安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

大森明(as)クインテットライブ (4月5日 東京赤坂 B flat)

2019-04-08 20:14:01 | 演奏会・ライブ

アルトサックス奏者の大森明さんのライブを赤坂のB Flatで聴きました。チャーリー・パーカーの曲を演奏してくれるのではないかと期待しながら、千代田線赤坂駅で下車し、会場に向かいます。

(出 演)

大森明(as)
高瀬龍一(tp)
続木 徹(p)
上村 信(b)
鈴木宏紀(ds)

大森明(as)

高瀬龍一(tp)

   

上村 信(b)

(曲 目)

A Night at Tony's (Gigi Gryce)
April in Paris (Vernon Duke)
East 9th Street (大森明)
Easy Living (Ralph Rainger)
Budo (Charlie Parker 、Miles Davis)

休憩

Confirmation (Charlie Parker)
春宵  (大森明)
Mingus Mood (大森明?)
My Funny Valentine (Richard Rodgers)
Moonlight in Vermond (Karl Suessdorf)
Southern Cruise (大森明)

The City Lights (大森明)(アンコール曲)

(感 想)

大森明(as)と高瀬龍一(tp)のコンビは、チャーリー・パーカー・クインテットと同じ楽器編成でもあり、パーカーらがやっていた音楽(ビ・バップ)やバラードが楽しめました。ベテラン中心のクインテットなので、安定感があり、メンバー各人もゆとりがあるように見えました。

大森さんはリードの調子が今一つなのか、はじめの方では音が小さめでしたが、次第に本領を発揮し、高瀬さんは、中音域を中心に歌うようなプレイぶりでした。クインテットの演奏は、やはりパーカー作の「Budo」や「Confirmation」が圧倒的によく聞えました。

会場からのリクエストに応えて、バラードの「My Funny Valentine」を高瀬龍一フーチャーで、「Moonlight in Vermond」を大森明フューチャーで演奏しましたが、どちらもよいムードでした。大森さんのオリジナルも5曲演奏されましたが、アンコールでやった「The City Lights」が黄昏れの感じが出た哀感を感じさせる曲調で印象に残りました。

ピアノの続木徹さんを含め、ベテラン健在といったライブでもありました。

【B Flat】

住所:東京都港区赤坂6-6-4 赤坂栄ビルB1
電話:03-5563-2563
ホームページ:bflat.biz

赤坂「B♭」の入口

黒ビール

おつまみはチキンの柔らか煮