山に作ったのが薬王院の始めと言われています。中世になって飯綱大権現を信州の戸隠、飯綱山から分社して信仰を集め再興しました。山岳信仰を発祥とする神仏習合の神様、仏様が祀ってあります。

現在、神仏習合の信仰形態を実際に観察出来る貴重な場所と思い、興味深く感じました。こういう日本独特の信仰も何か心が休まり、良いものと感じます。でも、お釈迦様はさぞ吃驚されていることでしょう。

それはさておき、奥の浅間神社までは急な石段を300段以上のぼります。その急角度を恐れないで、完備している手摺りにつかまりゆっくり登ると以外に楽に登れます。木々の根が邪魔する森中の登りより楽かも知れません。

頂上の浅間神社の裏へ回り、少し行くと高尾山の最高点の展望台に着きます。15分くらいです。頂上近くには立派な水洗トイレもあります。広々して見晴らしが良く、相模湖側も見下ろせます。

ケーブルカーの駅からゆっくり登ってきて約60分で着きました。持参のおにぎりを食し下山します。

下山路は稲荷山コースと びわ滝コースが昔からありました。尾根歩きが楽しい稲荷山コースを歩いて下山するのがいつものパターンでした。びわ滝コースをとって何度か下山しましたが谷間の道で眺望がなく面白くありません。もう一つは、来た道をケーブル駅へ戻り、ケーブルカーには乗らないで表参道を下山するコースです。この3コースが主なものです。

一昨年、引退後この3つのコースを取り下山しました。以前は心地良い下り道でしたが体力の衰えで苦難の道へ変わっていました。そこで展望台のある頂上からは自然研究路、4号路をとり、ケーブルカーに乗って下山することにしました。

まだ脚力に自信のある方へは「稲荷山コース」を是非お勧めします。

脚力の無い方は奥の院へ戻り、石段を手摺りにつかまり、ゆっくり降りて、ケーブルカーに乗って下山するのが良いと思います。今回は自然研究路、4号路を下りましたが、その大樹の深い緑の写真は明日掲載いたします。尚、どのコースにしろ杖持参がお勧めです。(終わり)

撮影場所:東京都八王子市、西端、高尾山にて、撮影日時:7月1日午前11時から午後2時