安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

福居良「RYO FUKUI IN NEW YORK 1999」と安曇野市吉野桜散歩道の話題   

2021-04-11 19:32:30 | ピアノ・トリオ

11日(日)は、天気が良く午前中時間があったので、桜巡りに行ってきました。新田堰沿いにある吉野桜散歩道にも行ったのですが、既に散り始めという状態で驚きました。でも、北アルプスを背景に静かに散歩できて良い場所でした。良い場所、良い環境で録音したアルバムを。

RYO FUKUI (福居良)
RYO FUKUI IN NEW YORK 1999 (Slow Boat / Lawson Entertainment, Inc. 1999年録音)

   

福居良(p, 1948年~2016年)さんは、バリー・ハリスを師と仰ぎ、バップピアノを追究したピアニストで、1995年に開業した札幌のライブハウス「SLOW BOAT」のオーナーでした。先月、HMVから彼のレコードが5枚復刻されて発売されましたが、その中から、今回初めてレコード化された「In New York 1999」を聴きました。

メンバーは、福居良(p)、ライル・アトキンソン(b)、リロイ・ウィリアムス(ds)。ニューヨークにおける録音で、アトキンソンとウィリアムスは、当時のバリー・ハリス・トリオのメンバーです。メンバーの3人は、1995年、96年と日本でトリオとして演奏した経験があります。

曲は次のとおり。

1  Hot House (Charlie Parker)
2  All The Things You Are (Jerome Kern)
3  Red Carpet (Duke Ellington)
4  Bouncing With Bud (Bud Powell)
5  Embraceable You (George Gershwin)
6  Just One of Those Things (Cole Porter)
7  Mellow Dream (Ryo Fukui)
福居良のオリジナル「Mellow Dream」を除いて、スタンダード曲です。レコーディングなので、3人がよく知っている曲を取り上げたものと思われます。

福居良(p)は、録音が少なくどのアルバムも貴重ですが、この作品は米国の一流ミュージシャンが参加し、録音は名手と言われるジム・アンダーソンによるもので、アルバム全体としてクオリティが高いように思われます。「Hot House」や「Bouncing with Bud」は、3人が大きくスイングしていて、福居良(p)の弾くアドリブフレーズも冴えています。福居のオリジナル「Mellow Dream」もアトキンソン(b)やウィリアムス(ds)のソロも入り、優しさが溢れる素晴らしいバラードになっています。

ライナーノートにある福居良の写真。

ライナーノートにある、録音時のメンバー3人が写っている写真。

聴いているところです。福居良のレコードを3枚並べてみました。左から、「Mellow Dream」、「In New York 1999」、「Scenary」です。

【安曇野市吉野桜散歩道】

吉野は地名で、長野県安曇野市豊科吉野が、この場所です。南隣は、長野県立子供病院です。

吉野桜散歩道との表示があります。

新田堰です。用水路です。

北アルプスを入れてみました。

中央の桜の下には、あづまやがあり、休憩できるようになっています。小さく写っているのは、僕の車です。背景は常念岳などです。

まだ咲いているのもありました。

休憩用のベンチ。

桜が満開の時は、さぞ美しいと思います。とにかく今年は早い。

道端には小さな花も。

近所の田んぼでは、代掻きが行われていました。これも早いような気がします。

光城山をアップで撮影。山裾から山頂に桜が植えてあります。明日は光城山の山頂の様子などを掲載する予定です。