後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

初冬の伊豆に咲く花々

2012年11月22日 | 写真

11月18日から20日までウエルネスの森・伊東に2泊して石廊崎や小室山へ行きました。

石廊崎まではレンタカーで走りました。Img_0345

このツワブキは石廊崎のそばの海鮮料理屋さんの裏庭に咲いていました。
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下のサザンカは小室山の麓の公園に咲いていました。

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日本式旅館はつぶれる・・・残念です、悲しいです

2012年11月22日 | 日記・エッセイ・コラム

伊東駅の前の観光案内所でいろいろ聞くと市内には昔栄えた温泉旅館がありますと教えてくれました。昭和3年、1928年創業で平成年9、1997年で廃業した木造3階建の美しい旅館です。伊東市が保存し、一般に公開しているのです。

駅から海岸の渚でしばらく遊んだ後に松川沿いの昔の温泉街へまわりました。

下にその東海館という旅館の写真を示します。

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大正時代、昭和初期の情緒あふれるロマンチックな日本旅館が消えて行くのは悲しいものです。淋しいものです。そこで伊東市は保存管理し、入場料200円をとって公開しています。

中を見て回りながら何故つぶれしまうのか考えてみました。

1、まず玄関前に車を停めるスペースがありません。

2、部屋は趣向を凝らした木造の内装ですが狭いのです。

3、その上、トイレと洗面所がありません。

4、暖房は火鉢が一つあるだけです。

5、料理が豪華で美味しい高級旅館なので一泊料金が高額になっしまいます。

このような昔風の旅館に一体誰が泊まるのでしょうか?

勿論、つぶれない素晴らしい旅館も沢山あります。上の悪条件をすべて解決し繁盛しているのです。日本式のきめ細かなサービスも魅力のひとつです。

下の写真は今回2泊したウエルネスの森・伊東の室内風景です。この写真の右側に床面積40畳くらいのリビングルームがあり他にベッドルーム、トイレ、風呂場、洗面室、それにキッチンがついていました。

コンドミニアム・ホテルと呼ぶそうです。

これが一泊2食つきで10000円以下なのです。夕食はいろいろ努力してあって美味でした。

私どもはコンドミニアム・ホテルは好きではありません。クラシックなヨーロッパ風のホテルが好きです。

時代の変化に深い感慨を覚える旅でした。

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復讐心は人間の本能(5)解決困難な日米関係

2012年11月22日 | 日記・エッセイ・コラム

国際関係は複雑で奥深い問題を抱えているのが普通です。どの部分を強調して理解するか人々の個人的な立場や人生観によって変わります。ですから選挙の時、国際問題は票につながらないと言います。

その上人間は矛盾した理解の仕方を同時に心にかかえているものです。

例えば私は若いときアメリカに留学し、アメリカ人に大変お世話になっています。アメリカが大好きです。しかしその一方日本中にアメリカ軍の基地がいつまでも存在している事実を不愉快に思っています。そして広島や長崎へ原爆を落として平気なアメリカ人達を憎んでいます。

アメリカと日本の関係は1852年のペリー提督の来日以来日本の宿命なのです。そこにはいろいろな人々の情念が横たわりますます複雑にしています。

「復讐心は人間の本能」という連載記事を以下のように書き進んできましたが、アメリカのことを考えると筆が止まってしまいました。

復讐心は人間の本能(1)解決困難な日中関係、日韓関係、日露関係、そして日米関係の概論

復讐心は人間の本能(2)解決困難な日中関係

復讐心は人間の本能(3)解決困難な日韓関係

復讐心は人間の本能(4)解決困難な日露関係(この記事はアメリカの記事の後に書きます)

日米関係は複雑で総合的な書き方ができません。そこで以下に思いついたことを書くことにしました。

(1)東京裁判とBC級裁判は人間の復讐心

太平洋戦争で勝利をおさめたアメリカは戦後すぐに東京裁判を行いA級戦争犯罪人として東條元総理大臣など多数の戦争指導者を絞首刑にしました。

その上、フィリッピン、などの太平洋地区の国々で残虐行為をしたというB、C級の戦争犯罪の罪で数千人の元日本帝国軍人を処刑したのです。裁判は拙速をきわめ、無実の罪で処刑された人が多かったのです。復讐心で処刑するのですから日本の軍人なら誰でもよかったのです。

(2)広島と長崎への原爆投下は真珠湾攻撃の復讐

宣戦布告しないで真珠湾に停泊中のアメリカの太平洋艦隊を攻撃し、壊滅した日本へ対しての復讐心をアメリカ政府が、「リメンバー パールハーバー!」というスローガンで国民を扇動したのです。

その復讐心のとどめの一撃が広島、長崎への原爆投下だったのです。これでアメリカ国民の心がスッキリしたのです。

(3)沖縄に米軍基地が集結しているのは血みどろの沖縄戦の復讐心による

あなたは日本に何故いつまでも米軍基地があるかその理由をご存じでしょうか?

私は日本が戦争に負けたのだから当然と思っています。人類の歴史をみると戦争とは所詮そういうものなのです。

戦勝国のアメリカが日本を領有し、飛び地にある一つの州にしてもおかしくは無いのです。アメリカ英語を公用語にしドルの使用を強制するのも自由だったのです。日本が朝鮮半島を併呑したときはそのようにしたのです。

とくに沖縄はアメリカ軍が3ケ月にわたる血みどろの地上戦で勝ち取った土地です。日本人に殺されたアメリカ将兵も多数いるのです。その復讐心で広大な基地を作ったとしたらその気持ちは理解に苦しみません。

そしてアメリカ以上の犠牲者を出した沖縄県は日本の軍隊や中央政府を憎むのは当然ではないでしょうか?普天間基地移転に関して鳩山元首相は県外移転と言ったり、やっぱり沖縄以外は駄目だと言ったりして沖縄県の人々を傷つけました。琉球王朝に続く沖縄県の人々の心をもっと深く理解し賢い政策を進めるべきと思います。

(4)復讐心を脱却し日米相互防衛体制を強化し、中国、ロシアに対すべし

日本中にアメリカの軍事基地が存在する理由は戦後のソ連との厳しい冷戦構造にあったのです。

1991年にソ連が解体し、冷戦構造が解消し、ウラジオストック軍港の多数の原子力潜水艦が日本人技術者の支援を受けて解体されました。

しばらくは平穏でした。しかしここ20年間で国力を急に増進した中国が尖閣諸島をおびやかし、太平洋に軍事力を展開しています。ロシアも北方四島を軍事的に利用しようとしています。

このような情勢では日米の安保体制をより強固にすべき時代と思います。

自民党の安倍総裁はアメリカとの軍事行動を共同で行えるように法改正を提案しています。自衛隊を軍隊にして海外派遣も自由にしようとしています。憲法の9条も変えます。日本の軍事力を強化する予算を考えています。

人間の平和に対する理解の仕方には2通りあります。

軍備を撤廃すれば平和になる。

軍備を強化すれば戦争を抑止し、平和が続く。

人類の歴史をみると非常に残念至極ではありますが、強い軍事力を持つほうが平和が持続するのです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)

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