今日はイエス様の誕生を待ち望む「待降節」の始まりです。人々はクリスマスケーキやプレゼントの事をあれこれ考えて楽しい季節です。今年のディナーはどうしようか?家族と小旅行をして、旅先でクリスマス・ディナーを祝おうと考えている人も居るでしょう。子供たちはサンタクロースの持って来るプレゼントが楽しみです。若い恋人同士は何か一生の思い出になるような特別の楽しい事を考えています。
クリスチャンでなくとも大いに楽しむ季節です。左のクリスマスケーキは伊豆半島の付け根にある函南町のラ・ファッソン小松のケーキです。美味しそうですね。
クリスマスの季節はいろいろ楽しみを企画して家族ともども健康に明るく過ごしたいと願っています。
しかしクリスマスイヴの24日の夜には近所の教会の礼拝やミサに参加してみましょう。何処の教会も、信者でない人々をこの日は特に大歓迎します。後ろの方で静かに見物するだけでもクリスマスの意味が何となく分かると思います。
今日はミサの後で、マルセリーノ神父様の講話がありました。今日から12月25日のクリスマスまでの待降節の間はイエス様の教えを思い出したり、何故この世へ降誕してきたのかを静かに、深く考える時期だそうです。復活祭の前の四旬節は節制をして悔い改め行いを改める期間ですが、クリスマスの前の待降節は心を覚ましてイエス様の誕生と、その救いと、再臨を注意深く準備する期間なのです。静かに心の準備をします。ですから度を過ごしたお祝いの仕方はしない方が良いのです。
マルセリーノ神父様は時々小金井教会へ来て下さいます。私が尊敬する神父様の一人なのでそのご紹介を以下にしたいと思います。
マルセリーノ神父様はスペインのクラレチアン宣教会の方ですが、日本に永住なさっています。
この神父さんはいろいろな意味で特別な方です。これ以上素朴な人を見たことがありません。小柄なスペイン人で、兎に角純粋に一途です。信仰以外何も持っていません。説教でも神学的な理論を振り回すことは絶対にしません。ただ自分が篤くイエス様を愛している事だけを話します。それだけです。
この素朴さのお陰でマルセリーノさんが好きだという人々が多いようです。クラレチアン宣教会の日本本部が関西にあるため、関西のフアンが多いようです。その関西のファンがある時スペインへ旅をしてマルセリーノ神父さんの出身のアルデス村へ寄ってきました。その折の写真がhttp://www.cybersuds.co.jp/ge/kitaichi/1/index.htmに公開されています。
その中からアレデス村の風景写真と、マルセリーノ神父様が母上にお土産を渡している様子の写真を転載させて頂きました。神父になり外国へ派遣されると故郷へは一生の間、2、3回くらいしか帰れません。マルセリーノさんの出身の村では、神父になり日本で働いているマルセリーノさんを誇りに思っていることでしょう。自慢に思っていることでしょう。日本とスペインの交流はザビエル以来、脈々として続いているのです。(終り)