安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ノーマン・シモンズ THE NORMAN SIMMONS TRIO 及び「山田敏昭TRIO東京公演日程」再掲

2019-05-29 20:43:13 | ピアノ・トリオ

JR東日本の新幹線車内誌「トランヴェール」5月号の特集は、『時を駆ける。東京時間旅行』で、近代建築でめぐる”明治”の旅、今も昔も憩いの場”昭和”の喫茶店、世界が注目した”平成”ポップカルチャーの街へという内容です。建築物などの写真に加え、関係者の話が掲載され、読んでいると面白く、大都会、東京へ出かけたくなりました。大都会シカゴでの録音。

NORMAN SIMMONS  (ノーマン・シモンズ)
THE NORMAN SIMMONS TRIO (ARGO 1956年録音)

   

ノーマン・シモンズ(p, 1929年生)は、長いキャリアがありますが、1950年代、60年代には、アーネスティン・アンダーソンやカーメン・マクレエなど、70年代終わりから90年代にかけてはジョー・ウィリアムスの伴奏を行っていて、そういうイメージが強いですが、リーダー作にもよいものがあって、好きなピアニストの一人です。

メンバーは、ノーマン・シモンズ(p)、ヴィクター・スプロールス(b)、ヴァーネル・フォー二ア(ds)。シモンズは、シカゴの生まれですが、これは同地のArgoレーベルに録音した彼の初リーダー作です。ピアノ中心の演奏ですが、スプロールス、フォー二アともに快適なリズムを送り出しています。

曲は、シモンズの自作曲とスタンダードです。シモンズ作が4曲で「Capacity in Blues」、「Jan」、「Peppe」と「Tranquillity」で、スタンダード乃至それに準じるものが「Stella by Starlight」、「My Funny Valentine」、「Chili Bowl」、「Moonlight in Vermont」、「You Do Something To Me」、「Love is Eternal」、「They Can't Take That Away From Me」の6曲で全10曲。自作も含めて親しみやすい曲ばかりです。

ノーマン・シモンズの優雅で小粋なピアノ演奏を楽しむことができます。根底にはブルースフィーリングが流れ、タッチの美しさと相まって、シモンズの個性がうかがわれます。自作の「Jan」や「Peppe」などラテンタッチを取り入れた曲もあり、変化もあります。文字通りブルージーなシモンズの自作「Capacity in Blues」や、早めのテンポが心地よい「Stella by Starlight」、華麗な「They Can't Take That Away From Me」などと、リラックスタイムに相応しい演奏が続きます。

【山田敏昭TRIO東京公演日程】

ノーマン・シモンズの「Midnight Creeper」という曲もレパートリーにもつ、札幌のジャズピアニスト、山田敏昭さんの東京公演が迫りました。以下、日程を記します。興味のある方は出かけてみて下さい。

【日 程】 (金子健(b)さんのブログからお借りしました。)

①5/30(木) 六本木 ホオキパスクエア 〒106-0032 東京都港区六本木5-18-21 ファイブプラザビルB1 TEL 03-5570-5530 18:30 open, 19:00 Live Start
山田敏昭(p) Trio 金子健(b), 高橋徹(ds) Guest: 高田恵美(vo), 金子礼(as) MC ¥4,000 (税込) *1ドリンク付き

②5/31(金) THE GATE HOTEL雷門13F Restaurant & Bar 〒111-0034 東京都台東区雷門2-16-11 ※晦日ライブ(毎月月末日開催 / ご飲食のお客様ミュージックチャージフリー) TEL 03-5826-3877 1st 20:00~, 2nd 21:00~, 3rd 22:00~(各40分予定) 沙理(vo), 中村誠一(ts), 山田敏昭(p), 金子健(b)

 ③6/1(土) 昼ライブ 淡路町 Lydian 〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-15-1 B1 TEL 03-5244-5286 Open 13:00, 1st 13:30~14:30, 2nd15:00~16:00 ※入替なし
山田敏昭(p) Trio 金子健(b), 高橋徹(ds) MC ¥3,300
 
④6/2(日) 立川 JESSE JAMES 〒190-0012 東京都立川市曙町2-11-7 立川リージェントビル B1F TEL 042-525-7188 Open 18:00, 1st 19:00~, 2nd 20:30~
山田敏昭(p) Trio 金子健(b), 井上智(g) MC ¥2,700

【トランヴェール2019年5月号】

   

表紙

   

   

上記2枚は、見開きで秋葉原を撮影したもの。時代を重ねるごとに大きく変化を遂げてきた街。

   

ジョサイア・コンドル設計の三菱一号館美術館。平成21年に復元されたもの。

   

昭和30~40年代は、さまざまなスタイルの喫茶店文化が花開いたと記して、いまも愛され続ける名店を訪ねています。渋谷の名曲喫茶「ライオン」、新宿の「歌声喫茶 ともしび」、「ジャズ喫茶 DUG」、原宿の「カフェ アンセーニョ ダングル原宿店」を掲載。上記写真はライオンです。

   

ジャズ喫茶 DUG

   

ここでは、秋葉原、中野、池袋を取材しています。

   

中野の「まんだらけ」