横浜駅ビルのあるレストランで大学のクラス会がありました。30人のクラスで、東京近辺在住の10名位が4ケ月毎に昼食会をしています。ある国立大学の工学部を卒業して、重厚長大の会社で一生技術者として働いてきた人々です。全員、1958年卒業と同時に八幡製鉄、富士製鉄、日本鋼管、三菱重工、石川島重工、日本製鋼所、などへ入社しました。定年後、暇になって絵を描いたり、水泳へ通ったり、読書をしたりしています。外国へ蝶々の採集へ行っている人もいます。
この会合で皆が実感を込めて反省の弁を述べていました。
「自分たちは狭い視野でのみ技術のことを考えてきた!」、
「つき合う人が同じ会社の技術者だけで、雑談でも技術のことしか話さなかった」、
「世間には色々な人が居て、考え方が皆違うということが最近になってようやく理解できた」、
「日本の歴史のことはほとんど何も知らなかった」
そして、このブログを毎日欠かさず読んでくれる人が居て、言っていました。
「ブログを広く読んでいると、実に種々の考え方や、生活の仕方があるものだと分かります」
小生も全く同意見で、ブログを始めてみて、世間の広さ、多種多様な生き方があることに感動しています。
技術者は視野が狭く、自分の専門の技術にしか興味を持ちません。現在もあまり変わりは無いようです。ブログには現れない珍しい人間達なので、ご紹介してみました。面白くない話とは思いましたが。(終わり)