安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

アート・ペッパー AMONG FRIENDS

2019-02-23 20:05:15 | アルト・サックス

先月(2019年1月)、札幌に行った際にすすきののローソンで購入した「地図で歩く札幌」(JTBパブリッシング刊)というガイド本を、しまい忘れて探していたのですが、机の引き出しの中でようやく見つけました。札幌市内などを34のエリアに分けて地図を掲載し、観光名所や飲食店の案内をつけたもので、わかりやすい本です。見ているうちに、ブログ友と札幌でオフ会をやりたくなりました。旧友と再会して作ったアルバム。

ART PEPPER (アート・ペッパー)
AMONG FRIENDS (Interplay 1978年録音)

   

アート・ペッパー(as, 1925~82年)には、1960年代後半から70年代半ばまで麻薬渦で演奏や録音のブランクがあり、その期間を境に前期、後期といわれることが多いです。後期の録音は、コルトレーンに影響を受けてアグレッシヴな演奏をすることが多いのですが、中には前期のような演奏をすることもあり、これはその代表的なアルバムです。

メンバーは、アート・ペッパー(as)、ラス・フリーマン(p)、ボブ・マグヌッセン(b)、フランク・バトラー(ds)。フリーマンとバトラーは、かつて一緒に録音をした仲間で、ボブ・マグヌッセンは78年当時のアート・ペッパーグループのレギュラーベーシスト。

曲は、ペッパー作「Among Friends」、あとはスタンダードで「Round About Midnight」、「I'm Getting Sentimental Over You」、「Blue Bossa」、「What is This Thing Called Love」、「What's New」、「Besame Mucho」、「I'll Remember April」の8曲。アート・ペッパーの希望でスタンダード曲を録音したものですが、「Besame Mucho」をはじめペッパーのファンである僕には感涙ものの選曲です。

プロデューサーは妙中俊哉さんで、妙中さんのレーベルであるInterplayから出されたレコードで聴いています。ペッパー(as)本人がやりたかった企画だけに、伸び伸びと吹き、50年代の絶妙なプレイを髣髴とさせるところがあります。情緒が漂う「I'm Getting Sentimental Over You」や「What's New」に加え、往年のスイング感が蘇っているかのような「Blue Bossa」や「What is This Thing Called Love」と快演が続きます。ラス・フリーマン(p)をはじめリズム陣の貢献も大きい。

【地図で歩く札幌(JTBパブリッシング)】

   

表紙。

札幌駅の紹介。JRタワー展望室T38に行ったことがないので、行ってみたい。

赤レンガ庁舎は、中にも入ったことがあります。北大植物園は、全く入ったことがないので、機会があれば訪れたいです。

時計台には行ったことがありますが、その周辺によさそうな珈琲店などがあるので、このあたりも歩いてみたい。

札幌での飲食は、ジャズ喫茶やジャズクラブでとることが多いのですが、たまには居酒屋にも行ってみたい。「炉ばた焼きウタリ」など気になります。


ホンダ「ヴェゼル(VEZEL)」の無料1か月点検と使用した感想。

2019-02-22 20:08:57 | お出かけ・その他

シャトルからヴェゼル(VEZEL)に車を買い換えて、もうじき一月なので、1か月点検を行ってもらいました。不具合は全くなく、無事点検を終えました。以下、ひと月間使ってみた感想です。

〈外観、内装、居住性〉

外観は、横からだと若干ずんぐりと見えますが、正面からは精悍さが感じられ、まずまず気に入っています。物入れはそう多くないですが、必要なものは揃えられています。ドリンクホルダーについては、深さが変えられ背の高いペットボトルも置けますが、そこまで必要ないので浅いままで使っています。

  

室内全体はプラスチックの部分が多いものの、布のような質感の素材も使われています。車内の居住性は全体によく、シャトルよりも横幅が広くなったので、腕の動作が楽になり、特に長距離運転の際にはありがたいです。なにしろ、体が硬くなっています(笑)。

   

ラゲッジスペースは、シャトルほどは積めないものの必要十分で、使い勝手もよいです。また、ラゲッジスペースの板を上げると、下にも何かしら使える空間も作られています。

レコード送付用の段ボールを開いて置いてありますが、その上には登山靴を置きます。

      

(走行性能、燃費)

エンジンは1500ccでフィットやシャトルと同じですが、加速など全く不足はありません。1,850km走った時点のリッター当たりの平均燃費は、19.5kmで予想以上に良いです。高速道路を中心に長距離を走っているのでこの数字になっているのだと思いますが、17kmくらいなら上出来だと思っていたので、驚きました。

座る位置が高いので、視点が高くなり、前方向に向かっては、視界が開けて運転しやすい気がしています。タイヤの径はシャトルより大きいのですが、小回りも比較的きくので、その点も扱いやすいです。

(乗り心地、安全性能【ホンダセンシング】)

乗り心地については、一般道は快適で、高速道路においても段差での揺れが小さいなど、なかなかよいです。車内の静粛性についても悪くありませんが、まだ改善の余地があるように思えます。また、センシング(運転支援機能)については、自動ブレーキが作動したり、ある程度車線に沿って走るので、特に高速道路で有効です。

(ナビ、オーディオ、ドライブレコーダー)

ナビ、オーディオ一体型のものをディーラーオプションで付けましたが、モニターが8インチなので、特にバックの際は見やすくて助かります。高音質というわけでもありませんが、一般道では室内が静かめなので、音楽もそこそこ楽しめています。ドライブレコーダーも装備されていて、新しい車は、装備がいろいろついていると感心しています。

蓼科の山道を走り、ピラタス蓼科ロープウェーに行きましたが、ラゲッジスペースも含めて登山などレジャーの用途にも適しています。1月間で約2,000km走りこの先も距離が伸びそうですが、実用的で、しかも昼夜問わず運転が楽しい車なので、やむを得ないと考えています。

後方にもドライブレコーダーが設置されています。


吉祥庵 (蕎麦 長野市)

2019-02-21 20:05:39 | グルメ

善光寺近くの蕎麦屋さんはだいたいブログに取り上げたつもりでいたのですが、結構気に入っている吉祥庵がまだでしたので、先日行ってきました。ランチのセットがお値打ちで、サラリーマンなど地元の人で賑わうお店です。善光寺に向かう中央通り沿いにありますが、善光寺のかなり手前になるので、ランチに行きやすい場所です。

蕎麦は細めで上品な感じで、汁は若干甘めですが、どちらも美味しい。野菜の天ぷらは揚げたてで、塩をつけていただきました。汁をもう一つの猪口に入れてもってきてくれるのは、汁を多めに使う僕としては有り難い点です。

外観。

店内。小上がりもあります。

一人なので、カウンター席へ。

冷たい蕎麦のお品書き。本日のランチばかりでなく、天ざるや鶏天ざるを注文している人がいました。

こちらは温かい方です。

本日のランチです。

細いもので、僕の好みです。

揚げたての天ぷら。野菜、きのこ、ちくわ。

 

【吉祥庵】

住所:長野県長野市東後町15
電話:026-231-5177
ホームページ:吉祥庵 (facebookです)


ダイアナ・クラール TURN UP THE QUIET

2019-02-20 20:05:00 | ヴォーカル(A~D)

先日、群馬県に車で出かけましたが、その行き帰りに横川サービスエリアで休憩をとりました。往路は上り線のSAでソフトクリームを、復路は下り線SAで遅い夕食に上州豚丼をいただきました。ソフトクリームが絶妙な柔らかさと味わいで美味しく、豚丼も700klと比較的低カロリーで、飲食物を含めて横川SAはお気に入りです。まずまず気に入っているヴォーカルのCD。

DIANA KRALL (ダイアナ・クラール)
TURN UP THE QUIET (Verve  2017年録音)  

   

ダイアナ・クラール(vo.p 1964年生)が11年ぶりにジャズ・ヴォーカルの録音を行ったので、話題となったアルバムです。僕は、彼女の熱心なファンとはいえないかもしれませんが、スイングする安定した歌唱に加え、ピアノの腕もよいので、ジャズ系のアルバムは何枚か持っています。ここでは、極めつけのスタンダードを取り上げているので、どのように歌っているのか興味が湧きます。

メンバーは、ダイアナ・クラール(vo,p)、クリスチャン・マクブライト(b)、ジョン・クレイトン(ds)、トニー・ガルニエ(b)、ラッセル・マローン(g)、アンソニー・ウィルソン(g)、マーク・リボー(g)、ジェフ・ハミルトン(ds)、アラン・ブロードベント(cond,arr)など。3つのグループを伴奏に使って歌っていて、参加ミュージシャンも豪華です。

曲は、「Like Someone in Love」、「Isn't It Romantic」、「Love」、「Night and Day」、「I'm Confessin'」、「Moonglow」、「Blue Skies」、「Sway」、「No Moon at All」(月とてもなく)、「Dream」、「I'll See You In My Dreams」(夢で逢いましょう)、「How Deep is The Ocean」の12曲。プロデューサーが、トミー・リピューマなので、彼と相談して決めたのでしょうか。

声の質にハスキーさが増した感じはありますが、ダイアナ・クラールの歌、ピアノは健在で楽しめます。クラール(vo,p)がクリスチャン・マクブライト(b)とラッセル・マローン(g)の伴奏で歌っている「Like Someone in Love」、「Blue Skies」と「Dream」がことに各人のプレイも快調で素晴らしい。ちょっと驚いたのは「Sway」で、ミディアム以上のテンポで明るめに歌われることが多いように思いますが、バラード扱いで歌っています。しっとりとして悪くはありませんが、クラールも年齢を重ねていて、落ち着いた歌にしたかったのでしょうか。

【中央道 横川サービスエリア】

(上り線)

   

   

プレミアムパールソフトの看板が目に飛び込んできました。

   

さっそく購入。いけます。また食べたくなりました

(下り線)

   

夜のサービスエリアは静かです。

   

   

隠れていますが、お肉の量は結構ありました。


今年(2019年)初めてジャズ喫茶「木馬」へ (群馬県前橋市)

2019-02-19 20:03:15 | ジャズ喫茶

このところ諸事情でなかなか県外まで車で行けなかったのですが、2月16日(土)に安曇野市から東御市を経由して群馬県に出かけました。高崎市で行われた群馬交響楽団演奏会がメインでしたが、自宅を早く出て、前橋市のジャズ喫茶「木馬」まで足を伸ばしました。

マスターの根岸さんはお元気で、近況に加え、かつて開催したコンサートに出演をしたビル・エヴァンス(p)やジャッキー・マクリーン(as)の話を伺うことができました。アート・ブレイキーの「a night at Birdland」(Blue Note)の10インチ盤を聴かせてもらいましたが、クリフォード・ブラウン(tp)の素晴らしい音・演奏に興奮しました。

外観。駐車しているのは、僕の車です。

入口。

アルテックのスピーカーが存在感あります。

カウンター。僕のあとに一人すぐに入ってきてカウンターに腰かけました。

ビル・エヴァンスの写真を用いたカレンダーをかけてありました。テーブルの位置もかわっていて、部屋の模様替えを行ったようです。

一時、エヴァンスの話になりました。

こちらは壁にかかっていましたが、初めて見た写真です。ニューヨークのピアニスト10人が揃って日本公演を行った際のものです。それにしてもすごい顔ぶれで、左端にシダー・ウォルトン、右端にトミー・フラナガンがいます。

アート・ブレイキーのサイン入りの10インチ盤のa night at Birdland(Blue Note)です。日本盤とはシンバルの音が全く違います。

珈琲をいただきました。

【木 馬】

住所:群馬県前橋市下小出町2丁目1−12
電話:027-231-6520