後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

恥ずかしながらヨットが突然の荒天で横転しそうになりました・・・クワバラ、クワバラ

2010年11月09日 | 日記・エッセイ・コラム

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上の写真のように快調にセイリングを楽しんでいました。しかしその直後凄く怖い経験をしたのです。

下の写真にある太陽の下にある黒雲がいけません。こういう雲が急に発生するときは上空に寒気があり、空気が激しく上下し凄い突風が吹くのです。

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一緒に乗っていたTZさんはディンギーを持っているベテランです。少し怖い雲でしたがそのまま走っていました。と、突然の凄い突風です。船の甲板に水が上がり、横転しそうになりました。舵は浮いてしまい。舵が効きません。船がほぼ横転して止まっています。凄い風が前の帆と主帆をバタバタと水面に打ちつけるように叩いています。

下の写真が我々のパニックぶりを表しています。

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こんな経験は20年ぶりです。その後、理屈通りに仕事をしました。

まず前の帆と主帆の裾のロープを緩め、帆に当たる風の力を殺します。すると横転しそうに傾いていた船体が起き上がります。すかさずエンジンをかけます。次に前帆を巻き取ります。大きく揺れる船上での巻き上げには大変で時間がかかります。やっと巻き上げたところで、すぐに主帆を下ろしにかかります。まだ52歳のTZさんがマストへ走り寄っていきなり主帆の裾を力一杯引きます。これで意外に短時間で主帆がおりました。TZさんのお手柄でした。さて後は5馬力のジーゼルエンジンを頼りに帰るわけですが、それが大変です。帰港する港の方角から突風が吹き、白い牙をむいた大波が真正面か襲います。船首にドシン、ドシンと砕ける波のしぶきが2人の顔に降り注げます。舵を握ったTZさんが辛そうにしています。向かい風と波のおかげで速度が半分位になっています。長い、長い一時間が過ぎ、やっと港の口に入りました。下に御世話になったエンジンの写真を掲載して感謝します。

それにしても昔の帆船はエンジンが無かったのです。その状態を想像しながら自分の軟弱ぶりを笑いながら車で帰ってきました。おやすみなさい。

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愛が無ければ革命家になれない・・・チェ・ゲバラの言葉

2010年11月09日 | 日記・エッセイ・コラム

その生涯に全面的に賛同をしている訳ではないが、忘れられない言葉を語って死んで行った人もいます。チェ・ゲバラは1928年に生まれ、カストロとともにキューバ革命に成功し、国立銀行総裁や工業相に就任します。しかし数年後にその心地良い権力を惜しげも無く捨て、アフリカや南米でのゲリラ戦へ参加しました。反革命軍に捕らえられ、1967年に銃殺されます。享年39歳の若さでした。

彼は愛が自分を革命家に導いたと言うのです。Wikipedea のチェ・ゲバラの項目には彼がニューヨークで記者に喋った言葉として以下のように紹介しています。

バカらしいと思うかもしれないが、真の革命家は偉大なるによって導かれる。人間への愛、正義への愛、真実への愛。愛の無い真の革命家を想像することは不可能だ(ニューヨーク滞在中、インタビューに応えて)」

何故この言葉が忘れらないかというと、私はすぐにキリストの教えを連想するからです。「山を動かす程強い信仰を持っていても、愛がなければ無に等しい」という教えです。チェ・ゲバラはアルゼンチンで裕福な家庭に生まれ、優秀な成績を残して医者になったのです。そしてその後カストロに会い、意気投合してキューバ革命に参加します。その生い立ちから当然彼は聖書も読んでいたろうし、教会のミサにも両親と共に行っていたに違いありません。革命とは武力で山を動かすような仕事です。しかし愛がなければ無に等しいと信じていたのです。

共産主義革命は20世紀の世界で沢山起きました。しかし革命に成功し、権力の座についた人が、その心地良い座を捨て、再び革命の戦いへ去って行った人は居ません。少なくとも私は知りません。以下にWikipedea のチェ・ゲバラの項目からお借りした17歳の時とゲリラ戦の時の写真を示します。

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日本が米国に占領された幸運・・・中国やロシアを許せない!

2010年11月09日 | 日記・エッセイ・コラム

yuyuさん陶芸作家で愛知県在住の芸術家です。私の尊敬している方で、社会的にも影響力の大きな方です。いつもは穏健な方ですが、以下のようなご意見を頂きました。大多数の日本人の持っている最大公約数的なご意見と思いましたので、改めて皆様へご紹介いたします。

=====yuyuさんから頂いたコメント===========

リンカーン以来人種差別と真正面から戦っていきたアメリカです。その主張は世界の人類全てに及ぶことを理想としています。そして、遂には大統領がアフリカ系の黒人系統のオバマ氏が就任するまでに至りました。

アメリカの人権外交は、独裁国家からは迷惑な内政干渉などと呼ばれますが、彼等こそ人を人と思わない最低の国家、為政者たちの過ちです。米国はそのためには多額の援助資金も世界に支出しています。当然、其れに見合った発言はあってしかるべきです。

国連などでの多くを負担している日本が、ものを言わなすぎるのです。其れどころか、後進国、途上国と都合の良い立場を利用して,援助を受け続けている国が反日教育をしているのです。東南アジアの国の中には、第二次世界大戦で植民地支配から開放した日本に感謝しているところも多いのです。その国の事情の差はあっても、事実は素直に認める国と反感を持ち、間違った思想を植えつける国もあるのです。

戦後制定された日本国憲法も、他国の干渉でできた法律と穿った見方、そのための反対なども耳にしますが、ファッショの国日本を変える意味での無理は当然です。また、第九条だけを有難がって頑なに守る運動をしている人も多いです。戦後60年も経た今、当時の其れが何時までも完璧であり続ける方が無理なのです。私は憲法改正論を支持しますが、現状に見合った憲法に日本人の手で改正すべきです。

人権を無視する国に限って、不思議なほど核を持っているのも事実です。其れを防止することも必須です。ただ、先に持った国はそのままで、これから持つことを阻止すると言う核拡散防止の動きには些か同調出来ないものを感じます。唯一被爆国である、日本が核廃絶を声高に叫ぶべきだと思います。

最近、無理難題にも思える行動をとる隣国を見ると、終戦時米国が全土を占領してくれたことに感謝しなければならないと思います。ロシアや中国が本州までも進駐していたなら、どんな目に遭っていただろうかと考えると恐ろしい事態が想像されるのです。

人権問題は地球上の人類すべての問題に違いありません。オバマ大統領は、経済運営が前進せず、低所得者救済になる健康保険制度に反対する富裕層の抵抗で、中間選挙で敗退しました。多くの日本人は気の毒に思っていると信じています。日本の菅政権も同様に、過去の世間が起こした不動産バブルの失敗を背負わされているのです。誰が政権をとっても経済が急に良くなる筈はないのです。もっと客観的に、公平に考えるとアメリカを信用すべきと思います。

========終り===============


日本の森林にはいろいろな野生動物が沢山棲んでいます!

2010年11月09日 | 日記・エッセイ・コラム

私が行く山林の中の小屋の周囲は自然林が取り囲んでいます。小屋の前にはヤマメの棲んでいる小川が四季を通じて流れています。下の写真のような所です。

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人里離れた深い林の中なのでいろいろな動物が遊びにきます。イノシシ、キツネ、サル、タヌキ、イタチ・・・などなど

先日は夏の間かたづけていた薪ストーブを設置して燃やしました。煙が煙突から出ないで部屋の中に充満します。煙突を外して見て、驚きました。、中にビッシリ苔が詰まっているのです。それを下から取り出しました。一番上に白い羽毛で作られた丸い小鳥の巣があったのです。長さ150cm位の垂直部分の煙突に苔を上まで積み上げ、その上に巣が作ってあります。母鳥が多量な乾いた苔を運ぶけなげな姿が見えるようです。下にその巣と多量の苔の写真と煙突の写真を示します。

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煙突の先端を金網で囲い、小鳥が中に入れないような工夫をします。次回にそのように改良する予定です。

以前は小屋の中の高い戸棚の上にカヤネズミが球状の鳥の巣のようなものを作り、子育てをしていたものです。日本で最も小さなネズミで、親でも体長が6、7cmしかありません。可愛い小鳥のような動物です。小さな子供が5,6匹、丸い巣の中で鳴いていたものです。野原のカヤやススキの高い所に丸い巣を作るのでカヤネズミと言うそうです。

それに加えて、以前、小屋の窓から良く見かけたのが雉でした。

どちらも素早くて写真が撮れないのでWikipedea からお借りして下に示します。

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36年も通っていますと、小屋の回りの動物達は時代によって変わって行きます。15,6年前まではカヤネズミや雉、そして兎やリスが棲んでいました。ところが20年位前からはカヤネズミ、リス、兎は見えなくなりました。雉も居ますが、めっきり数が減ってしまいました。

その代わり、イノシシ、日本鹿、そして日本猿が急に増え出したのです。

イノシシは夜行性で、その上、神経質なので見たことはありません。しかし小川の岸をすごく掘り返して、荒らします。ミミズや昆虫を掘り出して食べているらしいのです。足跡と牙の痕が沢山残っています。困った存在です。それに比較すると日本鹿や猿はよく見ますが悪さはしません。鹿は山道を横切って林の中に消えて行きます。優雅に飛び跳ねて行きます。

猿は群れをなして雑木林に中で遊んでいます。時々、タヌキも遊んでいます。写真を撮ろうとしても素早くで撮影は難しいものです。

Wikipedeaからこれらの動物の写真をお借りして下に示します。

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考えてみると日本の森林は人間の手が入らなようになって30年、40年経つのです。林業が立ち行かなくなったので放置されたままになっています。そこは野生動物の世界になってしまったのです。国土の80%は森林だといいます。この広大な森林の中は現在とても動物が増えています。日本カモシカや熊が沢山棲んでいます。人間が植林をしたり、けたたましい音を出すチェーンソーで伐採しなくなったのです。森林が縄文時代の状態に戻ったのです。この状態は喜ばしいことです。心が豊かになります。しかし林業を一切しないで、外国から安価な木材を輸入するだけでは心が貧しくなるようです。農業を保持し、ある程度の林業をしていないと精神衛生上良くないと思います。漁業も同じです。地球が与える自然の産物を有難く頂く気持ちが人々の心を幸せにすると信じています。

今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。藤山杜人