安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

重松忠男(b)カルテット・フューチャーリング・佐々木梨子(as)ライブ (11月27日 札幌市 D-BOP)

2021-12-03 19:30:00 | ジャズライブ

11月27日(土)に、札幌のジャズ喫茶「Groovy」のマスターに誘われて重松忠男グループの演奏を聴きに行きました。注目の若手奏者が入っています。

(出 演)

トランペット:金澤緋彩(かなざわひいろ)
アルト・サックス:佐々木梨子(ささきりこ)
ベース:重松忠男
ドラムス:舘山健二 

(曲 目)

You Are My Sunshine (Jimmy Davis)
Just Friends (John Klenner)
Come Sunday (Duke Ellington)
Ojos De Rojo (Cedar Walton)

スケジュールの関係で、前半だけ聴きました。

(感 想)

17歳の新鋭、佐々木梨子のアルトサックスの演奏に驚きました。「Just Friends」における彼女のソロは、低域から高域まで駆け抜け、フレーズもまとまっていて、とびきりでした。また、サウンドが低音域でもよく、基本をきちんと練習していることをうかがわせました。

「Just Friends」における佐々木さんのソロは、リーダーの重松忠男さんが褒めていました。当夜はピアノレスということもあり、「Come Sunday」はやや難しかった感じで、バラードは今後に期待でしょうか。金澤緋彩(tp)さんも、はつらつとしたプレイを行っていて、こちらも楽しみです。

今回のライブは、故山田敏昭(p)さんに捧げられたCD発売記念を兼ねたもので、会場には山田さんの奥様もおみえで、お話をすることもできました。本来なら板谷大さんがピアノなのですが、コロナで突然お亡くなりになり、写真が飾ってありました。切なさと希望の両方を感じたライブです。

連れて行っていただいたGroovyのマスターに感謝。

重松忠男グループ

佐々木梨子(as)

金澤緋彩(tp)

板谷大

舘山健二(ds)

   

重松忠男(b、リーダー)

この二人は、「ビ・バップ・シスターズ」と呼ばれているようです。今後が楽しみです。

札幌“D-Bop”Jazz Club】

住所:札幌市中央区南1条西19丁目291番地 山晃ハイツB1F(山崎建設工業ビル)
電話:011-613-3999
ホームページ:HOME - 札幌で大人気のLIVE&BAR“D-Bop”(札幌)ディーバッブ

入口

開演前のステージ

ビールを注文。美味しい。

【重松忠男リーダー作「You Are My Sunshine」(CD)】

   

本CDのPRチラシ。「歴史に刻む彼らに捧ぐ そして伝説は若きBirdに引き継がれる」の彼らとは、山田敏昭さんと板谷大さん。「若きBird」とは、佐々木梨子さんのことです。当夜演奏された「You Are My Sunshine」や「Ojos De Rojo」などを収録。ソニー・クラーク作「Cool Struttin'」もやっています。

   

CDのジャケット

ジャケット内側。ピアニストで最近お亡くなりになった山田敏昭さんに捧げたCDで、右ページには、山田さんの写真が掲載されています。彼は、若手の指導も行い、慕うミュージシャンが多いようです。

   

当日、ライナーノートの余白にいただいたサインです。上が重松忠男さんのもの、下が、佐々木梨子さんのもの。佐々木さんは、このCDが発売になるので、サインの練習をしたようです。