安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ダスコ・ゴイコヴィッチ SWINGING MACEDONIA

2019-05-25 19:25:02 | トランペット・トロンボーン

長野駅の駅ビルMIDORIに「軽井沢 maple stock」というお店が4月にオープンしましたが、焼きたてのワッフルが美味しそうだったので、初めて買ってみました。シロップも付けてもらい、ワッフルにかけて食べましたが、甘さ控えめで想像よりもよほどサラッとしていて、後味の爽やかなシロップでした。後味爽快なアルバムを。

DUSKO GOYKOVICH (ダスコ・ゴイコヴィッチ)
SWINGING MACEDONIA (enja 1966年録音)

   

ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp、1931年~)は、近年も快作を残していますが、ユーゴスラヴィア出身のダスコらしい哀愁メロディの自作曲が入った初期のアルバムを僕は特に気に入っています。ドイツ・フィリップス盤のレコードがオリジナルですが、現在はenjaレーベルのCDが入手できます。日本盤のレコードで聴いていましたがCDも購入しました。

メンバーは、ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)、ネイサン・デイヴィス(fl,ss,ts)、エディ・バスネロ(as)、マル・ウォルドロン(p)、ピーター・トランク(b)、シーズ・スー(ds)。マル・ウォルドロンとネイサン・デイヴィスは、ヨーロッパへ移住している時の録音です。三管編成により、カラフルでエキゾチックなアンサンブルも聴くことができます。

曲は、ダスコ・ゴイコヴィッチのオリジナルが「Macedonia」、「Old Fisherman's Daughter」、「Junbo Uganda」、「Bem-Basha」、「Saga Se Karame」、「Wedding March of Alexander The Macedonian」、「The Nights of Skopje」、「Balcan Blue」の8曲、マル・ウォルドロン作が「The Gypsy」と「Macedonian Fertility Dance」の2曲で全10曲。「Macedonia」や「Old Fisherman's Daughter」は、一度聴いたら忘れられないメロディです。

ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)が、作編曲や演奏にもてる才能・実力をフルに発揮したアルバム。哀感と異国情緒が感じられるダスコのオリジナル曲が素晴らしく、「Macedonia」や「The Nights Of Skopje」は厚いハーモニーも印象的で、ネイサン・デイヴィス(fl)のソロも入ります。「Old Fisherman's Daughter」では、印象的なメロディをゴイコヴィッチがミュートで絶妙にプレイし、この曲は大好きなものになりました。温かい音色でダスコが吹き、デイヴィスの熱いテナーソロが入る「Bem-Basha」も素晴らしい。

【軽井沢 maple stock(軽井沢メープル・ストック)】 

MIDORI入口

意外に広い面積を占めている店舗です。

スイーツといっていいかと思いますが、いろいろな商品が置いてありました。

焼きたてのワッフル。プレーンの他、りんご味なども。

左上に置いてあるのが、メープルシロップです。メープルシロップは、カエデ科の樹木の樹液だけを原料として作られますが、軽井沢産は生産量が少ないので、貴重だそうです。ワッフルとシロップの組み合わせもよく、珈琲にあいました。

【軽井沢maple stock】

住所:長野県長野市南千歳1-22-6 (長野駅ビル「MIDORI」2階)
ホームページ:軽井沢 maple Stock (facebookです。)