安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ボビー・ハッチャーソン OBLIQUE

2019-05-18 20:25:23 | ヴァイブ、オルガン他

先日、上越市に所用があって行きましたが、途中小布施PAで休憩をとりました。暑くなってきているので、冷たいものがほしくなり、小布施ならではの「栗みつソフト」をいただきました。アイスクリームに栗と最中の皮を乗せ、そこに蜜を少しかけたもので、クールな中に甘さが混じって美味しくいただきました。クールな感じのアルバム。

BOBBY HUCHERSON (ボビー・ハッチャーソン)
OBLIQUE (BLUE NOTE 1967年録音)

   

これは希に見る素晴らしいアルバムですが、録音当時発表されずにお蔵入りし、1979年に日本のキングレーベルから初めて発売されたものです。ボビー・ハッチャーソン(vib)には、長い経歴があり録音も数多くありますが、1960年代のいわゆる新主流派時代に録音したブルーノートレーベルのアルバムは、総じて好みです。

メンバーは、ボビー・ハッチャーソン(vib)、ハービー・ハンコック(p)、アルバート・ステンソン(b)、ジョー・チェンバース(ds)。ハービー・ハンコックが参加し、ハンコック作の「Theme From Blow Up」が演奏されているのも注目されるところです。

曲は、参加ミュージシャンのオリジナルです。ボビー・ハッチャーソンの自作が「Til Then」、「My Joy」と「Subtle Neptune」の3曲、ハンコック作の「Theme From Blow Up」(映画「欲望」のテーマ)、ジョー・チェンバース作が「Oblique」と「Bi-Sectional」で、全6曲。ハッチャーソンの3曲は、豊かなメロディに、ボッサ乃至サンバ系のリズム、さらに響きもモーダルで、一言でいうとかっこ良いです。

ハッチャーソン(vib)のプレイに加え全体のサウンドが爽やかで、新鮮な感じのするアルバム。ジョー・チェンバース作の2曲はややリズムを強調したアグレッシブなものですが、それ以外は室内楽的な演奏で休日の午後などのゆったりタイムにも流せます。「Til Then」は、ボッサ系でハッチャーソン(vib)とハンコック(p)のソロが心地よく響き、「Theme From Blow Up」のジャズ化は、これが初めてようですが、モード的な和音が面白い。「Subtle Neptune」もリズミカルで爽やかさがあり、ハードバップとは一線を画したムードです。

【上信越自動車道  小布施パーキングエリア下り線】

住所:長野県上高井郡小布施町大島660-2 
ホームページ:ドラぷら小布施PA下り

こちらのPAは賑わっていることが多いです。

ベンチなどが設けられ外で休憩できるようになっています。

千曲川越しに黒姫山と妙高山などが見えます。

栗みつソフトの文字が目に飛び込んできました。

「栗みつソフト」。栗の産地でお菓子屋さんがある小布施ならではの品物です。