おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

区立九段中高一貫校の現実

2008-10-20 19:37:50 | つぶやき
 今、発売中の「讀賣ウィクリー」九段高校附属中学で退学指導を行ったことが「スクープ」といったかたちで報道されています。これは、実は、もう学校関係者には周知の事実。それでなくても、九段の評判の悪さは塾業界でも話題に。なにしろあそこの生活指導はどうしようもない!悪ガキが多すぎて!と。
 そのまま高校に行けるのだから、地元の中学に通わずにやってきた悪ども。当然、勉強態度もよくない、生活態度も。だから、今回の処置(指導?)は当然です。今まで遅きに失した感が。それでも、保護者は居直っているようですが。
 でも、どうしてそうなったというと、子ども達にも大きな責任があるが、学校の姿勢にも問題あり!
 なにしろ鳴り物入りで作った学校。わざわざ名門・中堅上の伝統都立高を区立にしてまで、千代田区の中高一貫教育の目玉商品(?)にした。
 しかし、最初からボタンがどうも掛け違ってしまった。アドバイザーだった明治大学の斉藤孝さんも、すぐやめちゃう。校長はころころ変わる。教師ももちろん。そして、校長が替わるたびに、新しい目玉方針を打ち上げる(でっちあげる)。
 校長は、もう言いたい放題、やりたい放題やったあげく、皆、放り出して逃げていった。
 その一つ。勉強の進度。先取り教育としてどんどん授業を進める。土曜も休みも関係なし。「都立中高一貫校のカリキュラムのスピードで最も速いのは区立九段です。」これをウリにした。
「日比谷や西などの都立トップ校では、高2までに大体の範囲を終え、数ⅢCも高3の前期までに終わるのが普通ですが、区立九段は高1でほぼ終わらせる」と公言した。こんなんでは、生徒も教師もぶっ倒れるしかない、ついていけるわけがない!
 「全国ほとんどの公立中高一貫校が先取り教育を行っているが、九段はその先頭だ」!? いい加減にして下さい!
 「公立中高一貫校が何故人気かといえば、私立のように先取り教育が可能だからです。公立中高一貫校は、合法的に(?)先取り教育が認められています。」
 こうして受験生(小学生)を煽り立てたあげくに、このざま!
 いったいだれが責任をとるの?
 このまま立ち腐れになってしまうのか、名門「九段」高校。でも、何とか再生して欲しい。とても落ち着いたいい雰囲気の高校だったから、場所もいいしね。
コメント (2)
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