長野市にある長野県信濃美術館が建て替えに伴い10月1日から休館になります。それに先立つ最後の絵画展の「花ひらくフランス風景画」展が開催されたので、観に行きました。信濃美術館が、有名西洋絵画の企画展を行うのは、滅多になく多分初めてで、これなら入場料を払って行きたくなります。
今後も西洋絵画を中心とした企画展を山梨県立美術館に倣って開催してほしいものです。今回は、シスレーやモネの作品を観られて、嬉しい展示会でした。2017年6月18日まで開催しているので、お近くの方は出かけてもいいかもしれません。
パンフレットの表紙。
目次です。西洋風景画の歴史をたどるように構成されています。
ターナーは、18世紀イギリスの画家で、彼の絵は結構好きです。
ウジューヌ・ブーダンの「トリスタン島の眺望、朝」。バルビゾン派と印象派の架け橋の画家といわれるようです。
カミーユ・ピサロの「カルーゼル橋の午後」。ピサロは、「羊飼いの女」も展示されていました。
クロード・モネの「アムステルダムの港」。モネの作品を展示してあるパリのオランジェリー美術館へ行ったことがありますが、かなうならば再訪してみたいと思いました。
林倭衛の「南フランス風景」。彼は、現在の長野県上田市生まれで、信州ゆかりの西洋画家の一人として、絵が展示されていました。信濃美術館の収蔵品です。セザンヌに傾倒していたようで、セザンヌの故郷のエクスを題材としています。
山形県山寺にある「山寺後藤美術館」のパンフレット。山寺後藤美術館収蔵品がたくさんきていました。このほか、松岡美術館、ポーラ美術館などの収蔵品が展示されていました。
【長野県立 信濃美術館】
住所:長野市箱清水1-4-4(善光寺東隣)
電話:026-232-0052
ホームページ:長野県信濃美術館
駐車場から美術館入り口へ。
階段を上がって入り口へ。
玄関。
玄関を入ったところにあった、ふらんす風景画のポスター。
本館に隣接している東山魁夷館。
美術館前の公園からの景色。遠くに山桜が咲いています。善光寺は左手になります。