70歳で引退し、趣味に精を出してみると、もう少し早く仕事を止めれば良かったと思う。もっと色々な遊びもしたいし、体力も十分に欲しい。
これはアメリカの友人の趣味の話。別にアメリカびいきでは無いが、趣味へ対する考え方が日本と随分違う。皆様はどのようにお考えでしょうか?
○アラスカでの釣り
オハイオで同級生だったジムはシカゴ近郊にある国立研究所で長らく働いていた。仕事でシカゴの近くに行ったとき、数回、ジムの家に泊まりがけで遊びに寄った。1970年頃から釣りが趣味で、バス釣りの面白さをいろいろ話してくれた。
あるときは、大型モーターボートをミシガン湖まで牽引して行き、バス釣りに連れて行ってくれた。当時の日本にはまだバスのルアー釣りや渓流のフライ・フィッシングのようなアメリカ流の釣りの趣味は珍しかった。
釣りの話は聞いているだけで楽しい。そのお陰で、その後オハイオの河川で釣りを楽しむことになる。
オハイオでは、川沿いの農家が、生きた小魚を餌として売っている。素人にも易しいナマズのルアー釣りを楽しんだ。釣りの許可証はホームセンター店で買う。
ジムは55歳で引退して、釣場を求めてあちこち旅行して回る。各地で釣り上げた大魚の写真を送ってくる。そのうちアラスカの大型のマスの写真が来るようになった。雄大な氷河を背景に豊かな水量の大河がゆっくり流れている。
9年前に来たクリスマスカードの住所はアラスカで、移住したと書いてある。今年のクリスマスカードには移住後の釣りの様子が書いてある。こちらからは霞ヶ浦でのへら鮒釣りの写真やアメリカ製バスボートに乗った釣り人の写真を送る。(続く)
宮城県、一迫(いちはさま)ゆり園には花々の大群落が初夏の丘陵に広がっていた。オランダから輸入した200品種、15万株が一斉に開花し、強い芳香を漂わせている。品種の名前、マルコポーロ、リオネグロ、ドットコム、カプチーノなどとメモをとりながら写真を撮っていたが、あまりにも多いので止めた。純粋に花々の美しさだけを写し撮ることすることにした。
働いている男と話をする。一番注意することは秋の終わりに球根を全て掘り越し、種類毎に丁寧に殺菌することという。土壌を深く掘り返し、肥料を入れ、よく混ぜて、土が落ち着いてから球根を種類毎に植えつける。すると6月中旬から素晴らしい花の絵画が丘の上一面に開く。オランダで品種が次々新しく作り出される。新しい品種の球根を輸入して植える。そのような努力は平成3年の開園以来続けてきたという。
場所は宮城県の北西端の栗駒高原の栗原市、一迫町。アクセスなど詳しくは下記のURLをご参照下さい。
http://www15.plala.or.jp/ichihasama_yuri/
撮影日時:7月4日午後3時頃、 撮影者:Mrs.Fujiyama