海野俊輔(ds)のライブが、長野市のバックドロップで行われたので出かけました。ジャズ喫茶やライブハウスでジャズを聴くのは、昨年の2月に吉祥寺「サムタイム」で松島啓之(tp)を聴いて以来1年2ヶ月ぶりです。
MCを行っているリーダーの海野俊輔(ds)。
(出 演)
海野俊輔(ds)
片倉真由子(p)
ポール・ドワイヤー(b)
(曲 目)
1 Moonlight In Vermont (Karl Suessdorf)
2 Helen's Song (George Cables)
3 Reflections (Thelonious Monk)
4 Mirage (海野俊輔)
5 Brilliant Corners (Thelonious Monk)
〈休憩〉
1 I Could Write A Book (Richard Rodgers)
2 Walk On (Leroy Vinnegar)
3 Lotus Blossom (Billy Strayhorn)
4 The Star-Crossed Lovers (Duke Ellington, Billy Strayhorn)
5 Inception (MoCoy Tyner)
6 My Son (海野俊輔) (アンコール曲)
(感 想)
改めて「ジャズはライブだ」という思いを強くしました。トリオのバランスがよく、各楽器のサウンドがうまく出ていました。リーダーの海野俊輔(ds)さんは、叩きすぎることも無く、MCも謙虚な感じで、好印象を持ちました。オリジナル曲が良かったので、会場で彼のCDを購入しました。
片倉真由子(p)さんのプレイは圧巻で、パワフルで音の切れが良く、リズムへの乗りも良くて、特にアップテンポのものは圧倒的でした。両手をフルに使っていて、厚い音の固まりも弾いていましたが、スローテンポの「Lotus Blossom」あたりでは、響きを少しすっきりさせた方がいいかとも感じました。
ポール・ドワイヤー(b)のベース音は明るめで、フューチャーされた「Walk On」はじめ、所謂ウェストコーストジャズを想起しました。3人は、スタンダード曲の「Moonlight In Vermont」や「I Could Write A Book」では素晴らしくスイングし、マッコイ・タイナーの「Inception」ではかっこよく怒濤の演奏ぶりでした。
海野俊輔(ds)
片倉真由子(p)
ポール・ドワイヤー(b)
【海野俊輔ホームページ】
||| 海野俊輔 official web site ||| (umishun.com)
【片倉真由子さんツイッター】
片倉真由子さん (@mayukokatakura) / Twitter
【会場で購入してサインをしてもらった海野俊輔さんのCD」
【持参してサインをしてもらった片倉真由子さんのCD】
【片倉真由子さんツイッターからお借りした写真】
山田敏昭(p)さんと片倉真由子(p)さん。山田さんは、札幌を本拠としたピアニストで、お二人は親しかったようです。僕は、山田さんのプレイを札幌や東京で聴いていて、好きなピアニストなので、この写真はとても嬉しい。