以下の写真は、昨日・今日の様子ではありません。せめて写真で冬入りを感じさせましょうか。
隅田公園にて。
※墨田区側の「隅田公園」は、改修工事のため、立入禁止区域がある。
こんなふうに色づくのはいつになることでしょうか?
今日は「立冬」。「霜降」から数えて15日目頃。
※ちなみに立冬の11月7日は、語呂合わせで「11(いい)7(な)べ=いい鍋の日」に制定されています。明日は、「11(いい)8(歯)の日」。また、ボジョレーヌーボー解禁日は毎年11月の第三木曜日と決められており、2024年は11月21日。
立冬とは、冬の始まりのこと。
立春(りっしゅん)、立夏(りっか)、立秋(りっしゅう)、立冬は、春夏秋冬の最初となります。この4つの日を「四立(しりゅう)」といいます。その四立の前日が「節分」。季節を分けるという意味。
朝夕冷えみ、日中の陽射しも弱まって来て、冬が近いことを感じさせる頃。木々の葉が落ち、木枯らし1号や初雪の便りも届き始める。初雪の知らせが聞こえてきます。真冬の寒さに備えて、暖房・こたつなどの準備を始める時期。
この日から立春の前日までが暦の上では「冬」。
「暦の上では冬となりました」というように、まさに「暦の上」。
今年の暑さは尋常ではありません。つい最近まで、日中、まだ半袖のときもありました。去年の11月には百年ぶりの夏日を記録しました!
以前なら10月末にはカーペットを敷き始めていましたが、今年はまだまだ先?
と思っていた東京地方。
今朝は、一番の寒い朝でした。昼間も一点の雲もない、すっきりした青空が広がりました。立冬らしく寒さ。
「木枯らし1号」も吹きました。自転車では寒い! 寒い!
秋を通り越して、いきなり冬へ。各地で初雪の便りが届いています。札幌では、すっかり雪化粧の町並みに。
6日に静岡県側から富士山の初冠雪を目視した、とのこと。しかし、甲府気象台から目視できず「初冠雪」の発表にはならず、立冬の日の今朝になりました。130年という観測史上、もっとも遅い記録だそうです。
「木枯らし1号」
- 木枯らしや竹に隠れてしづまりぬ (松尾芭蕉)
- 木枯や鐘に小石を吹きあてる (与謝蕪村)
- 凩にしつかりふさぐ蠣の蓋 (正岡子規 )
- 海に出て木枯帰るところなし (山口誓子)
- 木枯らしや目刺にのこる海の色 (芥川龍之介)
- 凩の上に物なき月夜哉 (夏目漱石)
- 木枯らしやひろ野を走る雲のかげ (森鴎外)
(「」HPより)
しかし、このまま冬になることはないらしい。またしばらく暖かい日が続くようです。
さて、七十二侯では、
山茶始開 つばきはじめてひらく
よみは「つばき」ですが、山茶花(さざんか)が咲き始める頃。冬枯れの景色の中で、大輪の山茶花の花はよりいっそう目立ち、綺麗に咲きほこります。
「利根川」にて。
地始凍 ちはじめてこおる
冬の冷気のなかで、大地が凍りはじめる頃。朝は霜が降り、場所によっては霜柱がみられるところもあります。夜も冷え込みがいっそう厳しくなる。北海道などでは地面に雪が降り積もってきます。
関東地方でも山では降雪に。
金盞香 きんせんかさく
水仙の花が咲きはじめる頃。水仙は上品な香りと、育てやすさから人気のある花。
向島百花園にて。
果物
林檎(りんご)
身体に良いフルーツの代表である林檎。毎日食べることで、自律神経の乱れを正常に戻し、ストレス解消に効果的な果物です。美肌効果もあるので、体内から美しさを維持してくれます。
※ご近所からリンゴを頂きました。軽井沢産。今年は暑さが続いたせいか、小ぶりなものが多い、とのことです。
蓮根(れんこん)
穴があき、先が見え見通しが良いことから縁起の良い食べ物とされています。今年の夏は高温の晴れの日が多かったため、美味しい蓮根がたくさんできると期待されています。
牡蠣(かき)
牡蠣は貧血の改善に効果がある食材の中で、最も理想的な食べ物です。新鮮な生牡蠣は美味しいですが、貧血には火を通した温かい牡蠣のほうが効果があります。
※「牡蠣アレルギー」の小生は食べたくても食べられない。昔は平気でしたが、あるとき生牡蠣に当たってしまい、下痢などで大変な状態に。それ以来、牡蠣はまったくダメになりました。
花
茶の花
名前の通り、お茶の木に咲く花である茶の花。椿にそっくりな小ぶりな花で、実も椿の実とそっくりです。更に、成分も椿と似ているため、椿油と同じく化粧品などで使われることもあるようです。
お茶の花。狭山丘陵にて。
花は10-12月初旬頃に咲き、初冬の季語となっています。ツバキの花に似ていますが、花弁が包み込むように丸く開いています。常緑樹であるお茶の木の、葉の下の方に白い花が咲いています。
七五三
11月15日は七五三です。数えの歳で、男の子は3歳5歳、女の子は3歳7歳の時に、各地の神社へお参りへいきます。千歳飴は親が子どもの長寿を願っていることから、長くなりました。
※孫達も、「七五三」は数年前に終えています。
次は「小雪」 11月22日(金)。
(この項、「暦生活」HPなど参照)
※掲載写真の撮影年、時期は異なります。