上の写真は挿絵として入れたもので恵那峡のHPからお借りしました。以下の文章の内容とはまったく無関係です。=============
日本共産党はソ連や中共と親密な政党で、日本に革命を起こし、ソ連の衛星国にしようとしていたのです。それが私の認識でした。しかしこの認識は戦後長く続いた自民党政権の宣伝の影響を深く受けた全く間違ったものでした。
不破哲三氏の読売新聞、「時代の証言者」を読み続けると日本共産党は中国やソ連の凄まじい干渉を撥ね退けて、独立した日本国家をうち立てようと1961年から努力して来たのです。1959年にソ連と中国の共産党が大喧嘩をして別れたのをキッカケにして日本共産党も両国の共産党と縁を切り、武力革命を捨て、議会制民主主義による革新へと路線転換したのです。従って、その後の共産党は国会議員の増加へ努力するのです。企業からの寄付を一切断り、個人寄付だけで政治活動をしている清潔な政党なのです。
不破さんは愛国者です。彼の「時代の証言者」の連載記事を読むと自民党政治の裏がよく理解できて面白い記事です。日本の共産党は、アメリカからの完全独立を活動目的にした、右翼の集まりのような集団なのです。
しかし何故国会議員が少ないのでしょうか?そこで「日本共産党」のホームページを開けてその活動目標を読みました。ア然としてしまいました。あまりにも楽観的な、机上の空論なのです。アメリカから独立すると言うのは誰でも言えます。問題はどのような段階を踏んで、何時独立するのかという具体的な計画が一切書いて居なのです。一体日本の防衛は自衛隊だけで出来ると思っているのでしょうか?
頼りない政党です。バカバカしい活動方針です。これでは有権者が投票しない筈です。清潔だから良いというなら簡単過ぎます。不破さんは誠実で秀才です。しかし国際政治の弱肉強食の現実を全く知ろうとしません。普天間基地を県外へ移転すると放言して総理大臣を止めた鳩山さんの国際関係の音痴ぶりと同じなのです。
共産党は存在して良いのですが、国会議員の数は公明党より多くはならないと思います。皆様のご意見をお聞かせ下されば嬉しく思います。
=====共産党の綱領==========
民主主義革命と民主連合政府:現在、日本社会が必要としている変革は、社会主義革命ではなく、異常な対米従属と大企業・財界の横暴な支配の打破――日本の真の独立の確保と政治・経済・社会の民主主義的な改革の実現を内容とする民主主義革命である。それらは、資本主義の枠内で可能な民主的改革であるが、日本の独占資本主義と対米従属の体制を代表する勢力から、日本国民の利益を代表する勢力の手に国の権力を移すことによってこそ、その本格的な実現に進むことができる。この民主的改革を達成することは、当面する国民的な苦難を解決し、国民大多数の根本的な利益にこたえる独立・民主・平和の日本に道を開くものである。
(以下省略)