安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

大野和士指揮 東京都交響楽団演奏会 (4月29日 軽井沢大賀ホール)

2019-05-01 20:02:01 | 演奏会・ライブ

軽井沢大賀ホール2019春の音楽祭3日目の4月29日は、大野和士指揮東京都交響楽団の演奏会で、僕は大野さんの指揮を観るのが初めてなので、ワクワクしながら安曇野から軽井沢に向かいました。

(出 演)

指揮:大野和士
ピアノ:小山実稚恵
管弦楽:東京都交響楽団

(曲 目)

モーツァルト / 交響曲第35番 ニ長調 k.385 「ハフナー」
モーツァルト / ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 k.271 「ジュノム」

モーツァルト / ピアノソナタ 第11番より第3楽章 「トルコ行進曲」)(小山さんのアンコール曲)

〈休 憩〉

モーツァルト / 交響曲第41番 ハ長調 k.551 「ジュピター」

(感 想)

人気指揮者の大野和士さんの登場とあって、会場は満席で、遠くからお見えの方も多いようでした。そう広くない会場で、ほぼ正面の席に座ったので、大野さんの指揮ぶりがよく見えたのですが、素人目にもわかりやすく、無駄のなさそうなタクトの動きをしていて、しばしそれに見入ってしまいました。

オール・モーツァルト・プログラムということで、どれもよかったのですが、とりわけ、交響曲第41番「ジュピター」が素晴らしく、大野さんと都響の演奏は、菅楽器群の美しい響きや底なりのするような低弦の動きで、ことに第1楽章、第4楽章は華麗でした。

ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」も有名な曲ですが、第2楽章など劇的だったので、ちょっと驚きました。モーツァルトの曲がもともとそういう曲調であることに加え、小山さんのピアノ独奏や管弦楽がそんな感じを出していました。小山さんの磨き抜かれた音による演奏は、アンコールの「トルコ行進曲」ともども楽しめました。

東京都交響楽団及びバルセロナ交響楽団の音楽監督、さらに新国立劇場オペラ芸術監督を務め、多忙で滅多に地方公演はやらないと思われる大野さんが出演してくれて、近くで聴くことができ、軽井沢大賀ホールに感謝しました。

【あらかじめ聴いていったCD】

   

モーツアルト・ピアノ協奏曲全集(CD10枚組)より第9番「ジュノム」。アンネ・ローゼ・シュミット(p)、クルト・マズア指揮ドレスデン・フィルの演奏によるもの。1972~1978年にかけての録音ですが、音質は悪くありません。

【当日の大賀ホール界隈】

矢ケ崎公園から大賀ホール。

矢ケ崎公園から南に向かって撮っています。正面は、軽井沢プリンスホテルのスキー場。

駐車場から矢ケ崎公園の脇を抜けて会場に向かいます。桜並木になっていました。

大賀ホール前です。いつもなら道を挟んだ駐車場ですが、満車で、矢ケ崎公園の駐車場に車を入れました。