安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

川瀬賢太郎指揮 神奈川フィルハーモニー管弦楽団演奏会 (4月27日 軽井沢大賀ホール)

2019-04-29 20:05:52 | 演奏会・ライブ

軽井沢大賀ホールの「2019春の音楽祭」の川瀬賢太郎指揮神奈川フィルハーモニー管弦楽団の公演を聴きに行ってきました。神奈川フィルは初めてで、コンサートマスターの石田泰尚(いしだ やすなお)さんの姿を見るのが楽しみです。

 (出 演)

指揮:川瀬賢太郎
チェロ:横坂 源
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団

   

首席ソロ・コンサートマスターの石田泰尚(いしだ やすなお)さん。(楽団のホームページからお借りしました。)

(曲 目)

ドヴォルザーク / 序曲「謝肉祭」 作品92
ドヴォルザーク / チェロ協奏曲 ロ短調 作品104

カザルス / 鳥の歌(横坂さんのアンコール曲)

〈休 憩〉

リムスキー=コルサコフ / 交響組曲「シェエラザード」 作品35

グリーグ / ペールギュントから朝(神奈川フィルのアンコール曲)

(感 想)

「シェエラザード」がよかったです。川瀬賢太郎の闊達な指揮に加え、コンサートマスターの石田さんの美音が響いていて、聴き応えのある演奏でした。風貌からすると、その筋の人かと思わせるような石田泰尚さんですが、ヴァイオリンは繊細で、このギャップは面白かった。

序曲「謝肉祭」を初めて聴くことができ、それも印象に残りました。お気に入りの曲なので、車の中でCDを聴いていったのですが、やはり実演は違います。タンバリンはじめ打楽器が活躍するダイナミックな曲ですが、中間部は抒情的で、川瀬賢太郎と神奈川フィルの演奏は、そのへんをしっとりと聴かせてくれました。

ドヴォルザークのチェロ協奏曲ですが、第一楽章がちょっと遅めのテンポで、僕のイメージしているのと少しギャップがあったのですが、次第に協奏曲らしくなっていきました。チェロの横坂源さんの音色は深々としていました。神奈川フィルの名前は、長野県内では知られていないようで、客席が少し寂しかったのが残念でした。

【軽井沢大賀ホール2019春の音楽祭】

大賀ホールのホームページ:ohgahall.or.jp

(チラシの一部)

 

 

        

表紙。

 

   

今回、オーケストラは、神奈川フィル、都響、東京フィルが登場します。