ギターの中牟礼貞則さんのライブが、長野市のジャズが流れる洋定食店「バックドロップ」で開催されたので、聴きにいってきました。
当日の演奏風景。この写真は、江藤良人さんのツイッターからお借りしました。
(出 演)
中牟礼貞則(ギター)
小杉 敏(ベース)
江藤良人(ドラムス)
中牟礼さんは、1933年鹿児島生まれで、1952年から活動しているジャズ・ギター奏者です。東京はじめ全国のライブハウスに出演するほか、リーダー作(CD)が多数あります。
(曲 目)
1 Two Degrees East, Three Degrees West (John Lewis)
2 Body & Soul (Johnny Green )
3 I Hear A Rhapsody (George Fragos)
4 Manha de Carnaval (黒いオルフェ) (Luiz Bonfa)
〈休憩〉
5 Pannonica (Thelonious Monk)
6 My Funny Valentine (Richard Rodgers)
7 Beatrice (Sam RIvers)
8 Someone to Light up My Life (Antonio Carlos Jobin)
9 Time Remembered (Bill Evans)
10 Alone Together (Arthur Schwartz)【アンコール曲】
(感 想)
曲、演奏ともに親しみやすいライブで、最後まで楽しめました。曲は、スタンダード4曲に、ジョン・ルイス、セロ二アス・モンク、サム・リヴァース、ビル・エヴァンスのオリジナル曲、ボサノヴァ2曲というバラエティに富んだ選曲でした。
中牟礼(g)さんは、音色的、フレーズ的にジム・ホールやバーニー・ケッセルからの影響があるなと思いながら聴いていました。ブルースをやっても泥臭くなく、上品に感じました。最初の「Two Degrees East, Three Degrees West」とアンコールでやった「Alone Together」が繊細に旋律を奏でていてよかった。
本日の編成はギター・トリオでしたが、びっくりしたのは、ドラムスの江藤さんの演奏です。伴奏が主だったのですが、ブラシやシンバルも多彩で、短いソロも気が利いていて、素晴らしかった。この編成は江藤さんに合っているのかもしれません。また、聴きたいドラマーです。
【中牟礼貞則ホームページ】
"ジャズギタリスト 中牟礼貞則のサイト (aoki2.com)
【江藤良人ホームページ】