映画「イン・ザ・ハイツ」を山形村のアイシティシネマで観てきました。
パンフレットの表紙。
(あらすじ)
リン=マニュエル・ミランダによる、トニー賞4冠とグラミー賞最優秀ミュージカルアルバム賞を受賞したミュージカル「イン・ザ・ハイツ」の映画化。祖国を遠く離れた人々が多く暮らすニューヨークの片隅の街ワシントンハイツは、いつも歌とダンスであふれている。そこで育った男女4人の若者たちは、それぞれ厳しい現実に直面しながらも夢を追っていた。真夏に起きた大停電の夜、彼ら4人の運命が大きく動き出す。
(スタッフ)
(監督)ジョン・M・チュウ、(原作・作詞作曲)リン=マニュエル・ミランダ、(脚本)キアラ・アレグリア・ヒューディーズ、(振付)クリストファー・スコット。他
(出 演)
(ウスナビ)アンソニー・ラモス、(ベニー)コーリー・ホーキンズ、(ニーナ)レスリー・グレイス、(バネッサ)メネッサ・パレラ、(アブエラ)オルガ・メレディス。他
左から、アンソニー・ラモス(ウスナビ)、メリッサ・バレラ(バネッサ)、レスリー・グレイス(ニーナ)コーリー・ホーキンズ(ベニー)。それぞれ活躍していますが、アンソニー・ラモスは、ブロードウェイミュージカル「ハミルトン」にも出演、レスリー・グレイスは、バチャータ(サルサ)の歌手として有名。
(感 想)
飽きる暇もないエキサイティングな映画でした。トニー賞4冠(作品賞、楽曲賞、振付賞、編曲賞)とグラミー賞最優秀ミュージカルアルバム賞を受賞したミュージカルを映画化したものです。ニューヨークに実在するラテン系移民の街「ワシントン・ハイツ」を舞台に歌と踊り、人情味溢れるストーリーが続きます。
音楽と踊りがカラフルで、まず耳目を奪われました。サルサといったラテン音楽、ラップやヒップホップ、たまに現れる心を洗われるようなバラードと、現在のミュージックシーンを俯瞰させてくれるようでした。踊りは、揃って踊るというよりも個々の振付が多く、それがまとまっていて、素晴らしかった。
物語は、ラブストーリーも入りますが、逆境に立ち向かう人に対する尊敬や応援といった面が強く、共感できるものでした。スタンダード曲「Take The A Train」が流れ、暑さを「コール・ポーター」と表現(「Too Damn Hot」を彼が作詞作曲)しているところがあり、ジャズファンとしてもちょっと嬉しい。
作詞・作曲のリン=マニュエル・ミランダも出演しています。次のミュージカル「ハミルトン」もブロードウェイで大ヒットしています。
映画の冒頭の圧巻の場面。
踊りの場面も多く、華やか。パーティ、ダンスと賑やかで、この辺りはラテン系民族だと思わせます。
実際にワシントン・ハイツという街があるそうです。その紹介記事。