おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

今時の自転車運転は何か変!

2005-03-15 23:56:59 | 世間世界
 さっき車を運転してしてヒヤッとした。ほとんど車の通りもない直線二車線の道路を進んでいた小生。信号はまだ先、見通しもいい。前方左側には、乗用車が停車している。正直、制限速度をちょっとオーバー気味で進行していた。そして、その停車中の車を斜め左側に見てアクセルを踏もうとした時、急に車の陰から自転車が飛び出してきたのだ。
 あわてて右側に車線変更して、危うくその自転車をよけた。とっさの判断だったが、もし右側車線を車がすぐ後ろに走ってきていたら、その車と接触して大事故につながった可能性も大である。幸いに、夜11時過ぎの閑散とした道。
 それにしても、反対車線を走って来る自転車があるとは思いも寄らなかった。しばらく進むとやはり同じように反対車線を走って来る自転車がいるではないか。今度は、見通しがよかったので、自転車と対面交通のようなかたちで、その脇を通り過ぎた。
 そういえば、この間、近所の国道で信号待ちをしていたとき、目の前を通過する自転車があったことを思い出した。びっくりした小生を横目に、この自転車も反対車線を悠々と走っていた。そして、道路の真ん中を今度は反対車線に進み、横断していった。そのときは、何と無謀な自転車だと思ったが、今回、現実に出くわしてみると、自殺行為としか思えない乗り方だと感じた。
 そういう小生も、昔、酔っぱらって自転車に乗って帰宅しようとして、ガードレールにぶつかって転倒、大けがをしたこともあったから、非難することは出来ない。おまわりさんから「旦那、大丈夫ですか、酔っぱらってますよ、気を付けて下さい」と声をかけられたこともあったっけ。
 ところで、道交法では、自転車は軽車両になるはず。反対車線を走るのは、明らかに道交法違反である。しかし、そういうことなど気にもしていない風。いったん、車と自転車の事故ということになれば、圧倒的に車の方が分が悪くなるだろう。まして生命に関わることならば、一生、悔やんでも悔やみきれない、双方ともに多くの人を巻き込んでの悲惨な事故ということになる。
 歩道から急に車道に飛び出してくる自転車。片手で運転。両手を離しての運転。携帯電話をかけながらの運転。歩道上を歩行者に遠慮会釈なく突っ走るような運転。
 先日は、どちらが悪かったのか、自転車に乗った女子高校生とバイクに乗った年寄りの男性がぶつかり、どういう加減かバイクがその男性に倒れてきて、全身打撲で意識不明が一ヶ月以上になった後、亡くなったという話しを耳にした。わずか15,6歳での他人の死と出会わす体験は、悲痛なものがある。
 何年か前、小生自身、近所の女子高校生が、横断歩道に少しかかって停まった大型トラック(これは道交法違反)の前をすばやく横切ろうとして、信号が変わって走り出したトラックにひかれて即死というあっという間の出来事(事故)を目撃したことがあった。
 車社会の中で、とかく安易に運転している自転車も一歩間違えば大事故につながるというごく当たり前のことを自覚したい。年寄りや小さな子どもを対象にした、「地域自転車安全教室」「マナー向上」などのキャンペーンも必要なのではないだろうか。
 「ヒヤッとしたその瞬間を忘れるな!」懐かしい交通標語を思い出した。
コメント (5)
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