おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

大雪。12月7日。おおゆき。クマの被害。シクラメン・「シクラメンのかほり」。日の入り。風花・川上弘美。

2024-12-07 20:08:50 | 二十四節気

今日は二十四節気の21番目「大雪(たいせつ)」

日本海側・北国では、予想外の大雪(おおゆき)が降り続くとの予報。東京地方はぐっと寒くなりましたが、晴れの日が続いています。

暦の上で、 大雪(たいせつ)とは本格的に冬が到来するころ。山々は雪に覆われ、平野にも雪が降り積もります。新しい年の準備をはじめる「正月事始め」もこの時期から行われます。

七十二候では、

初候 12月7日〜12月10日頃

閉塞成冬 そらさむくふゆとなる

天地の気が塞がれ、冬がおとずれる頃。空は重い雲に覆われ、生き物はじっと気をひそめています。塞ぐという言葉は、寒さから人々を守るという意味でとることもできます。

・次候 12月11日〜12月15日頃

熊蟄穴 くまあなにこもる

熊が冬ごもりの時期に入り、穴にこもる頃。春になるまで、穴の中で過ごします。熊だけではなく、しまりすや蛙、こうもりも冬ごもりを始めます。

ところが、去年も今年も!

クマの生態に詳しい東京農工大学大学院の小池伸介教授は「クマは食べられるものがなくなると冬眠に入る習性があるが、人里の柿やくりなどを食べているクマはエサがなくなるまで冬眠に入らない可能性もある」と指摘したうえで、最近になってもクマによる被害や目撃情報がある地域では引き続き、注意するよう呼びかけています。

石破茂首相は6日の参院予算委員会で、各地で相次ぐクマ被害を踏まえた対策強化に意欲を示した。出没時に対応するハンターに関し「数が足りなくなってきている。高齢化が進み、報酬も十分でない」と述べ、待遇改善の必要性に触れた。

 原因を巡り「山が荒れて食べ物がなくなり、人里に人がいなくなり、出没しやすくなった」と指摘。鳥獣が帰れる山をつくり、里山に人が戻るような環境を、長期的に整えることが抜本的な解決につながるとの見方を強調した。

 立憲民主党の徳永エリ氏に対する答弁。

・末候 12月16日〜12月20日頃

鱖魚群 さけのうおむらがる

鮭が川を遡上する頃。海で育った鮭は、産卵のために自分の生まれた川へと里帰りをします。北国では冬を代表する光景のひとつであり、迫力のある遡上を見ることができます。

川に産んだ卵は、孵化(ふか)し、鮭の稚魚(ちぎょ)となり大海へ出ます。鮭は、海で栄養補給しながら成長します。海に出てから3~4年かけて、また、生まれた川に産卵のために戻ってきます。これが鮭の遡上です。

花 シクラメン

年末から飾られることの多いシクラメン。色は赤、白、ピンク、紫と様々。トルコなどで豚がシクラメンの球根を食べたことから、「ブタのパン」「ブタのマンジュウ」とも呼ばれます。

(近所のお花屋さんにて。)

小椋佳作詞・作曲の「シクラメンのかほり」。布施明が歌ったものをよく耳にしました。が、1975(昭和50)年のヒット曲。すでに半世紀前の歌だったのですね。

シンガーソングライター小椋佳第一勧業銀行赤坂支店に勤めていた際、取引先の会社で休憩していた時に見た、自身には馴染みのない花であったシクラメンをヒントに思い浮かんだものである

・・・

(この項、「Wikipedia」より)

真綿色したシクラメンほど清しいものはない
出逢いの時の君のようです
ためらいがちにかけた言葉に
驚いたように振り向く君に
季節が頬を染めて過ぎていきました

うす紅色のシクラメンほどまぶしいものはない
恋するときの君のようです……
疲れを知らない子供のように
時が二人を追い越して行く 
呼び戻すことができるなら 
僕は何を惜しむだろう

うす紫のシクラメンほど
淋しいものはない
後ろ姿の  君のようです
・・・

果物 洋梨ようなし

洋梨はある程度熟したものを収穫し、保存し、成熟させてから食べます。そのため、食べごろの見極めが重要。シャリシャリとした食感ではなく、とろけるような甘さが特徴的です。 

魚 鱈たら

産卵期を迎えた鱈が蟹や海老など、身近な物を何でも食べてしまうことから「鱈腹」という言葉ができたといわれています。おいしい鱈は、お腹の色が白く、背中の模様がはっきりとしています。

野菜 大根だいこん

おでんや粕汁など冬のメニューにかかせない存在である大根。年末年始で暴飲暴食が多く、胃がスッキリしないときに、大根をおろして食べると、不快感を解消してくれます。

(以上は、「暦生活」HPなど参照)

ところで、冬至(12月22日ころ)に向かって日の入りがますます早くなっていくという印象でした。

が、実は、11月末から12月初めにかけてがピークのようです。日の出がだんだん遅くなることに。

(「ウエザーニュース」より)

上図のように「冬至」前が一番早く日の入りを迎えるようです。ということは、これからは少しずつ日の入りが遅くなるということ?

連日晴れの日が続く東京地方。真っ赤に映える夕陽に実感しています。

そうそう、川上弘美さんの小説に『風花』という作品があります。

そのエピローグは、女性としての生き方に、確乎とした信念や行動を持ち合わせてはいないように見えた主人公が、少しも後ろを振り向かずに、赤色の横断歩道を駆けだしていく。それを呆然と見つめる夫の姿を(作者は)「やさしく」突き放しています。そこには、自らの、一回限りの人生を、確かに生きていこうとする女性の姿とそれにとまどう男の姿が、・・・。選んだ道の行く手は、どうなっていくのか。

読者も、またここから(立ち止まるのか、駆け足になるのか)、自分の人生を見つめ直すしかないのでしょう。

本格的な冬を迎える師走。新春を迎える準備の中で、来し方行く末を思うことも大事かもしれませんね。

注:「風花(かざはな、かざばな)」

 晴天時に雪が風に舞うようにちらちらと降ること。あるいは山などに降り積もった雪が風によって飛ばされ、小雪がちらつく現象のこと。からっ風で有名な静岡県や群馬県でよく見られる。
 冬型の気圧配置が強まり、大陸から日本列島に寒気が押し寄せてくると日本海側で雪が降るが、その雪雲の一部が日本列島の中央にある山脈を越え、太平洋側に流れ込んできたときに風花が見られる。(「Wikipedia」より)

 

次は、「冬至」12月21日(土)

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