ほしよりこ著「山とそば」(新潮文庫)を読みました。松本や岩国、熊本などを旅した時のことを絵と文章で綴った絵日記的な紀行ですが、ユーモアが漂っていて面白かった。ホテル、蕎麦屋、喫茶店、温泉などが実名で登場し、ガイド的にも使えます。実は、職場近くの本屋さんで手に取ったところ、女性店員が、「それ面白いですよ」と奨めてくれたこともあって読みだしたものです。
3編の紀行文が収録されていて、「山とそば」、「ヘビに巻かれて」、「カルデラのある町へ」で、それぞれ主に松本、岩国、熊本(阿蘇)を舞台にしています。だいたい雑誌の編集者などとの旅ですが、著者一人の行動も多く、旅館・ホテル滞在や温泉立ち寄りなど日程を自由に組み替えていて、いつか僕もそんな旅をしてみたいと憧れます。
「山とそば」は、信州松本平が舞台なので、著者が訪れたお店を並べてみました。
(『山とそば』に登場する松本・安曇野・上高地の飲食店・旅館・ホテルなど)
田舎屋(蕎麦・松本)
常念坊(旅館・有明)
みはらし(蕎麦・松川村)
ホテル花月(ホテル・松本)
花月ティールーム(喫茶)
ちきりや(民芸品・松本)
みたに(レストラン・松本)
のむぎ(蕎麦・松本)
大正池ホテル(ホテル・上高地)
アルペンローゼ(洋食・上高地帝国ホテル内)
湯川荘(旅館・白骨温泉)
弁天本店(蕎麦・松本)
翁堂茶房(喫茶・松本)
三城(蕎麦・松本)
まるも(喫茶・松本)
マサムラ(菓子・松本)
著者が食べた、「マサムラのベビーシューや石垣サブレ」は美味しいので、自宅用やお土産に買います。花月ティールーム(ホテル花月内の喫茶店)は、お気に入りで、たまにランチや友人との待ち合わせに使っています。「まるも」や「翁堂茶房」も何回も寄りました。ホテルや蕎麦屋さんで訪れたことがないところがあるので、機会を作り出かけるつもりです。