軽井沢大賀ホールの「2019春の音楽祭」の川瀬賢太郎指揮神奈川フィルハーモニー管弦楽団の公演を聴きに行ってきました。神奈川フィルは初めてで、コンサートマスターの石田泰尚(いしだ やすなお)さんの姿を見るのが楽しみです。
(出 演)
指揮:川瀬賢太郎
チェロ:横坂 源
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
首席ソロ・コンサートマスターの石田泰尚(いしだ やすなお)さん。(楽団のホームページからお借りしました。)
(曲 目)
ドヴォルザーク / 序曲「謝肉祭」 作品92
ドヴォルザーク / チェロ協奏曲 ロ短調 作品104
カザルス / 鳥の歌(横坂さんのアンコール曲)
〈休 憩〉
リムスキー=コルサコフ / 交響組曲「シェエラザード」 作品35
グリーグ / ペールギュントから朝(神奈川フィルのアンコール曲)
(感 想)
「シェエラザード」がよかったです。川瀬賢太郎の闊達な指揮に加え、コンサートマスターの石田さんの美音が響いていて、聴き応えのある演奏でした。風貌からすると、その筋の人かと思わせるような石田泰尚さんですが、ヴァイオリンは繊細で、このギャップは面白かった。
序曲「謝肉祭」を初めて聴くことができ、それも印象に残りました。お気に入りの曲なので、車の中でCDを聴いていったのですが、やはり実演は違います。タンバリンはじめ打楽器が活躍するダイナミックな曲ですが、中間部は抒情的で、川瀬賢太郎と神奈川フィルの演奏は、そのへんをしっとりと聴かせてくれました。
ドヴォルザークのチェロ協奏曲ですが、第一楽章がちょっと遅めのテンポで、僕のイメージしているのと少しギャップがあったのですが、次第に協奏曲らしくなっていきました。チェロの横坂源さんの音色は深々としていました。神奈川フィルの名前は、長野県内では知られていないようで、客席が少し寂しかったのが残念でした。
【軽井沢大賀ホール2019春の音楽祭】
大賀ホールのホームページ:ohgahall.or.jp
(チラシの一部)
表紙。
今回、オーケストラは、神奈川フィル、都響、東京フィルが登場します。