安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

海野俊輔トリオライブ【海野俊輔(ds)、片倉真由子(p)、ポール・ドワイヤー(b)】(4月28日 長野市バックドロップ)

2021-04-29 19:27:14 | ジャズライブ

海野俊輔(ds)のライブが、長野市のバックドロップで行われたので出かけました。ジャズ喫茶やライブハウスでジャズを聴くのは、昨年の2月に吉祥寺「サムタイム」で松島啓之(tp)を聴いて以来1年2ヶ月ぶりです。

   

MCを行っているリーダーの海野俊輔(ds)。

(出 演)

海野俊輔(ds)
片倉真由子(p)
ポール・ドワイヤー(b)

(曲 目)

1  Moonlight In Vermont (Karl Suessdorf)
2  Helen's Song (George Cables)
3  Reflections (Thelonious Monk)
4  Mirage (海野俊輔)
5  Brilliant Corners (Thelonious Monk)

〈休憩〉

1  I Could Write A Book (Richard Rodgers)
2  Walk On (Leroy Vinnegar)
3  Lotus Blossom (Billy Strayhorn)
4  The Star-Crossed Lovers (Duke Ellington, Billy Strayhorn)
5  Inception (MoCoy Tyner)
6  My Son (海野俊輔) (アンコール曲) 

(感 想)

改めて「ジャズはライブだ」という思いを強くしました。トリオのバランスがよく、各楽器のサウンドがうまく出ていました。リーダーの海野俊輔(ds)さんは、叩きすぎることも無く、MCも謙虚な感じで、好印象を持ちました。オリジナル曲が良かったので、会場で彼のCDを購入しました。

片倉真由子(p)さんのプレイは圧巻で、パワフルで音の切れが良く、リズムへの乗りも良くて、特にアップテンポのものは圧倒的でした。両手をフルに使っていて、厚い音の固まりも弾いていましたが、スローテンポの「Lotus Blossom」あたりでは、響きを少しすっきりさせた方がいいかとも感じました。

ポール・ドワイヤー(b)のベース音は明るめで、フューチャーされた「Walk On」はじめ、所謂ウェストコーストジャズを想起しました。3人は、スタンダード曲の「Moonlight In Vermont」や「I Could Write A Book」では素晴らしくスイングし、マッコイ・タイナーの「Inception」ではかっこよく怒濤の演奏ぶりでした。

海野俊輔(ds)

片倉真由子(p)

   

ポール・ドワイヤー(b)

【海野俊輔ホームページ】

||| 海野俊輔 official web site ||| (umishun.com)

【片倉真由子さんツイッター】

片倉真由子さん (@mayukokatakura) / Twitter

【会場で購入してサインをしてもらった海野俊輔さんのCD」

   

【持参してサインをしてもらった片倉真由子さんのCD】

   

【片倉真由子さんツイッターからお借りした写真】

  

山田敏昭(p)さんと片倉真由子(p)さん。山田さんは、札幌を本拠としたピアニストで、お二人は親しかったようです。僕は、山田さんのプレイを札幌や東京で聴いていて、好きなピアニストなので、この写真はとても嬉しい。