おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

まだ自分たちの「正義」を信じたい困った人々

2007-08-22 17:12:54 | つぶやき
 公明党の太田代表。参院選大敗北後、初めての街頭演説。自民党への恨み辛みを訴える。勿論、これは、街頭に集まった、地域から動員された学会員に対して。自民党のどうしようもない失態が、自分たちの敗北につながった、と。あくまでの自分たちの敗北を他人のせいに。
 かつて、共産党が自分たちの主張は正しかったが、共産党攻撃に負けた!などと総括していたことを、つい思い出した。
 敗北の原因は、公明党の政策的・道義的な誤り。すなわち自民党、特にコイズミにひれ伏して、彼の「弱者切り捨て」路線を全面的に支持し、その後も、アベの言いなりになたて、ろくでもない法案の強行採決に積極的に与し、その結果、創価学会以外の支持者(F票)の支持を失ったのではなかったか。今や、学会員以外への浸透は全くなくなっているのが、「憂うべき」状況。
 さらに、学会組織の疲弊が大きく影響しているのではないか。選挙の実戦部隊であった婦人部の高齢化、手弁当で動く活動家の減少・・・。青年組織も、かつてほど活発に動いているようには思えない。
 一票を獲得するために、あらゆる手づるを頼って、全国に散っていく。PTA組織や地域の組織、同窓会組織などに入り込み、人間関係を作って選挙での投票をお願いする。その極めつけは、もう死にものぐるいで「お題目」を唱える・・・。
 こうした狂信的な信者が、かなり減ってきているのではないか。小生の周りを見回しても、そんな感じがする。近所の学会の会館に集まってくる人も、高齢者の姿が大変目に付く。これは、創価学会だけではないだろうが・・・。駅頭で、署名活動やビラを配る共産党系組織の人も、ほとんどが高齢者ばかり。
 まして、公明党の場合、自民党に迎合し、平和問題や年金問題では、政策的に妥協。そのことが最も悪質で、有権者の支持を失ったのに、それを棚上げにし、自分たちが自民党のお粗末さを一生懸命守ってあげているのに、どうして自分たちが大敗北したんだ。もうそればかり。
 ついには、恨みだか愚痴だか分からない、居直り発言。支持者を集めて、声高に叫ぶ。もう、すっかり学会員以外から愛想を尽かされていることに、かなりイライラしているようす。自民党から決別し、平和と庶民の党として再生する気などさらさらなく、文句を言っても、結局、自民党に引きずられていくだけ。こんなふうに、公明党・創価学会を国民は見抜いているのではないか。
 ざる法を承知の上で、強行採決した「政治資金規正法」の再改正。民主党と同じように、本当に1円からでも領収書をという案でいくと語っていた、太田代表。そういう勢いをいつしかごまかし、大臣の座をもらうことで、自民党に逆らえず、またまたごまかしの改正で終わりとするのか。
 官房長官他、次々と出てくる政治資金を巡る不正疑惑には、敢然と立ち上がって「自民党NO!」と言い切れれば、まだ活路は見いだせるはずだが、そんな気はさらさらあるまい。
 唯一の支持団体で、似非宗教団体の創価学会向けの、格好付けでまたしても終わってしまうだろう。気の毒なのは、上から言われるままに右向け右、左向け左、と踊らされる末端の学会員である。
コメント
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