このブログの左サイドにフォトアルバム「山林の中の小屋」がある。子供が小さいころは家族連れでよく泊まりに行った。冬には、そこを基点にして白樺湖、蓼科湖、諏訪湖へスケートへ行ったり、白樺湖スキー場へ通った。夏には八ヶ岳、甲斐駒、鳳凰3山などへも登った。精進ヶ滝も訪ねた。
子供が独立してからは小生だけが独りで泊まりに行く。たまには家内も一緒に泊まってくれるが。泊まりに行くと、小屋はカビ臭いし、暖房完備でないので冬は酷く寒い。
以前は客人も来たが、最近は来ない。旅館やホテルが立派になり、このような居心地の悪い小屋へ客人をお呼びするのは失礼すぎる。
その結果、自分だけの小屋、いささか格好つけると「男の隠れ家」へと自然に変わって行った。どのような条件が揃えば「男の隠れ家」と称して良いかは分からないが。
そこで、フォトアルバム「山林の中の小屋」をご覧頂きたい。如何でしょうか?如何にも人里離れていて、「男の隠れ家」のように見えないでしょうか?
昨年から、自分が独りで厳寒の冬に泊まれるように暖房器具を3個も運び上げた。
水洗トイレも整備しなおした。寒い冬の夜に独りで泊まっていると、しみじみ「これこそ男の隠れ家だ!」と思う。テレビもラジオも無い。ただクラシックのCDプレイヤーが冬のしじまに流れ、雪の降る音がかすかに聞こえる。読書をしながらスコッチを少しずつたしなむ。いつもはビールだが、冬の夜はスコッチに限る。
結論らしきことを言えば、「男の隠れ家」の条件は家人やお客が来たがらない様な条件を揃えることである。その為には自分がストイックになる必要がある。あまり良い趣味ではないが、そんな趣味もあるとご報告する次第です。(終わり)