後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

日本共産党は意外や愛国者集団だった・・不破哲三氏の「時代の証言者」より

2010年11月30日 | 日記・エッセイ・コラム

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上の写真は挿絵として入れたもので恵那峡のHPからお借りしました。以下の文章の内容とはまったく無関係です。=============

日本共産党はソ連や中共と親密な政党で、日本に革命を起こし、ソ連の衛星国にしようとしていたのです。それが私の認識でした。しかしこの認識は戦後長く続いた自民党政権の宣伝の影響を深く受けた全く間違ったものでした。

不破哲三氏の読売新聞、「時代の証言者」を読み続けると日本共産党は中国やソ連の凄まじい干渉を撥ね退けて、独立した日本国家をうち立てようと1961年から努力して来たのです。1959年にソ連と中国の共産党が大喧嘩をして別れたのをキッカケにして日本共産党も両国の共産党と縁を切り、武力革命を捨て、議会制民主主義による革新へと路線転換したのです。従って、その後の共産党は国会議員の増加へ努力するのです。企業からの寄付を一切断り、個人寄付だけで政治活動をしている清潔な政党なのです。

不破さんは愛国者です。彼の「時代の証言者」の連載記事を読むと自民党政治の裏がよく理解できて面白い記事です。日本の共産党は、アメリカからの完全独立を活動目的にした、右翼の集まりのような集団なのです。

しかし何故国会議員が少ないのでしょうか?そこで「日本共産党」のホームページを開けてその活動目標を読みました。ア然としてしまいました。あまりにも楽観的な、机上の空論なのです。アメリカから独立すると言うのは誰でも言えます。問題はどのような段階を踏んで、何時独立するのかという具体的な計画が一切書いて居なのです。一体日本の防衛は自衛隊だけで出来ると思っているのでしょうか?

頼りない政党です。バカバカしい活動方針です。これでは有権者が投票しない筈です。清潔だから良いというなら簡単過ぎます。不破さんは誠実で秀才です。しかし国際政治の弱肉強食の現実を全く知ろうとしません。普天間基地を県外へ移転すると放言して総理大臣を止めた鳩山さんの国際関係の音痴ぶりと同じなのです。

共産党は存在して良いのですが、国会議員の数は公明党より多くはならないと思います。皆様のご意見をお聞かせ下されば嬉しく思います。

=====共産党の綱領==========

民主主義革命と民主連合政府:現在、日本社会が必要としている変革は、社会主義革命ではなく、異常な対米従属と大企業・財界の横暴な支配の打破――日本の真の独立の確保と政治・経済・社会の民主主義的な改革の実現を内容とする民主主義革命である。それらは、資本主義の枠内で可能な民主的改革であるが、日本の独占資本主義と対米従属の体制を代表する勢力から、日本国民の利益を代表する勢力の手に国の権力を移すことによってこそ、その本格的な実現に進むことができる。この民主的改革を達成することは、当面する国民的な苦難を解決し、国民大多数の根本的な利益にこたえる独立・民主・平和の日本に道を開くものである。

(以下省略)


恵那峡の写真をお送りいたします

2010年11月30日 | 写真

木曽川の中流、岐阜県東北部に大きなダムがあり恵那峡という景勝地を遊覧船で楽しめるようになっています。11月27日、冷暖房完備のジェットフォイル船で遊んで来ました。周囲の山々の紅葉は全て散っていて冬山になっています。巨岩があちこちに有り、飽きない景観を作っています。写真をお楽しみ頂ければ嬉しくおもいます。なお恵那峡の場所やアクセス方法は検索すると出て来ます。

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タイの仏教僧の托鉢風景の写真をお送りします

2010年11月30日 | 写真

GAKUさんという方がタイのチェンマイという静かな古都に住んでいます。私の尊敬しているマイフレさんです。タイの生活や文化を静かな視線で写真に撮り、美しい写真をブログ、http://gaku404.exblog.jp/ へ沢山掲載しています。あまり素晴らしい写真なのでこちらのブログへ何回も転載させて頂いています。今日はこの下の記事で仏教の話題を取り上げましたので、タイの仏教僧の托鉢風景の写真をお送りします。

GAKUさん、いつもお写真をお借りして有難う御座います。どうぞ奥様、愛猫ともどもお元気でお過ごし下さい。藤山杜人

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日本が世界に誇れるのは仏教文化

2010年11月30日 | 日記・エッセイ・コラム

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現役の間はしばしば外国へ行きました。その土地の人々と一緒に食事をしたり、お酒を飲んだりします。すると日本の文化とはどういうものですかと聞かれます。貴方は即座に答えられますか?長い間困っていましたが、ある時簡単な答えを発見しました。「佛教文化です。国宝には7世紀以来の古いお寺や仏像が沢山あります。」と簡単に答えます。すると今度日本へ行ったら何処のお寺を見たほうが良いですかと聞かれます。この質問も困った質問です。そんなに考え込む必要はありません。

自分の好きなお寺をあげれば良いのです。奈良の法隆寺と唐招提寺。京都では清水寺、南禅寺、高台寺、鎌倉では建長寺と円覚寺と答えます。この時、ウンチクを傾けて余り沢山のお寺の名前を言わない事です。相手が目を回さないようにゆっくり発音します。

さて次の質問はは大抵、「日本の仏教文化とインドやタイの仏教文化とどのように違いますか?」というものが多いのです。貴方は答えられますか?これも困った質問ですね。私は簡単に言います。「キリスト教でも戒律の厳しい宗派と自由な宗派があるでしょう。インドやタイの南方系の仏教は戒律が厳しく、日本の仏教は穏やかな佛教です。和を持って尊しとなす。ですね」と答えます。

その次の質問は、「キリスト教では福音書がありますが、仏教にはありますか?」です。答えは簡単にします。「勿論あります。お経と言います。福音書は4種だけですが仏教のお経は1000年ぐらいに渡っていろいろな弟子によって書かれたので数が非常に多いのです」と答えます。食事をしながらの話なので、大体このぐらいで質問は終りです。面倒くさくなったら楽しい話題へ変えてしまえば良いのです。

そんな事を思い出しました。写真は唐招提寺のWikipedeaとHPからお借りしました。私の好きなお寺です。

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。藤山杜人

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参考までに:釈迦は紀元前5世紀頃、シャーキャ族王・シュッドーダナ(漢訳名:浄飯王 じょうぼんのう)の男子として現在のネパールルンビニで誕生。ゴータマ・シッダールタ は王子として裕福な生活を送っていたが、29歳で出家した。35歳で正覚(覚り)を開き、仏陀(覚者)となったことを成道という。まもなく釈迦のもとへやってきた梵天の勧めに応じて、釈迦は自らの覚りを人々に説いて伝道して廻った。80歳で入滅(死去)したと言われている。