これは私の個人的な考えですので間違っているかも知れません。
普天間基地を鳩山さんが県外へ移設すると言い出して、アメリカが呆れて日本を少し見放しました。
どの程度見放したのか実験して確かめて見ようとして中国が尖閣諸島問題で強固な態度をとっています。
ロシアも日米安保のゆるむのを見て、どの程度ゆるんでしまったかを実験的に調べてみたのです。ロシアの大統領が国後島を訪問して、日本へ厭がらせをしました。
これらは鳩山さんの不見識な県外移設を公言したことから始まった一連の外交攻勢です。
日本の仮想敵国は冷戦時代から一貫してソ連と中華人民共和国なのです。仮想敵国は日米の関係が悪くなるとその隙を突いて必ず出て来ます。
そんな事も分からない民主党政権の外交戦略に不安を感じます。私だけが不安に思っているのでしょうか? 皆さまのご意見を頂ければ嬉しく存じます。(続く)
現役時代に趣味を持っていると引退後がすごく楽しくなる。こんな話をよく聞きます。実際自分が引退して趣味を楽しんでいると、この文章が非常に重要なことが分かります。
誰でも現役のころは仕事が忙しく、趣味どころではありません。しかし老後を大いに楽しむためには趣味を2つ、3つ持っていると良いのです。
現役のころは時間がないかわりお金があります。贅沢をしないで、生活費を切り詰めてでもお金を趣味に投資して置いた方が良いと思います。
例えば別荘用の土地を少し買って置く。趣味の為の電動工具を一式買って置く。中古のヨットやモーターボートを買って置く。釣り道具と釣り用の小舟を買って置く。趣味の山歩きの為の小屋を大きな山の麓に作って置く。絵画や音楽趣味のために良い先生について習って置く。お花や茶道の師匠について習って置く。万葉集や源氏物語の先生について本格的に勉強して置く。どれでもお金を多くかけた方が、一般的には引退後が一層楽しくなります。
そんなお金があるなら老後の生活のために貯金をして置く。間違いでは有りませんが、趣味だけは引退後に始めるより青年や中年の頃に始めたほうがその後の楽しみが倍加するような気がします。
引退後は仕事仲間が居ません。しかし趣味を通じての知人・友人が沢山出来ます。狭い分野の仕事だけの仲間は非常に特殊な視野の方々です。ことの良し悪しは別にして仕事仲間とはそういうものでしょう。引退後は時間が豊富にあり、趣味を楽しむ時間は拡大します。自然に趣味を通しての知人・友人が増えます。視野や生活環境が非常に違う方々です。人間の営みの多種多様さとその華やかさに吃驚します。そのお陰で、自分の生活の巾や視野が広がり、豊かになります。引退後が人生で一番幸せな時代になります。
筆者の趣味は37歳の時に始めた山林の中の小屋と、48歳で始めたクルーザーヨットです。そしてこのブログです。ブログは山林の中で知り合った鬼家雅雄さんに薦められ、手を取り足を取りコンピューターの使い方を教えて貰ったお陰で楽しんでいます。
ブログをしていると誰にでも気軽に声をかけることが出来ます。「田舎暮らしですか?私も小屋を持ってますよ。取材させて下さい」とか話かけます。
ヨットのある現場では、「美しいヨットですね。チョット見せてくれませんか?」と言います。それでキャビンの中へ招じて貰えれば友人になれます。五月蝿そうにしたら次回にまた話しかけます。夢中で修理しているときは声をかけません。
最後に実に恥ずかしい話をして終わりにします。若い頃、欧米の研究者と競いあっていました。ところが彼等はみな別荘やヨット・モーターボートの趣味を持っています。何がなんでも彼等に遅れをとっては口惜しい!どうしてでも勝ってやりたい。趣味の世界でも。こんな浅はかな競争心と見栄で始めたのが山林の中の小屋とヨットの趣味です。決して引退後を楽しむために始めたわけではありません。
現在も軽佻浮薄な人間ですが、若いときの軽佻浮薄ぶりには思い出しただけでも赤面します。ブログに書いて肩の荷が下りて楽になりました。これで明日から一層楽しい日々になります。老人の長話になり申し訳ありません。(終わり)
今日は皆様が趣味を楽しみ、輝く老境を持つ事をお祈り申し上げます。 藤山杜人