三浦一馬(バンドネオン)キンテートの演奏会が長野県岡谷市カノラホールで開催されたので、聴きに行きました。三浦さんのバンドネオンと石田さんのヴァイオリンが楽しみです。
(出 演)
バンドネオン:三浦一馬
ヴァイオリン:石田泰尚
ピアノ:山田武彦
ギター:大坪純平
コントラバス:高橋洋太
三浦一馬さんは、2008年国際ピアソラ・コンクールで準優勝、2014年出光音楽賞受賞、2017年には室内オーケストラ「東京グランド・ソロイスツ」を結成、2021年3月にピアソラ生誕100年に合わせて、グランド・ソロイスツとして「ブエノスアイレス午前零時」をリリース。石田泰尚さんは、神奈川フィル首席ソロ・コンサートマスター、京都市交響楽団特別客演コンサートマスター。詳細は、下記にあります。
(曲 目)
1 Danzarin (踊り手)
2 El dia que me quieras (想いの届く日)
3 Por una cabeza (首の差で)
4 Uno (ウノ)
5 Lluvia de estrellas (降る星の如く)
6 La Cumparsita (ラ・クンパルシータ)
7 Mi Buenos Aires Querido (わが懐かしのブエノスアイレス)
〈休憩〉
8 Adios Nonino (アディオス・ノニーノ)
9 Verano porteno (ブエノスアイレスの夏)
10 Libertango (リベルタンゴ)
11 Escualo (鮫)
12 Decarisimo (デカリシモ)
13 Milonga del Angel (天使のミロンガ)
14 Allegro Tangabile (アレグロ・タンガービレ)【アンコール曲】
(感 想)
平日でしたが、この五重奏団のタンゴの演奏を聴きたくて、岡谷市まで足を伸ばしました。前半は、古典的なタンゴの曲を、後半は、アストル・ピアソラの曲を演奏してくれ、タンゴの演奏を満喫しました。
前半では、「ラ・クンパルシータ」や「懐かしのブエノスアイレス」が、後半では「リベルタンゴ」が特に印象に残りました。古典の曲は、バンドネオンのためにあるような曲で、三浦一馬さんは、早くて細かなフレーズを使うとともに、切れ味のよいタンゴのリズムを送り出していました。
石田泰尚さんの演奏が凄く、前半は甘く歌い、後半ではアグレッシブで素晴らしかった。ピアソラのCDを聴くと、特殊な音がよくでてくるのですが、本日の演奏で、ヴァイオリンの擦過音などだとわかりました。特殊な奏法だろうと思いますが、これを観られただけでも出かけた甲斐がありました。
【三浦一馬ホームページ】
(当日のパンフレットから)