安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

中牟礼貞則(ギター)ライブ (7月16日 長野市バックドロップ)

2021-07-19 19:29:42 | ジャズライブ

ギターの中牟礼貞則さんのライブが、長野市のジャズが流れる洋定食店「バックドロップ」で開催されたので、聴きにいってきました。

当日の演奏風景。この写真は、江藤良人さんのツイッターからお借りしました。

(出 演)

中牟礼貞則(ギター)
小杉 敏(ベース)
江藤良人(ドラムス)

中牟礼さんは、1933年鹿児島生まれで、1952年から活動しているジャズ・ギター奏者です。東京はじめ全国のライブハウスに出演するほか、リーダー作(CD)が多数あります。

(曲 目)

1  Two Degrees East, Three Degrees West (John Lewis)
2  Body & Soul (Johnny Green )
3  I Hear A  Rhapsody (George Fragos)
4  Manha de Carnaval (黒いオルフェ) (Luiz Bonfa)

〈休憩〉

5  Pannonica (Thelonious Monk)
6  My Funny Valentine (Richard Rodgers)
7  Beatrice (Sam RIvers)
8  Someone to Light up My Life (Antonio Carlos Jobin)
9  Time Remembered (Bill Evans)
10  Alone Together (Arthur Schwartz)【アンコール曲】

(感 想)

曲、演奏ともに親しみやすいライブで、最後まで楽しめました。曲は、スタンダード4曲に、ジョン・ルイス、セロ二アス・モンク、サム・リヴァース、ビル・エヴァンスのオリジナル曲、ボサノヴァ2曲というバラエティに富んだ選曲でした。

中牟礼(g)さんは、音色的、フレーズ的にジム・ホールやバーニー・ケッセルからの影響があるなと思いながら聴いていました。ブルースをやっても泥臭くなく、上品に感じました。最初の「Two Degrees East, Three Degrees West」とアンコールでやった「Alone Together」が繊細に旋律を奏でていてよかった。

本日の編成はギター・トリオでしたが、びっくりしたのは、ドラムスの江藤さんの演奏です。伴奏が主だったのですが、ブラシやシンバルも多彩で、短いソロも気が利いていて、素晴らしかった。この編成は江藤さんに合っているのかもしれません。また、聴きたいドラマーです。

 【中牟礼貞則ホームページ】

"ジャズギタリスト 中牟礼貞則のサイト (aoki2.com)

【江藤良人ホームページ】

江藤良人 Drummer (mockhillrecords.com)