昼食に上田市の蕎麦屋「刀屋」を訪れました。地元の方にも観光の方にも人気があるお店で、ランチ時は混んでいます。今回は時間をずらして遅い時間に行きました。
刀屋は、「鬼平犯科帳」や「剣客商売」などで知られる作家の池波正太郎さんが贔屓にした蕎麦屋さんです。今回、初めて天ぷらをいただきましたが、美味しく満足しました。次回は「かも煮」を食べてみたい。
外観
入口
店内。テーブル席に小上がりもあります。
奥が厨房になっています。
もり蕎麦と天ちらし(天ぷらのことを同店ではチラシと呼んでいます。)
もり蕎麦。ボリュームがあり、噛んでいると滋味が拡がります。
天ぷら。ピーマン、ナス、ミョウガ、ジャガイモなどの野菜、大きなマイタケ、海老など。多そうですが、野菜中心なので、あっさりと食べれました。
薬味は三種類です。
漬物。
手前に写っている「マイタケ」ですが、かなり大きいものです。
そば湯。さらさら系ですが、量もたっぷり。
「刀屋」の名前が刻印されています。
【刀屋】
住所:長野県上田市中央2-13-23
電話:0268-22-2948
ホームページ:刀屋 (かたなや) - 上田/そば | 食べログ (tabelog.com)
【池波正太郎著「むかしの味」(新潮文庫)から】
表紙
刀屋外観ともり蕎麦など料理の写真。
刀屋の章のはじめ。『刀屋へ入って、たとえば、鴨とネギを煮合わせた鉢や、チラシとよぶ天麩羅などで先ず酒をのむ。信濃独特の漬物もたっぷりと出してもらう。客が混み合わぬ時間をねらって、ゆっくりとたのしむ気分は何ともいえない。』などと記されています。
池波正太郎さん自筆による挿絵。