後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

近所の公園もすっかり晩秋の風景に変わりました。

2012年11月24日 | 写真

最近は気温も下がり、朝夕は冬の気配さえ感じられます。

秋も押し詰まって、来週の土曜日には師走になるのです。季節の移り変わりの速さに驚く毎日です。近所の公園もすっかり晩秋の淋しげな風景に変わりました。

皆様の近所の公園はいかがでしょうか?

下に3日前の小金井公園と今日の浅間山公園の風景をお送り致します。上の3枚が小金井公園で下の2枚が浅間山公園です。

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下の2枚の写真のように浅間山は日当たりが良く暖かいので紅葉が遅いようです。

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賢い国際関係の樹立・・・全ての憎しみや復讐心を捨てる

2012年11月24日 | 日記・エッセイ・コラム

最近このブログで国際関係において、憎しみや復讐心が大きな影響を及ぼしているという趣旨の連載記事を掲載しました。以下の通りです

復讐心は人間の本能(1)解決困難な日中関係、日韓関係、日露関係、そして日米関係の概論

復讐心は人間の本能(2)解決困難な日中関係

復讐心は人間の本能(3)解決困難な日韓関係

復讐心は人間の本能(4)解決困難な日露関係

復讐心は人間の本能(5)解決困難な日米関係

 私の主張したかったことは、まず日本人が近隣国やアメリカへ対してのいろいろいな憎しみや復讐心を捨てれば賢い国際関係が築けるという考えです。

そのためには近隣諸国がどのような原因で日本を憎んでいるのか歴史的に明らかにいたしました。ところが書き方が悪くて、「日本人は近隣諸国を憎め、復讐せよ」と主張していると誤解した方がいらっしゃいます。私が尊敬しているネット上の友人の一人がそのように誤解されたのです。

その誤解はある意味で当然で、私は日本の集団的自衛権を認めようとする政治家を褒めたのです。

集団的自衛権とは分かりやすく言えばアメリカ軍と自衛隊が対等に協力しあって軍事行動をとるという意味です。アメリカ軍が攻撃されても自衛隊は絶対に助けない。これが現在の安保条約なのです。これは日本の国家としての尊厳を傷つけています。

一方、小さな島々の領有権に関して中国やロシアや韓国と感情的な対立と抗争を続けています。これはやめましょうというのが私の主張です。

 この島々が原因で中国やロシアや韓国を憎むのは止めましょうというのが私の主張です。

 憎しみや復讐心があるかぎり賢い国際関係が築けないからです。相互に利益の上がる国際関係が築けないからです。

 もう少し明快に説明するために最近の自民党総裁の安倍さんの提案の各々を取り上げてみたいと思います。

(1)自衛隊を国防軍へ変えよ。

 この安倍さんの主張は背景に軍国主義的な臭いがします。私は反対です。自衛隊は国民に愛され、尊敬されています。それで充分です。その予算をすこし増加するのは良いのかも知れませんが、自衛隊を軍隊にして旧帝国軍のような階級制や運営規則を復活させる必要は絶対にありません。

(2)集団自衛権を認める法律改正をせよ。

この安倍さんの主張には賛成です。日本が独自に勝手に軍事行動を始めるのを禁じるということも含めるべきでしょう。

(3)無制限な金融緩和を実施せよ。

この安倍さんの主張は無責任な票集めのスローガンでいけません。

国民は我慢して野田さんの消費税増額に賛成したのです。その理由を考えれば安倍さんの無制限な金融緩和論は危険すぎます。日本の国家としての財政破綻を招くことは絶対に避けるべきです。

(4)中国や韓国が嫌悪感が持つからといって日本の教科書の記述方法を変える必要が無い。侵略は進出と書いて良いし、大東亜戦争の良い結果もキチンと書くべし。

この安倍さんの主張は私は反対です。相手が嫌がることはあえてしないという度量が重要なのです。その度量は決して日本を辱めません。むしろ尊敬されるのです。

以上のように考えると私は安倍さんに反対する項目が多いのです。原発廃止も含めてどちらかと言うと民主党や公明党の主張の方が良いように思えます。

さて最後に、国際関係にもどってもう一度その建設的な樹立方法を書きます。

それにはまず相手国に対する憎しみを捨てることです。復讐心を捨てることです。その上で、相手国に日本を憎むような心を起こさせない配慮と度量が必要なのです。

相手を感情的に怒らせて溜飲を下げるのは外交の禁じ手です。あってはならいないのです。それをすると結局は日本が大きな損を受けることになるからです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。

後藤和弘(藤山杜人)