ピアニストのビル・エヴァンスの生涯と音楽を関係者の証言と演奏などで綴ったドキュメンタリー映画「ビル・エヴァンス タイム・リメンバード」が公開されたので見てきました。既にDVDが出ていて、持っている(感想を記した拙ブログのページ)のですが、映画館の大画面で観たくて出かけました。
ビル・エヴァンスの人生と音楽を追った素晴らしいドキュメンタリーです。最初から最後までテンポがよく、ドラマチックな場面が続き、画面に惹きつけられっぱなしでした。見ている間中、ビル・エヴァンスの美しく独創的な音楽が、彼の麻薬にとりつかれた人生を哀しく彩っているような気がして仕方ありませんでした。
エヴァンスとの出会いやヴィレッジヴァンガードにおけるセッションのことを克明に語ってくれたポール・モチアン(ds)に対するインタビューが、この映画の核です。スコット・ラファロ(b)、ビル・エヴァンス(p)が亡くなり、モチアンも2011年に亡くなったので、ギリギリのタイミングで製作してくれたブルース・スピーゲル監督に感謝。
松本市に隣接した山形村の「アイシティ・シネマ」で平日の午後7時30分からの上映に行ったのですが、20人近く観客が入っていて、数人いればいいと思っていたので、驚くとともに嬉しくなりました。松本市周辺には、ビル・エヴァンスやジャズのファンが多いのかもしれません。
【ビル・エヴァンス タイム・リメンバード公式サイト】
【アイシティ・シネマ】
住所:長野県東筑摩郡山形村7977 アイシティ2F
ホームページ:icitycinema