友人から「北海道 自家焙煎珈琲専門店のドリップバックアソートセット」をいただきました。宮の森珈琲など4店のものが2袋づつ入っています。4店は札幌の有名店ですが、よく協力して詰め合わせ商品を作ったと感心しました。伴奏の4人も協力して素晴らしいアルバムに仕立てています。
PEGGY LEE (ペギー・リー)
BLACK COFFEE (DECCA 1953年、1956年録音)
ペギー・リー(vo, 1920~2002年)は、1941年にベニー・グッドマン楽団の歌手になって以来、1970年代初めまで録音を続けるなど息の長い歌手です。キャピトルレコードで多くのアルバムを作っていますが、1952年から56年にかけて在籍したデッカには、代表作ともいえる本作を残しています。
伴奏メンバーは、ピート・カンドリ(tp)、ジミー・ロウルズ(p)、マックス・ベネット(b)、エド・ショネシー(ds)。1956年に30cm盤として発売されるために4曲新たに録音されましたが、そのメンバーはよくわかっていないようです。ピート・カンドリ以下ウェストコーストの一流どころが揃っています。
曲目は次のとおり。
1 Black Coffee (Paul Francis Webster, Sonny Burke)
2 I've Got You Under My Skin (Cole Porter)
3 Easy Living (Leo Robin, Ralph Rainger)
4 My Heart Belongs To Daddy (Cole Porter)
5 It Ain't Necessarily So (Ira Gershwin, Geroge Gershwin)
6 Gee Baby Ain't I Good To You (Andy Razaf, Don Redman)
7 A Woman Alone With The Blues (Willard Robison)
8 I Didn't Know What Time It Was (Lorenz Hart, Richard Rodgers)
9 When The World Was Young (Johnny Mercer, Philippe Gerard)
10 Love Me or Leave Me (Gus Kahn, Wolter Donaldson)
11 You're My Thrill (Sidney Clare)
12 There's A Small Hotel (Lorenz Hart, Richard Rodgers)
「Black Coffee」のイメージが強いので、バラードが多いとばかり思い込んでいましたが、アップテンポの歌も多く歌っています。7「A Woman Alone With The Blues」は、このアルバムのためにWillard Robisonが書いた曲です。
ペギー・リーの代表作として有名なアルバム。日本盤の30cmレコードで聴きましたが、オリジナルはジャケットの異なる25cmレコードで、それがほしいのですが、未だに入手できていません。ペギー・リーは、「ジャニー・ギター」や「マニャーニャ」を自ら作り、ヒットさせたポピュラー歌手というイメージが強いですが、本作は伴奏が一流ジャズメンで、ジャジーなことこの上なく、「Easy Living」や「My Heart Belongs To Daddy」におけるリズムへの乗り、「Black Coffee」における切々とした恨み節と、聞き所たくさん。
ジャケットの裏面。ペギー・リーの横顔の写真が掲載されています。
【札幌市のカレー専門店「五〇堂」に飾ってあった、ペギー・リー「Black Coffee」(25cmレコード)のジャケット】
10インチ(25cm)レコードのオリジナル盤ジャケット。北海道札幌市のジャズが流れるカレー屋「五〇堂」で撮影した写真です。2019年1月に札幌に行った際に撮影。
それぞれのお店2袋づつ8袋入っています。
個々の物を取り出して並べてみました。
宮の森珈琲。宮の森珈琲|公式ホームページ (miyanomoricoffee.com)。札幌テレビ塔に出店しています。
森彦。MORIHICO.|公式サイト。札幌市を中心に14店舗を出店。
LLOYD'S COFFEE。ロイズコーヒーホームページ - ロイズコーヒー ホームページ (jimdofree.com)。1985年創業の珈琲豆販売中心の会社です。
宮田屋。宮田屋珈琲 (miyataya.co.jp)。札幌市内で9店舗を展開。札幌ファクトリー店に入ったことがあります。
宮の森珈琲のドリップパックで淹れた珈琲をいただきます。ミルクや砂糖を加えないBlackでいただきました。